かぶれの世界(新)

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ワークマン効果

2022-05-30 20:00:58 | ファッション
2年前にワークマンにはまったとブログ投稿した。理由は簡単で生地やデザインが機能的に優れ、価格が合理的な範囲に収まっているからだ。それ以来ずっとワークマンのファンだ。ケチな私が自腹を切って購入するのだから間違いない。といっても不要なものまで買うことはあり得ない。

最近はワークマン・プラスといって、ファッション性の高い女性向け商品とかキャンピング関連のアウトドア商品も開発されているという。私にとっては必要か必要でないかが購入判断、良いものだと注目しているからといっても今のところ買いたいとは思わない。

だが、他人がどう見るか話は別だ。自宅のある東京近郊でワークマンの衣料品を着て散歩し、工事現場の作業者の私を見る目が何となく親し気な感じを受けた記憶がある。私の作業用ジャンパーを見て、彼等は仲間を見るような気がしたのではないかと勝手に思った。

先日、田舎での山裾歩きで雲海展望公園から山腹にある集落を経由して下山途中で、後ろから下りて来た軽三輪トラックが私の横に止まり声をかけて来た。その時の私は外見上はワークマンスタイルに黒ベルトを巻き飲料水や小型ナイフをぶら下げており、普通の人には見えなかったと思う。

初老の運転手が何の調査をやっているのか聞いてきた。関係部門の調査員か何かに見えたようだ。私は暇だから展望公園から尾根を歩いて来たと答えたが、普通の人はそんな距離を歩く人はいない。高尾山とは違って、田舎の山では誰もそんな山歩きをしないしハイキングの恰好もしてない。

運転手の横の若者は黙ってニコリともせず座っていた。運転手はまだ私を何かの調査中だと思ってたみたいで、何か手伝うことはないかと再度聞いた。だが、私は笑って受け流しようやく彼は車を走らせた。決して押しつけがましい感じではなかったが、何の調査か気にしてた様子だった。

もう一つ、これは私の勝手な思い込みだ。別の日に何時もの川沿いの散歩道を歩いていると、前方から2匹の子犬を連れて歩く黒ずくめの長身の女性に出会った。スタイルのいい女性だと見とれていると、先方から「久し振り、何時東京から戻ったのか」と声をかけて来た。

私は誰か分からずキョトンとしてると、彼女は紫外線カットの覆いを取って顔を見せてくれ、以前から何度も出会った馴染みの女性散歩グループの一人だと分かった。その中で彼女は色白で長身の美人で気になっていたが、私から積極的に馴れ馴れしく声をかけたこと等なかった。

「帰郷してもう1カ月以上経ったよ」と答えると彼女は「歩く時間が違ったみたい」と言い、そこで私は二匹の犬の話に話題を変えた。一匹は白の可愛い帽子を被っており、医者に勧められた白内障対策なのだそうだ。実は私も白内障かもと思っていると返した。犬の話になると長く続く。

また会いましょうと言って別れたが、その時も私はワークマンスタイルだった。後から何故こんな高齢者に声をかけてくれたのか、私がそれなりに似合うワークマンスタイルだったからではと一瞬思った。全く都合のいいように考えるものだ・・・

一昨日久し振りにワークマンのお店に行き、山歩きに向いた靴がないか探した。今迄にスニーカーっぽい靴を何足か買ったが、どれもかつて履いた登山靴やランニングシューズに比べて底が直ぐに磨り減った。店員は山歩きなら近くのスポーツショップAlpenに行けと冷たい返事。それは分かっているが、ワークマンなら衣料品やキャンプ用だけでなく次は山靴も何時かやってくれると期待する。■
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ロシア軍のウクライナ侵攻に思う(9)中国は道を誤った

2022-05-28 20:48:14 | 国際・政治
ウクライナ戦争は誰もが予想しなかった3か月目に入った。下手を打ったロシア軍、手強かったウクライナ軍、意外に効果が出ない経済制裁などが戦争を長引かせている。開戦当初は予測できなかった原因は今になって夫々に解説されている。ロシア国民の声に統一感がないのは想定外だが。

だが、当事国に後ろに控える二つの影の主役の米国と中国の対照的な動きも想定外だ。戦争が始まって1カ月弱の時に「世界は中国の出方を凝視している、中国の対応により戦後の世界が決まる」と私は予測した(3/20)。中国は利に敏感に対応するとみた。なので戦争の長期化に困惑しているという見方があるが、最近も国連安保理で中国は明確にロシア側にいると世界に示した。

ウクライナ戦争の3カ月目にして中国の未来は決まったと私は考える。即ち、ゼロコロナ対応と相俟って特に中国経済の魅力は傷つき、それに対して適切な手を打たない習政権に対する失望が中国の見方を後戻りできない程変えてしまった。

それは自由と民主主義という価値観ではなく、世界に国々を惹き付けて来た中国の経済的な魅力だ。中国社会と密に接する世界企業はウクライナ戦争以前から中国がどう変わったかずっと見てきた。ロシアから世界企業が撤退する裏で中国でのビジネスの見方も静かに変わっていると聞こえて来る。

正にそれが私が本記事を書く気になった理由だ。世界大企業は以下のような見方に変わりつつある。ウクライナ戦争の状況を見てロシアを非難しない中国は、いつかは西側諸国と軍事的な対立が発生するリスクを現実のものとして受け止め始めた。手遅れになる前に手を打とうという考えだ。

1)中国は世界企業にとって魅力的でなくなった。従来のバラ色のビジネス機会は期待できない。
  不動産不況やゼロコロナ政策が中国の経済政策の未熟さを露呈した。 
2)ロシアから撤退した世界企業が、中国でも同じ様に進出中止か静かに撤退する検討を始めた。
  今迄のウィグル族弾圧の問題から、中国全体の人権問題に関わる問題に発展する恐れだ。
3)中国に出入国する社員への負担・安全・効率等問題が投資判断を左右するリスクを予想した。

中国在住の外国人は既にこのような問題を体感し、中国でビジネス展開する世界企業に伝わっている模様だ。私は日本企業はこの手のリスクに対する対応が後追いになり大きな損失を被ったケースを何度か見て来た。早すぎてもダメだし、難しい判断であることは間違いないのだが。

蛇足だが、ウクライナは歴史的に有名な「勇敢なコサック兵」の子孫だという。ウクライナ侵攻が始まって以来マスコミ報道もなく、私の情報網にも全くなかった。今や世界から称賛されている。では万が一の時、日本兵はサムライ或いは特攻兵の子孫として戦うだろうか。自ら立ち上がって粘り強く戦い世界から支援を受けられるだろうか。

私の経験では戦後日本の教育にはそんなものは全くなかった。今も自国の安全保障をアメリカに頼っている。逆に中国にはそんな勇敢な兵はいるのか、私は疑わしいと思う。その代わり歴史的に有名な戦略家は沢山いたが。この記事のポイントは、今の中国は道を誤ったと指摘することだ。■
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阿武町と米国の誤送金

2022-05-27 15:57:23 | 社会・経済
山口県阿武町が誤って4630万円を送金し、受け取った田口氏が誤送金と承知の上でギャンブルに使い逮捕された件がマスコミを賑している。マスコミが大好きなテーマで騒ぎ過ぎと感じる。余り興味のない事件なので意見を述べるほど詳しくはないが違和感のある範囲でコメントしたい。

この事件は簡単に言えば、「ある日突然理由なく自分の財布に巨額のお金が入り、自分のお金じゃないのに使った犯罪と見做され逮捕された」だと思う。阿武町の担当者が間違えなければ田口氏は罪を犯すこともなかった、犯罪を犯す環境をセットアップした町は問題ないのかと思った。

一方的な偏向報道のように思った。これが地方の町ではなく政府機関が犯したミスだったらマスコミは一転して政府機関を攻撃したのではないかと私は疑う。この辺はネットの方が公平で、誤送金を犯したのは町の出納室の担当者の顔写真まで出して暴露して叩いているという。これも極端だ。

私はこのニュースを見て、コロナ危機下で政府が10万円支給を決め、届く届かないで国中が混乱した時のことを思い出した。私は米国政府からも同種の支援金1500ドルの小切手を受け取った。日本と逆で何の混乱もなく年金受領者と同じ扱いで極めてスムーズに送られてきた。

だが、その後のマスコミ報道で私には受領資格がないと思われた。勿論私は米国人ではなく、90年代に米国で仕事をした時に税金を払っただけだ。それを基に退職後に年金は受け取っているが、米入国時に空港でいわゆるnon-resident alien(非居住外国人)扱いだった。

ネットで調べると小切手は返却すべきとあった。だが、私は現金化せず記念に取っておいた。その後もう一度米政府から確定申告の申告についての通知がきたが、私には関係ないと判断して無視した。仮に誤送金だとして金額の桁が違うが送付した小切手の合計金額は膨大で、阿武町の誤送金額を遥かに上回っていると思う。だが、米国発のその手の報道はお目にかかった記憶がない。

この二つの出来事を比較すると、日本のマスコミは紙面も電波も無駄使いしているように感じる。もっと大事なことがあるはずだと。山口県の二人の当事者はもう十分罰を受けたように感じる。マスコミはもうそろそろ騒ぐのを止めにしたらどうだろうか。■
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車検に手こずる高齢者(4)

2022-05-26 17:51:25 | 日記・エッセイ・コラム
お昼前に散歩を兼ねて実家の近くのニトリに行き、適当なテレビ台がないか店内の商品を見て回った。書斎の椅子に座って見るテレビ画面を目の高さに上げたいと思ったからだ。ワイヤレスイヤホンの教えだ。ベンチをテレビ置台に使っており、どうしても机からの視線が下がってしまうからだ。

2階の隅の方に展示されていた組立式の手頃な値段の置台を見つけた。現在使用中のベンチの上に乗せると丁度いい高さになりそうだ。担当の女の子に在庫と持ち帰られる重量か聞くと、丁寧に対応してくれた。重さは8.3キロだと調べてくれ、何とか持ち帰れそうな気がした。

その時スマホの電話が鳴った。車検をお願いしたC社の責任者からだった。中古のエンジン制御コンピューターが手に入り、エンジンエラーは消え問題解決したと。たが、他の問題が出た、運転のランプ表示が出来なくなった。これでは運転できないと。訳を聞くと馬鹿々々しい問題だった。

同じ品番なのに異なった機能があることが分かった、中古市場で同じ品番の別のコンピューターを入手するのは無理という。メーカーから新品のコンピューターを買うしかなく、8.8万円だという。手数料を省いても通常の車検に10万円弱かかる上に、プラス8.8万円かかるという。

C社は中古品を使って出来るだけ安くなるよう手を尽くしてくれたようで、色々と質問したが諦めて新品部品を使って仕上げてくれるようお願いした。車検に20万円も使うなんて馬鹿々々しいと思ったけどしょうがない、エンジン自体は快調なのが悔しいけど。C社に文句は言えない。

これから部品を発注し今週中には車検は終わりそうだという。昨日時点で車検は失効した、今となっては代車に乗るしかない。加えて今月末に自動車税3.9万円を支払えと東京都から通知が来た。ベンツに乗る親友によると車検や税金は半端ないらしいが、ケチな私には慰めにはならない。担当の方には次も宜しくとお願いした。

電話を切って仲良くなった女姓店員のところに戻りテレビ置台を買うと伝えた。1階のレジに行き支払いをすると、彼女が2階から降りてきて持ち帰る為の荷造りをしてくれた。わざわざ降りて来てくれて有難うと礼を言うと、彼女は他に用事があったからといったが気持ちが良かった。

8.8キロの手提げを持って田んぼ道を歩くのはやはり辛かった。右手左手と入れ替えながら歩いたが、ふと思いついて頭の上に乗っけて歩くと少し楽だった。禿げ頭に帽子を被ってたのが良かった。途中からエンジンは快調なのに20万円の車検は悔しいなと思い出して実家に戻った。■
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青虫と過ごした1か月

2022-05-25 20:21:22 | 日記・エッセイ・コラム
1カ月余り前に帰郷した時に裏山で採ったしきびを花瓶に挿して仏壇に供えた。その仏壇に異変が起こっているのに気付いた。最初は毎朝お線香を上げる時に花瓶のしきびに黄緑の新しい葉が生え元気に成長している。そのうち葉が落ち始める時期だと思っていたが、1カ月近く経ってもその気配がなくてっきり元気だと思っていた。

ところが、先週からしきびの真下の畳に濃い茶色のゴミが畳の上に落ちているのに気付いた。いつもならしきびの枯れ葉のはずなのに、変だなと思って指でつまむと変に湿っぽく気持ち悪いゴミだった。畳みに張り付いたゴミはティッシュペーパーで力を入れて擦らないと取れなかった。

そんなゴミが3日おきに落ちているのを見て、これはおかしいと思いしきびを入れた花瓶を取り上げて見た。すると、しきびの葉の形状に沿って張り付いた青虫がいた。虫と葉っぱの色が殆ど同じで、薄暗い部屋の片隅の仏壇で見落としていた。濃茶のゴミは青虫のウンチだった。

私は虫類は苦手、柔らかい青虫等とても触れない。花瓶を取り上げ、庭に出て棒切れで虫をつついて葉っぱから落とした。見ると葉が食べられあちこち枝だけになっていたが、そのまま花瓶に戻し仏壇に供えた。それから5日間、青虫のウンチはなくなり、花瓶のしきびは新鮮さを取り戻した。

75歳直前の今まで一度もこんな経験はなかった。多分、四月半ばに切り取ったしきびは新鮮で、その頃の青虫の赤ちゃんには美味しいエサだったと思う。そして、青虫が成長しウンチも大きくなり、気持ち悪い濃茶の塊になった。このまま放っておけば畳みのシミになったと思う。今度から良く調べて花瓶に挿すつもりだが、毎朝一緒にお線香をあげたと思うと悪くない。■
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