同じ本を2冊買ってしまう話

今年も押し迫ってきたので、本の整理をはじめた。
すると、やっぱりというか、同じ本を2冊買っていたのを発見。

「恐怖」(コーネル・ウーリッチ 早川文庫 1982)
「妻を殺したかった男」(パトリシア・ハイスミス 河出文庫 1991)

なんで、この本を2冊もっているのか…。
よくわからない。
とりあえず、きれいなほうをとっておこう。

そういえば、こないだ「古城ホテル」(ジェニファー・イーガン ランダムハウス講談社 2008)も2冊目を買ってしまった。
たまたま、よった古本屋でセールをしていて、とにかくなにか買わなければいけないという気になり、つかんだのがこれだった。
で、家に帰り、椅子に腰かけて買ってきた「古城ホテル」を手にとると、瞬間、ひらめくように部屋のある場所を思い出した。
突然、そこがピカリと光ったよう。
いってみると、案の定、以前買った「古城ホテル」が鎮座していた。

というわけで、本のことはかなり「置き場所」でおぼえているのだと思う。
以前、図書館で、「なぜ勝手に置き場所を変えたのか」と図書館員に食ってかかっているおじいちゃんをみかけたことがあるけれど、気持ちはよくわかる。
本屋にしても、新装開店などされると、大迷惑だ。

でも、そもそも同じ本を2冊買ってしまうのは、その本を読んでいなかったという理由が大きい。
思えば、「恐怖」も「妻を殺したかった男」も「古城ホテル」も読んでいなかった。
読んでいれば、2冊目を買うことはなかったろう(と思いたい)。

「古城ホテル」もきれいなほうをとっておく。
それにしても、この本を2冊もつているひとなんて、ほかにいるだろうか?



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