今年一回目に蒔いたウッティーコーン30本を初収穫した。この品種を作り続けて6~7年になる。近年甘味が大変強く生食出来る2~3の新品種も登場して、このウッティーコも甘味が強くもっちりとして大変美味しいが、紫の粒々が気持ち悪いと言って孫の里菜は食べない。店頭ではまだ見かけた事がなく一般には流通しない品種のだろうが、自分では一番美味いと信じている。
鮮度は時間との勝負なので畑から帰宅して直ちに半数を茹でた。本当は茹でるのではなく、皮2~3枚を残して電子レンジ600Wで一本ずつ4分加熱すると風味を逃さず大変美味しく食べられるとTVで視たが、今回は時間がかかり過ぎるのでパスした。
残りの10本で夕食用にコーンスープを作った。TVで視聴した超一流洋食シェフのレシピと、とうもろこし農家直伝のアイデアの再現可能な部分を取り入れて(パクリ)調理した。
材料(8人前)
とうもろこし→8本(今回は10本)、塩→小さじ1/2、コンソメ→1個、牛乳→300cc、キビの煮汁→400cc
作り方
①とうもろこしをおろし金ですりおろし、ざるで濾す。
②すりおろしたキビを800ccの水で10分茹でざるで濾す。
③濾したとうもろこしにキビの茹で汁を合わせ、塩とコンソメを加えて弱火で煮る。
④トロミが出てきたらかき混ぜながら牛乳を少しずつ加え85度になったら完成。
シェフのアイデアはキビの茹で汁。ほぼ400ccまで煮詰め、これだけでも実と同じ風味のサラッとしたスプになり、このままでも十分飲めてしまう。一方農家のアイデアは実をフードプロセッサーにかける時間を省きおろし金ですりおろす事と生クリームを牛乳で代替。日の出前の糖分が最大に蓄積された時間に収穫した事と、このとうもろこし本来の糖分の高さで、丸で砂糖を加えた様な甘さと香りは、これまで味わった事の無い絶品のコーンスープになった。
プリンスメロンも5個収穫した。一番大きな物は898g小さな物で740gあった。ひび割れ寸前の完熟した物を試食してみたが、ここ二週間連日35度以上の猛暑で糖分は申し分なく、プリンスメロン特有の青臭さも何故か消失、今年の物は最高の出来栄えだった。一方の西瓜は着果時の長雨で着果不良、凶作になりそうな気配。