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福島県産オリジナル新品種の“会津かおり”を味わう「第2回会津のかおりそばフェスタ」が会津アピオスペースで開催された。県内10団体(プロ+同好会)代表の一店として青葉手打ちそば教室吉成先生の“手打ちそばよしなり”も出店したので、師弟仲間と手伝いを兼ねて各地域で栽培された“会津のかおり”を賞味(他人の打ったそばを食べるのも修行の一環)して来た。
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福島郡山いわきの3店他は全て本場の会津地区、特に知名度の高い山都そば協会は大人気で、何処も素人はブランド嗜好の様相だ。数店では店頭でそば打ちデモンストレーション(提供するそばは非公開で大会議室で)も、同じ会津地区でも所変われば打ち方もそれぞれで、中には仲間に指導しながらの解説もあって面白かったが、参考程度で導入しようとは思わなかった。
道具類は全て業務用の物を主催者側で用意して材料を持ち込んだだけなので、普段参加するイベントよりは楽だった。今回も菅野さんと釜場の“茹で”を担当しながら、他の仲間と共に各地のそばを買い込んで来て全員で試食。自分で一番期待していた会津粗挽き田舎蕎麦伝承会の“粗挽きそば”は何故か名前だけの他店と同じ細目の麺で、完全に期待はずれだった。粗挽きは粒子が荒く香りを楽しむには最高だが、つながりも悪くて細切りも出来ないし見栄えも良くないので通には好まれるが、こんなイベントでは不向きで一体どんな物を出してくれるのか、味と共に一番興味があったのでとても残念だった。また現役時代には民宿や個人のお宅で会津のそばをたくさんご馳走になって来て、そばは美味しいがそば汁は何時もイマイチチであまり美味しいと思わなかった。今回もほとんどのそば汁は嗜好は合わず、多分に味の地域性の相違なのだろうが、これも残念だった。
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会場内では同時に全麺協素人そば打ち段位初段認定試験や会津の香り玄そば品評会、そば道具、そば関連物産の販売も行われていた。
認定試験受験者はゼッケンを付けて6~70人位も並び10人ずつ受験していたが、茨城栃木など他県からの受験者も多数見受けられていた。4時前に会場を通ったら合格者番号が会場スピーカーで流されほとんどが通し番号だった。因みに受験料は7,000円だそうだ。自分達は江戸前の標準的な打ち方で段位取得などには誰1人興味が無い。