kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

人の行く道の裏に花の山

2010-08-04 15:35:47 | 日記
今日の日経新聞によると半導体各社は夏休み返上でフル操業をする
そうです。本来ならこのニュースを受けて東芝やエルピーダやルネ
ッサンスそれに東京エレクなどには支援材料になりえると思うので
すが、株価は円高を嫌気して今日も続落しました。好材料が出たに
もかかわらず、株価が反応しないのはまだ下落トレンドが続いてい
るからでしょう。

7月は世界の市場の中で日本だけ一人負けの状態です。市場は悲観
ムードでいっぱいです。しかし多くの投資家が弱気になったところ
がひょっとしたら底値かもしれません。業績好調なのに先行き懸念
でここまで売られれば次第に打たれ強くなります。相場は行き付く
ところまで行けば同じ材料で売られることも少なくなります。

原油流出問題で商社株の中で最も下落率が高かった三井物産の株価
がそれを証明しています。原油流出問題で悪材料が出ても底値は次
第に切り上がってきました。ここは業績をもう一度チェックして売
られたところを「拾う」という感覚で臨んでもいいのではないかと
思います。

相場の格言で「人の行く道の裏に花の山」というのがあります。
実行できるかどうかは投資家の気持ち次第です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひょっとしたら

2010-08-04 11:34:30 | 日記
世界中の株式市場がこの2週間でかなり上昇しました。上海市場も
2200ポイント台まで下落した時には2000ポイントまで下落する可
能性も指摘されました。しかし不動産融資の引き締めを緩めると
いう観測から2600ポイントまで急速に戻しました。また、ロンドン
市場もストレステストを通過したことで安心感が広がり大手銀行の
好決算もあり5月以来の5400ポイントを回復しました。

ストレステストの査定の甘さや米国のマクロ指標の停滞と言う不安
材料を抱えながら欧米市場は過度の不安感の後退から回復基調です。
世界的なデフレの進行懸念などもありますが、非鉄金属や原油など
にリスクマネーが回帰していることは間違いありません。デフレ懸
念と商品市場の高騰という相反する現象はどう解釈したら言いので
しょう。

円高懸念や世界的な景気の変調などから先高感が東京市場では持て
ないと言うことでしょうか。先週の信用買い残高は519億円の減少
でした。「夜明け前が一番暗い」という株式市場の格言通りなら
そろそろ東京市場も出遅れから水準訂正の局面があってもいいと
言えますが、どうでしょうか。

ニューヨーク市場はマクロの経済指標の停滞とは裏腹に見方によっ
てはしっかりしています。上限10600ドル台のボックス相場を抜け
て11000ドル台もあるかもしれません。そうすると円高が一服すれ
ば東京市場もひょっとしたら8月中にも1万円回復があるかもしれ
ません。

各社の業績見通しはすこぶる慎重です。反面上期の決算は増額修正
が続出するかもしれません。上期の決算を先取りして8月から9月
にかけて東京市場は上昇するというのは楽観過ぎるでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする