kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

オリンピック、雇用統計さて結果は?

2013-09-06 06:23:08 | 日記
ここまでの大幅上昇で大幅なシナリオの書き換えが必要となりそうです。重要な
イベント前だというのに東京市場はあっという間に1万4000円台を回復しなおも
上値を窺がう勢いです。売買高を伴った上昇ではないので今ひとつ熱気が伝わ
ってきませんが、5月7月に続いて奇数月の9月にはまたひと山くるのでしょうか。

オリンピックの候補地決定は最後の最後まで分からず東京が候補地に決定し
たケースあるいは落選したケースで株式市場がどんな反応を示すか現時点で
は全く想像できません。しかも今後の米国の金融政策を占う雇用統計の結果
がわかるのは東京市場がクローズしてからです。

週明けは今週の二大イベントの様々な組み合わせで東京市場の風景は変わ
ってきそうです。重要イベントを前にリスク回避から今週は売り方の買い戻しが
進みました。それを裏付けるように先週25を超えていた空売り比率は5日には
22まで低下しました。

売り方の買い戻しが進み東京市場は様子見小動きという事前の予想とは全く
違った展開にりました。しかし売り方の買い戻しが一巡した来週にはイベントの
結果次第では下への波乱も予想されます。いずれにしてもメジャーSQを無事
に通過する前までは薄商いの市場で先物の売買動向に左右される展開は続き
そうです。

もっとも今週のイベントを通過しても注目のFOMCが控えています。ポストバー
ナンキ議長の人選選びも佳境を迎えます。海外ではドイツの選挙が月末にかけ
て行われます。消費税引き上げも10月初旬には結論が出るでしょう。あまりにも
重要イベントが目白押しで正直東京市場はどんな展開になるのか一層読みにく
くなっています。

今週100円を回復するまで円安が進むとは予想外でした。チャート的には日足が
三角持合いを形成していました。離れた方に大きく動くというチャートの理論通り
なら今後5月22日の103円73銭を目指す展開になるのですが。そうすると円相場
と関連性の高い東京市場はまずは1万5000円を目指して上昇することになります。

結果的には今回の上昇局面は米国によるシリア攻撃懸念で円高・株安が進んだ
8月28日を境に潮目が変わったということになります。ここまで一気に上昇してきま
したから当面多少の波乱はあるでしょうが、方向性としては東京市場は上向きに
転じたのでしょう。今週一段の下落を待っていた私としては残念でしたが思い通り
にいかないのがマーケットです。次の展開に備えて作戦を立てましょう。
コメント
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