東京市場は相変わらず先物主導の値動きの荒い相場が続いています。半年
弱続いた上昇相場に一旦終止符が打たれた訳ですからこれから底値を探りに
行く過程なのでしょう。円安から円高への反転や長期金利の高騰(日米とも)
上昇過程で支援材料だったものの前提条件が変わってしまったのですから
目先は日米とも株価の落ち着きどころを探る展開です。
金融相場が終わって業績相場に直ぐに移行するは難しそうです。業績相場が
今後あるとしてもそれまでしばらくは金融相場の敗戦処理が必要です。東京
市場が高値をつけた先月23日からまだ3週間です。半年以上の上昇相場の
調整局面もある程度時間が必要なのかもしれません。いつ調整が完了して
再び上昇相場が訪れるかは誰にも分かりませんが。
そこで自分なりに6月相場を乗り切るためにいくつかの注意点を纏めてみました。
1、 素材株に手を出すな
いくつかの経済指標を観るまでもなく明らかに中国景気は鈍化しています。底打
ちは秋口とも言われています。商品市況に大きな影響を与える中国経済の変調
で今後素材メーカーにはネガティブなニュースが出やすい状況です。もし素材株
を買うならもう少し先にいってからでも遅くありません。
2、 信用買い残高をチェックせよ
東京市場が急落する過程で銘柄によっては値ごろ感から信用買い残高が急増
しました。外国人投資家が春先ぐらいの規模で今後も日本株を買ってくるなら話
は別ですが現状から考えると需給が改善するにはある程度時間が必要です。
株価は材料で上昇し需給悪化で下落することを肝に銘じること。信用のシコリが
大きな銘柄への投資には細心の注意が必要です。
3、 逆張りに徹せよ
当面上値が限定されると言うのなら順張りで余り高いところを買ってしまうと
逃げ場を失います。日計り売買なら別ですが、やはり逆張りに徹するべきです。
4、 新興市場の株には出を出すな
相場が上昇過程の時には大きな値幅が取れる新興市場の銘柄も下降トレンドに
なると気配値だけで急落することが起きます。流動性の乏しい新興市場の株は
相場急変時には逃げ場が無いことを自覚せよ。
5、 多くの投資家はナンピン買いをする時に値幅で買いの値段を決めます。
今回のように大きな上昇相場のあとの調整局面では株価が落ち着くまで
時間がかかります。ナンピン買いをするなら時間の分散も考えましょう。
人間の良い時のことを忘れないものです。「夢よもう一度」となる銘柄は
そんなに多くありません。株式市場は玉石混合です。今後はますます
本物を見極める目が必要です。
追記
東京市場は11時1分現在800円近い急落で1万2500円を割り込んでいます。
残念ながら今週も魔の木曜日になりました。5月高値から木曜日はこれで
4営業日連続の下げしかも今日を含めて3回が700円を越える大幅な下落です。
まあ今日の取引はまだ3時間近くもありますからどうなるか分かりませんが。
残りの時間で買うのはいつなのか良く考えましょう。
弱続いた上昇相場に一旦終止符が打たれた訳ですからこれから底値を探りに
行く過程なのでしょう。円安から円高への反転や長期金利の高騰(日米とも)
上昇過程で支援材料だったものの前提条件が変わってしまったのですから
目先は日米とも株価の落ち着きどころを探る展開です。
金融相場が終わって業績相場に直ぐに移行するは難しそうです。業績相場が
今後あるとしてもそれまでしばらくは金融相場の敗戦処理が必要です。東京
市場が高値をつけた先月23日からまだ3週間です。半年以上の上昇相場の
調整局面もある程度時間が必要なのかもしれません。いつ調整が完了して
再び上昇相場が訪れるかは誰にも分かりませんが。
そこで自分なりに6月相場を乗り切るためにいくつかの注意点を纏めてみました。
1、 素材株に手を出すな
いくつかの経済指標を観るまでもなく明らかに中国景気は鈍化しています。底打
ちは秋口とも言われています。商品市況に大きな影響を与える中国経済の変調
で今後素材メーカーにはネガティブなニュースが出やすい状況です。もし素材株
を買うならもう少し先にいってからでも遅くありません。
2、 信用買い残高をチェックせよ
東京市場が急落する過程で銘柄によっては値ごろ感から信用買い残高が急増
しました。外国人投資家が春先ぐらいの規模で今後も日本株を買ってくるなら話
は別ですが現状から考えると需給が改善するにはある程度時間が必要です。
株価は材料で上昇し需給悪化で下落することを肝に銘じること。信用のシコリが
大きな銘柄への投資には細心の注意が必要です。
3、 逆張りに徹せよ
当面上値が限定されると言うのなら順張りで余り高いところを買ってしまうと
逃げ場を失います。日計り売買なら別ですが、やはり逆張りに徹するべきです。
4、 新興市場の株には出を出すな
相場が上昇過程の時には大きな値幅が取れる新興市場の銘柄も下降トレンドに
なると気配値だけで急落することが起きます。流動性の乏しい新興市場の株は
相場急変時には逃げ場が無いことを自覚せよ。
5、 多くの投資家はナンピン買いをする時に値幅で買いの値段を決めます。
今回のように大きな上昇相場のあとの調整局面では株価が落ち着くまで
時間がかかります。ナンピン買いをするなら時間の分散も考えましょう。
人間の良い時のことを忘れないものです。「夢よもう一度」となる銘柄は
そんなに多くありません。株式市場は玉石混合です。今後はますます
本物を見極める目が必要です。
追記
東京市場は11時1分現在800円近い急落で1万2500円を割り込んでいます。
残念ながら今週も魔の木曜日になりました。5月高値から木曜日はこれで
4営業日連続の下げしかも今日を含めて3回が700円を越える大幅な下落です。
まあ今日の取引はまだ3時間近くもありますからどうなるか分かりませんが。
残りの時間で買うのはいつなのか良く考えましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます