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米大統領選、勝負あったーホワイトハウス・クラスター

2020-10-06 11:39:12 | ニュース
先月末の第1回目の大統領候補討論会は見るも無残な内容で酷かった。トランプ・バイデン両候補が相手の発言中に度々割り込み相手をののしる、とても討論会と言った代物ではなかった。米国のリベラル・メディアによると史上最悪の討論会のきっかけを作ったのはトランプだったという。普通ならここで勝負は決まった。

その時トランプは既にコロナ汚染されていた。コロナウィルス検査で陽性となり、2日に軍の医療センターに入院した。その後、自分のスタッフを含め次々と不都合な真実が暴露された。実は1日に1回目の検査で陽性になったことを隠してテレビ番組に出演し、東部での選挙イベントを強行した。

遡ってまだ感染が確認前だった9月末に最高最繁時の指名行事をホワイトハウスで実施し、少なくとも参加者の7人が感染したという。5日に退院したと伝えられたが、血中の酸素濃度低下で酸素吸入を受け重症者向けの薬品迄投与されたという。不都合な事実を隠すのは毎度のことだが、今回はすぐにばれてしまった。さらに普通なら勝負は決定的になった。

ホワイトハウス側近をはじめとする重要なスタッフが次々と感染する、いわば「ホワイトハウス・クラスター」状態になったが何故か層は報じられない。しかし、深刻な状況だ。トランプはコロナ対策の不備の象徴になった。現にWSJが実施した世論調査で、トランプ支持率39%バイデン53%と一挙に14ポイント差がついた。

だが、私は決定的に「勝負あった」と思ったのは、バイデンがトランプとその家族の回復を願う見舞いの言葉を表明し、選挙戦でトランプ攻撃の一時停止をしたと聞いた時だ。アメリカ人もこういう時に戦う相手を思いやるフェアな姿勢(たとえスタンドプレイでも)は大好きで、私は「やったな!これで決まり」と思った。

もちろんこれは素人判断で言う程の自信はないが、それでも小金を賭けてギャンブルするとしたら6割くらいの確率だ。普通なら勝負あっただが、聞こえてくる専門家の見方は前回の失敗を踏まえ慎重な見方をしている。トランプが繰り出す「勝つためには何でもやる、あり得ない手段」でカムバックを狙っている。平気で嘘をつき投票を邪魔し無効にすることまでやりかねない。今の米国にはそれを許す国民が沢山いる。

だが、もう一度願いを込めて繰り返す。米大統領選は勝負あった、バイデンの勝ち。■
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