ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

料理教室42回目

2008年01月17日 | 男の料理
この冬には珍しく冷え込み横殴りの雪降り、電車から降りた郡山も同様の天候だった。
昔ならごくあたりまえの天気だったが、こんな影響で皆んな遅くて、普段通りの自分が一番早く入室した。この教室の掟で、調理に係る順位は手の込んだ物がある時は先輩が優先、次に早く教室に入った者の順になり、今日は先輩を飛び越して金目鯛の三枚おろしから薄いそぎ切りまで一切の処理を指示されてしまった。一人で全てと云うのは初めてで自信も無かったし、未習と云うか忘れた部分もあったので、疑問点は全て先生に伺いながら数回の手解きを受け、自己採点60点、何とか赤点は逃れた様だ。
偶然の一致か寒波の襲来にはピッタリの“鍋料理”二品、誰もが驚き従来の鍋物を覆す物だった。
   
                    
『魚すき』
①白身の魚はそぎ切り、長葱斜め薄切り、セリは4~5cmに切って置く。
②鍋に出汁昆布を入れ、水を入れて30分ほど置く。
③鍋を火に掛け沸騰したら食べる量だけ長葱・セリを入れ柔らかくなったら器に取る。
④魚にサッと火を通し、野菜と一緒に醤油と柚子絞汁を好みでかけて煮ながら食べる。

            
『白菜鍋』
①白菜は1枚ずつ熱湯にサッと通し、縦二つに切り5~6cmのそぎ切り。
②鶏もも肉もそぎ切りにしてフライパンでサッと焼く。
③えのきたけは二つに切って置く。
④出し汁は削り節で取って置く。
⑤鍋に水気を切った白菜を敷き、鶏肉をのせ、えのきを散らす。
⑥出し汁をひたひたに入れ火にかけ、沸騰したら小鉢に具・汁を入れ、晒し葱を散らし、醤油・レモン汁を好みでかけて食べる。
*①は臭みを抜き②は肉の香ばしさを出し、長く煮込んでしまっても硬くならないそうだ。

鍋物と云えばゴッチャ煮の感覚で、素材全ての総合の味になっていたが、この二品は共に素材個々の味が別個に伝わり、更にサラッとさわやかさで、味の濃さは各人好みで食べることから、従来の鍋物のイメージを一新する絶品、広くお薦めしたい鍋だ。