ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

信夫山の柚子

2010年11月18日 | その他
  
                    
数年前までは秋の風物詩として信夫山の柚子収穫の様子をTV各社が先を争って放送していたが、近年は滅多に視る事が無くなり、ややもすると収穫現場で直売している新鮮で格安な柚子を買いそびれてしまう事がある。そば打ち仲間の畠さんが数日前に「柚子の収穫始ったゾイ」と知らせてくれたので今日買いに行って来た。ここは畠さんが訪ねた所と同じ場所だが、昨年は遅すぎて収穫が終ってしまい他所で求め、一昨年はここだった。当時は爺さんが電動リフトに乗って収穫していたが、リフトも爺さんの姿も無く、息子だろうか50歳代の二人が梯子に乗って収穫していた。その下では婆さんが収穫した柚子の選別をしながら客の相手をしていたので、前の客が去った後しばらく会話を楽しみながら3袋買った。
その後収穫の様子を背面から写真撮影、二回目のシャッターを押した瞬間『ヒト(他人)の畑に無断で入って来やがって写真なんか撮ンナ、このバガヤロー!』と思いもよらぬ強烈な罵声を浴びせられてしまった。婆さんとの会話は耳に届いていたと思うが、3~4本の柚子の木に遮られて多分自分の姿は未確認?何れにしてもシャッターを押す前に一言挨拶しなかった自分に100%非があったので、今柚子をわけてもらったばかりである事を告げ、丁重にお詫びをして立去った。
無断侵入の刑法違反と肖像権の侵害?も客なら許せると錯覚してしまった自分の怒りが収まるまで、国会中継の法務大臣の愚かな行動の追及を耳にしながら、特に用事も無い周遊道路を一周して山を降りた。ついうっかり、法務大臣と同格の自分も何とも情けない。
            
話がはずんだせいか、サービスに柚子風呂用のくず物以外に3袋目は手提げ袋に倍の量を詰めてくれた。これらは“ゆず切り”と“柚子マーマレード”に変えるが、今年はワケ(理由)ありの口にする度に苦味が一層強調されそうな気がする。畠さんお薦めの“柚子ご飯”にも数日後には挑戦する予定だ。