kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

震災後の急反発と似ている今回の相場

2012-02-21 00:21:34 | 日記
昨日日経平均は9500円台を一時回復したが引けは伸び悩み物色対象も
先駆した銘柄から新日鉄など鉄鋼や造船・重機株など出遅れ株が値を飛
ばしました。反対にSNSゲーム関連銘柄は主力株の乗り換えの対象にな
り大幅に値を下げました。NY高、円安、中国の追加金融緩和と好材料が
続出して始まった東京市場は主力株の一角には高値警戒感から寄り付き
直後を高値に伸び悩んで引けた銘柄もありました。

物色範囲が出遅れ物色に移った背景にあるのはやはり日経平均の上昇ピ
ッチの速さから過熱感への懸念でしょうか。いずれにしてもここまで急ピッチ
に上昇した局面での投資判断は難しいものです。何を買っても儲かりそうな
時には一時的に下げることもこれまでありました。先週初めの時点で1週間
後パナソニックやソニーの株価が1割も上昇すると想像したでしょうか。

円相場も節目の80円手前で押し戻されて79円半ばで推移しています。今回
の相場が日銀の追加緩和で円安に反転したことから上昇相場に弾みをつ
けたことは間違いありませんから円相場から目が離せません。円相場の
行方次第ではこれまで買われた輸出株中心に利益確定売りで下げる場面
も想定して対処も必要でしょう。もっとも外国人投資家の買いが今後も継続
するということを想定するなら押しも浅いでしょうから余り弱気にならずコア
銘柄の押し目は買いなのでしょうが。

それにしても今回の相場の急上昇は震災後の日本株暴落後の外国人投
資家の強烈な買いで市場関係者の予想以上の戻りを見せた昨年の3月
相場を連想しました。相場を取り巻く環境は当時とは違うことも多いのです
がやはり東京市場の上昇には外国人投資家の存在なくしては成り立たな
いということを考えさせられました。あの時も大方の弱気予想の裏を行く
ような相場展開でした。
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