4月最終営業日の30日の東京市場は538円安と久々に大きな下落でした。これ
だけ大きな下げ幅は昨年2月4日の610円下げた時以来ですから1年2ヶ月ぶり
です。まあそれだけ今年は年初に調整はありましたがその後は順調に上昇して
きたとも言えます。NY市場は下げたと言っても74ドル安で18035ドル円相場も
119円程度でした。これまでなら安寄りしてもその後は下げ渋り引けにかけて下
げ幅を縮める展開になることも有り得たと思います。
それでも大きな下げになったのはやはりECBの緩和で世界の市場をリードした
ドイツ株に先週から下げが目立つようになったことと無縁ではないのかもしれま
せん。緩和マネーは欧州市場、日本市場そして上海市場(中国)と株価を押し上
げてきました。先駆したドイツ市場の変調は緩和マネーによる株高の賞味期限が
切れつつある証なのでしょうか。断言はできませんがそれだけ金融相場というも
のはデリケートなのかもしれません。
決算に対する期待値が低かった米国株は決算内容が懸念されたほど悪くはな
いとの見方から比較的株価も落ち着いて推移してきました。反対に市場期待が
高かった日本株は企業の慎重な見通しから予想に届かず失望売りを誘いまし
た。為替の前提が現在のレートよりも円高水準に設定されている企業は円相
場が現状水準で推移すれば今後上方修正に進む可能性が高くなりそうです。
しかし短期筋が主導する相場では会社発表の予想にネガティブに反応するの
は仕方無いのかもしれません。
まあ日本株は今年の大目標だった2万円を異例の速さで達成した訳です。確か
に2万円は後から考えれば通過点になりそうですがこのままのペースで上昇が
続くとは多くの市場関係者も思っていないでしょう。次の上昇に備えての健全な
る調整がいつおきても不思議ではありません。
今回の下げも短期間で終わるという見方もあるでしょう。その根拠としてはまず
公的資金の買いが挙げられます。また2万円を付ける過程で起きく売り越した
個人投資家の待機資金の存在もあります。需給面では信用買い残高は先週
現在29380億円と昨年のピークから4000億円程少ない水準です。一方売り残高
は8556億円と高水準で将来の買い要因です。さていったん調整かそれとも今回
も粘り腰発揮かカギはやはり短期の海外投資家の出方次第です。
だけ大きな下げ幅は昨年2月4日の610円下げた時以来ですから1年2ヶ月ぶり
です。まあそれだけ今年は年初に調整はありましたがその後は順調に上昇して
きたとも言えます。NY市場は下げたと言っても74ドル安で18035ドル円相場も
119円程度でした。これまでなら安寄りしてもその後は下げ渋り引けにかけて下
げ幅を縮める展開になることも有り得たと思います。
それでも大きな下げになったのはやはりECBの緩和で世界の市場をリードした
ドイツ株に先週から下げが目立つようになったことと無縁ではないのかもしれま
せん。緩和マネーは欧州市場、日本市場そして上海市場(中国)と株価を押し上
げてきました。先駆したドイツ市場の変調は緩和マネーによる株高の賞味期限が
切れつつある証なのでしょうか。断言はできませんがそれだけ金融相場というも
のはデリケートなのかもしれません。
決算に対する期待値が低かった米国株は決算内容が懸念されたほど悪くはな
いとの見方から比較的株価も落ち着いて推移してきました。反対に市場期待が
高かった日本株は企業の慎重な見通しから予想に届かず失望売りを誘いまし
た。為替の前提が現在のレートよりも円高水準に設定されている企業は円相
場が現状水準で推移すれば今後上方修正に進む可能性が高くなりそうです。
しかし短期筋が主導する相場では会社発表の予想にネガティブに反応するの
は仕方無いのかもしれません。
まあ日本株は今年の大目標だった2万円を異例の速さで達成した訳です。確か
に2万円は後から考えれば通過点になりそうですがこのままのペースで上昇が
続くとは多くの市場関係者も思っていないでしょう。次の上昇に備えての健全な
る調整がいつおきても不思議ではありません。
今回の下げも短期間で終わるという見方もあるでしょう。その根拠としてはまず
公的資金の買いが挙げられます。また2万円を付ける過程で起きく売り越した
個人投資家の待機資金の存在もあります。需給面では信用買い残高は先週
現在29380億円と昨年のピークから4000億円程少ない水準です。一方売り残高
は8556億円と高水準で将来の買い要因です。さていったん調整かそれとも今回
も粘り腰発揮かカギはやはり短期の海外投資家の出方次第です。