21日の東京市場は大きく反発しました。米国市場は休場でしたが、欧州市場は堅調
だったために買戻し主導で上昇したようです。7営業日で2500円も下げたことから
一旦は反発しても不思議ではありませんでした。
もっとも投資環境が好転しての反発ではありません。ベアマーケットは続いている
ようですから再び下方向に振れやすいことには注意が必要です。市場の目は次第に
景気の行方に向いつつあります。最近のWTIの下落は銅などの非鉄金属の下げも景
気悪化を懸念してのものです。
7月のFOMCでは利上げが0.5%になるのかそれとも2会合続けて0.75%という大幅利
上げを迫られるのかにも勿論市場の関心は強いでしょう。大幅な利上げでも景気の
腰が強ければ市場に一定の安心感は出てくるでしょう。
7月のFOMCの次には決算発表が始まります。4~6月期の決算内容と下期以降の業績
見通しについて経営者がどんな発言をするのか注目です。金融引き締めで高いバリエ
ーションは許容できなくなりました。それに加えて業績の悪化が現実になれば一株利
益が減少して一段と株価の下押し圧力が高まります。
コロナ禍で大人気だった成長株に対してまだまだ向かい風は止みそうもありません。
しかしバリエーションが大きく下がり割高感が薄れた銘柄には今後見直し買いの場面
も出てくるでしょう。あくまでも成長期待が維持された銘柄に限りますが。
21日の市場では年初来安値を更新する銘柄は14銘柄でした。コロナ禍でカテーテル
治療に使われる朝日インテックはテンバガーを達成した人気銘柄でした。株価は2020年
12月の高値時の半分を切る水準まで下落しました。それでもPERは45倍です。
利益の伸びを遥かに上回る株価上昇の反動が1年半に続く下値切り下げ相場が続いて
いる一因です。成長株と一括りにせずに利益成長を伴った株価上昇なのかそれとも成
長期待が高すぎた株価上昇なのか見極める必要があります。
半導体セクターでテンバガーを達成した東京エレクトロンは高値からの下落率が3割を
少し超えた程度ですが、レーザーテックは6割下落でした。それでもPERは65倍です。
東京エレクトロンが14倍程度を考えると成長期待の違いや企業規模の違いなど単純な
比較はできませんが下げが大きいからと言ってレーザーテックへの投資が賢明かは分
かりません。同じ成長株でも調整半ばのものもあれば終盤に近付いてきた銘柄もあり
そうです。
だったために買戻し主導で上昇したようです。7営業日で2500円も下げたことから
一旦は反発しても不思議ではありませんでした。
もっとも投資環境が好転しての反発ではありません。ベアマーケットは続いている
ようですから再び下方向に振れやすいことには注意が必要です。市場の目は次第に
景気の行方に向いつつあります。最近のWTIの下落は銅などの非鉄金属の下げも景
気悪化を懸念してのものです。
7月のFOMCでは利上げが0.5%になるのかそれとも2会合続けて0.75%という大幅利
上げを迫られるのかにも勿論市場の関心は強いでしょう。大幅な利上げでも景気の
腰が強ければ市場に一定の安心感は出てくるでしょう。
7月のFOMCの次には決算発表が始まります。4~6月期の決算内容と下期以降の業績
見通しについて経営者がどんな発言をするのか注目です。金融引き締めで高いバリエ
ーションは許容できなくなりました。それに加えて業績の悪化が現実になれば一株利
益が減少して一段と株価の下押し圧力が高まります。
コロナ禍で大人気だった成長株に対してまだまだ向かい風は止みそうもありません。
しかしバリエーションが大きく下がり割高感が薄れた銘柄には今後見直し買いの場面
も出てくるでしょう。あくまでも成長期待が維持された銘柄に限りますが。
21日の市場では年初来安値を更新する銘柄は14銘柄でした。コロナ禍でカテーテル
治療に使われる朝日インテックはテンバガーを達成した人気銘柄でした。株価は2020年
12月の高値時の半分を切る水準まで下落しました。それでもPERは45倍です。
利益の伸びを遥かに上回る株価上昇の反動が1年半に続く下値切り下げ相場が続いて
いる一因です。成長株と一括りにせずに利益成長を伴った株価上昇なのかそれとも成
長期待が高すぎた株価上昇なのか見極める必要があります。
半導体セクターでテンバガーを達成した東京エレクトロンは高値からの下落率が3割を
少し超えた程度ですが、レーザーテックは6割下落でした。それでもPERは65倍です。
東京エレクトロンが14倍程度を考えると成長期待の違いや企業規模の違いなど単純な
比較はできませんが下げが大きいからと言ってレーザーテックへの投資が賢明かは分
かりません。同じ成長株でも調整半ばのものもあれば終盤に近付いてきた銘柄もあり
そうです。