いよいよ日本企業の決算発表が始まりました。3月期決算企業は
通期上方修正があるのかないのか、12月決算企業は通期の全容が
ほぼ明らかになります。また来期業績のヒントが出てくるかもし
れません。
市場心理が弱気に傾いていることもあり決算発表で株価が上昇す
るケースよりも下落するケースが増えそうな予感もします。特に
年初時点に比べて株価が上昇しているケースでは事前の期待値も
高く発表が利益確定売りの対象になるかもしれません。
まして予想外の悪い決算では株価は大きく下落するケースも考え
られます。経済紙に業績下方修正記事が掲載されたリクシル株は
23日に15%強も下落しました。同業のTOTOも8%弱も下げ24日も
売りが続き一時年初来安値を更新しました。
米中貿易戦争の影響で中国の受注が大きく落ち込んだ設備投資関
連銘柄は先駆して下げましたから決算が悪い内容でも下げは限定
的でしょう。一方これまで悪材料が表面化せず株価の下げが小幅
だった銘柄には容赦のない売りが待ち構えているようです。
大きくの企業で既に終わった9月までの業績内容は順調でも貿易
戦争の影響が本格化する今後の業績不透明感は強く市場が好感す
るケースは多くないかもしれません。米国株でもキャタピラーの
決算は好調でしたが関税の影響もあり原材料価格の上昇から通期
業績には慎重な見方でした。株価も7%弱下落しました。
私の記憶ではここ数年決算発表をキッカケに相場が立ち直ったケ
ースは皆無だったようです。むしろ悪材料を一旦織り込んでから
株価も立ち直るケースが多かったように記憶しています。中間選
挙にサウジ問題それにイタリアの財政問題また英国のEU離脱問題
など当面は懸念材料山積です。
米国市場ではこれまで株高は好調な企業業績が支えていました。
しかしいざ蓋を開けたら不安材料が山積していたのでしょうか。
テキサス・インスルメントの低調な業績見通しから半導体関連銘
柄は軒並み大きく下落しました。企業業績の好調が米中貿易戦争
の不安材料を打ち消す特効薬でした。
それが決算発表で不安が増してきたことで米国一強相場に変調が
出てきました。24日の608ドル安はこれまでの株高の反動なので
しょう。頼みの米国株が崩れてはこれまで以上に世界の投資家は
リスクを取れなくなってしまいます。日経平均の2万2000円前半
は割安だという前提条件は崩れてしまいます。
思い起こせば東京市場が今月2日に2万4448円をつけた時点では
多くの市場関係者が年内の上値の目途2万5000円、下値は精々2万
3000円という見通しでした。米国株安を受けて今日の東京市場は
2万2000円割れは必至です。僅か3週間余りで下値の目途を1000円
市場も切り下がってしまいました。
下値の目途の2万3000円割れでは個人投資家が信用で買いを入れ
ました。今月の高値から下落する過程で先週まで3900億円近く
増加した信用買い残高は今週の大幅下落で大きなしこりとなる
ことも考えられます。このまま10月の月足は大きな陰線で終わ
る可能性も出てきました。年末高に黄色信号が灯ってしまった
ことだけは確かなようです。
通期上方修正があるのかないのか、12月決算企業は通期の全容が
ほぼ明らかになります。また来期業績のヒントが出てくるかもし
れません。
市場心理が弱気に傾いていることもあり決算発表で株価が上昇す
るケースよりも下落するケースが増えそうな予感もします。特に
年初時点に比べて株価が上昇しているケースでは事前の期待値も
高く発表が利益確定売りの対象になるかもしれません。
まして予想外の悪い決算では株価は大きく下落するケースも考え
られます。経済紙に業績下方修正記事が掲載されたリクシル株は
23日に15%強も下落しました。同業のTOTOも8%弱も下げ24日も
売りが続き一時年初来安値を更新しました。
米中貿易戦争の影響で中国の受注が大きく落ち込んだ設備投資関
連銘柄は先駆して下げましたから決算が悪い内容でも下げは限定
的でしょう。一方これまで悪材料が表面化せず株価の下げが小幅
だった銘柄には容赦のない売りが待ち構えているようです。
大きくの企業で既に終わった9月までの業績内容は順調でも貿易
戦争の影響が本格化する今後の業績不透明感は強く市場が好感す
るケースは多くないかもしれません。米国株でもキャタピラーの
決算は好調でしたが関税の影響もあり原材料価格の上昇から通期
業績には慎重な見方でした。株価も7%弱下落しました。
私の記憶ではここ数年決算発表をキッカケに相場が立ち直ったケ
ースは皆無だったようです。むしろ悪材料を一旦織り込んでから
株価も立ち直るケースが多かったように記憶しています。中間選
挙にサウジ問題それにイタリアの財政問題また英国のEU離脱問題
など当面は懸念材料山積です。
米国市場ではこれまで株高は好調な企業業績が支えていました。
しかしいざ蓋を開けたら不安材料が山積していたのでしょうか。
テキサス・インスルメントの低調な業績見通しから半導体関連銘
柄は軒並み大きく下落しました。企業業績の好調が米中貿易戦争
の不安材料を打ち消す特効薬でした。
それが決算発表で不安が増してきたことで米国一強相場に変調が
出てきました。24日の608ドル安はこれまでの株高の反動なので
しょう。頼みの米国株が崩れてはこれまで以上に世界の投資家は
リスクを取れなくなってしまいます。日経平均の2万2000円前半
は割安だという前提条件は崩れてしまいます。
思い起こせば東京市場が今月2日に2万4448円をつけた時点では
多くの市場関係者が年内の上値の目途2万5000円、下値は精々2万
3000円という見通しでした。米国株安を受けて今日の東京市場は
2万2000円割れは必至です。僅か3週間余りで下値の目途を1000円
市場も切り下がってしまいました。
下値の目途の2万3000円割れでは個人投資家が信用で買いを入れ
ました。今月の高値から下落する過程で先週まで3900億円近く
増加した信用買い残高は今週の大幅下落で大きなしこりとなる
ことも考えられます。このまま10月の月足は大きな陰線で終わ
る可能性も出てきました。年末高に黄色信号が灯ってしまった
ことだけは確かなようです。
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