ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

原発事故6

2011年04月16日 | 原発事故
 
            
                     
原発事故は相変らず闇の中で状況は悪化、一部学者先生方も主張していたピンポイント汚染が明らかになり、一ヶ月以内に避難を求める“計画的避難区域”の指定発令、その区域の一部がほぼ10Km先の隣町川俣町山木屋地区まで迫って来てしまった。
県内11地点の毎時の放射線量は新聞紙上に毎日掲載されているが、最近になって各学校・施設・公園・地域等かなりきめ細かいポイントの平均放射線量も掲載され、自分の環境も容易に推察可能になった。これまでの累積量が一番問題で、我々素人は勝手な解釈をしてしまうから、この二つのデータだけでは不十分。累積量は一度公表しただけで「公表すれば混乱を招く」とお神は判断しての事だろうが、隠蔽されるほど我々は悪い方向と疑ってしまう。
多くの学者先生方もそれぞれの検知から様々な意見を述べられているが、そんな中で18年間日米両国でGE(ゼネラルエレクトリック)の原子力技術者として、現在は米国で原子力の技術と安全専門コンサルタントとして働くS氏が急遽帰国して、東北自動車道で福島に入り5Km毎に放射線レベルと地面の汚染度を測定した調査状況分析レポートを目にした。調査結果の最後に「いま、被災者の避難先となっている郡山市や福島市は原発から50キロ以上も離れていて、安全だと見放されています。しかし、国際基準を厳しくとれば、両市も非居住区域の範疇に入ります」と述べている。
新聞のデーターでも自分の居住地は、ごく近くの第一中学校や須川運動公園が市内でも高い位置にランクされて、それとほぼ同等と考えられるし、米国が一番先に発表した“80Km圏内”も妥当な判断だったと思うが、県都福島市民20万人の避難は狭い日本の沈没?何としてもこれ以上の悪化は阻止して欲しいと願うばかりだ。
こんな状況の中で春爛漫の福島は桜が満開、我が家の花々もきれいに咲き誇っているが、良く観察すると何故か花びらは“まっ黒”に見てしまうから悲しい。原発は憎い!