kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

海運人気の背景に新NISA?

2024-01-17 06:01:06 | 日記
日経平均は6連騰で止まりました。3連休明けの米国市場は長期金利が4%に乗せたことを嫌気
され下落(0.7%)しました。一方円相場は147円台まで円安が進みました。今日の東京市場で
は輸出関連銘柄には下支えになりそうです。

米国市場は明らかに昨年12月までの勢いは薄れています。一方日本市場は12月までの半年間
は揉み合いで推移し米国株高に連動しませんでした。この間進んだ円高も日本株にとっては逆
風となりました。円相場が円安に転換したことが日本株にとって買い安心感をもたらしています。

年明け以降の東京市場の上昇スピードは持続可能ではありませんが、上昇トレンド入りして
からまだ2週間ですから相場は若いという見方もできます。これまで通り日本株独自の好材料
を好感する形で上昇トレンドが続くのか、それとも米国市場との連動性が再び強まるのか注目
されます。

新NISAが始まり2週間これ程市場にインパクトがあるとは予想外でした。個別銘柄では誰でも
知っているような有名企業で配当利回りが高く業績のブレの少ない大企業がこのところ人気の
ようです。NTTやSB、JTなど時価総額が大きく配当利回りも高い銘柄は年明け以降高値追いを
続けています。

今期大幅減益でも利益水準は高く減配後でも配当水準は比較的高い海運3社が人気なのは背景に
新NISAスタートによるバリュー株物色の流れがあるからなのでしょうか。

化学や鉄鋼、紙など市況産業の中では海運銘柄の人気の高さは群を抜いています。2020年から
動意づいた株価は既に上昇5年目に突入しましたが、息の永い相場を続けています。高値掴みを
してもその高値を更新してきた過去が根強い人気の背景になるのでしょうか。新NISAスタート
で人気が復活した代表セクターです。

日本株独自のテーマとして資本効率改善、持ち合い株解消、株主還元拡大が年明け以降の日米
市場の勢いの違いでしょうか。成長セクターの高値維持に加え上場企業の多くを占めるバリュ
ーセクターの人気沸騰が予想外の日経平均急騰の背景にあるようです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする