予想外に悪化

8日に発表された米国の雇用者数は市場の予想を下回り
改めて雇用市場の改善が進んでいないことが失望され
株式市場も失望売りで下げる場面があった。

しかし、11月の指数は上方修正されたことにより
傾向としては緩やかながら改善しているとの見方と
金融緩和がしばらく続くとの見通しによりダウは
小幅ながらも上昇して引けた。

11ドル高の10618ドルは1年3ヶ月ぶりの高値水準。
雇用指数の発表を消化したことで市場の関心は
来週14日のインテルから始まる四半期決算の発表に移る。

東京市場も為替の落ち着きという条件はあるが
輸出企業中心に増額修正の期待が大きい銘柄中心に
物色されるのではないかと思われます。
8日のトヨタの力強い値動きから来週以降トヨタが
4000円を超えて高値に挑戦するような場面があると
他の自動車株にも波及すると思われます。

ＪＡＬも法的整理で決着しそうで銀行や商社には損失が
発生しそうですが、強い相場の時には多少の悪材料は
絶好の押し目になる場合も考えられます。

いずれにしても東京市場は下げた場合にも大幅な調整は
考えられずボリュームを伴った上昇相場になると予想されます。