かぶれの世界(新)

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五輪から東京マラソン、怒涛の1週間

2018-02-26 15:22:15 | ニュース
昨日久し振りに東京駅に降りた。普段は通過するだけの駅だ。丸の内側の広場は工事が終わり新しい高層ビルに囲まれ別の国に来たような錯覚に陥った。午後2時過ぎの丸の内側の道路は東京マラソンのランナーを応援しようという人で溢れていた。家内と私も息子の走る姿を見ようと郊外の自宅からやってきた。

朝9時過ぎに東京マラソンのテレビ中継が始まり一斉にランナーが走り始めた。実家のある田舎の人口以上の36,000人のランナーが一斉に走り出すシーンは最後尾が見えず迫力があった。息子は朝6時過ぎに起きて食事を済ませ、いつもの出勤タイムに出かけて行った。いつもと違ったのは、玄関で「頑張って、無理して怪我しないように」と家内と私が声をかけて送り出したことだ。

その2日前の夜遅く息子が以前勤めていた会社の友人2人、中年男性と若い女性、が我家を訪れた。男性は市民ランナーの先輩で、それがきっかけで付き合うようになったらしい。女性は良く分からないが、感じは良かった。マラソン壮行会と思いきや息子のゲームマシンを楽しみに来たとのこと。2階の息子の部屋で深夜まで遊び、翌日の午前中も楽しみ、私のバドミントン練習中に帰って行ったそうだ。いい気分転換になったと思う。

東京マラソン「追跡ナビ」が示す息子はスタート地点から中々動かなかった。9時半頃やっと動き始めたが飯田橋手前で動きが止まった。頭を捻っていると約20分後に突然飯田橋をジャンプして動き始めた。どうも靴に付けたセンサをGPSが感知できなかったようだ。11時過ぎ頃だったか息子がまだ15km近辺を走っている時、設楽選手が日本記録を出してゴールしたとテレビは伝えていた。同時に家内は昼食の準備を始めた。

その後、有力ランナーに続き市民ランナーが続々ゴールするテレビ中継を一旦切替た。並行して気になっていたオリンピックでの日本人選手の活躍の再放送を見ながら昼食を頂いた。普段は興味の湧かないスポーツとかなんだかんだ言いながら、この1週間毎日のように日本人選手の活躍を繰り返して見て来た。突然愛国者になり日本人選手の活躍に我が家もついつい興奮した。

20km辺りでまた「追跡ナビ」の息子のマーカーがフリーズした。家内のスマホも私のパソコンも同じ現象だった。次に動き始めた時は25km近くにぶっ飛んでいた。順位は26,000位プラスで昨年並み。1時半過ぎいよいよ我家の東京マラソンが本稼働、家内と私は息子の応援のため家を出た。1時間後に冒頭の東京駅に着いた。

皇居に続く通りの奥にゴールが見えたが、案内の指示で新丸ビルを回ってコースの道路脇の観覧出来るエリアにむかった。観客もランナーも外国人が目立つ。奇抜な格好をしたランナーも目立った。案内の人達も誰もが地理に詳しいという訳ではなく、行ったり来たりしながらやっと道路脇の先頭に出て息子を待った。設定を変えることで直前に復活した家内のスマホが、息子がすぐ近くまで来たと教えてくれた。

待つこと数分汗で光る額の息子が走ってきた。家内の声に気付いて笑顔を見せそのままゴールに向かって走って行った。家内の時計は3時20分を指していた。去年と同じ6時間余り、スタート時の遅れを加味して実質5時間40-50分程度か。今年は2度目なのでコツを覚え酷い筋肉痛はない様子だが、記録も伸びなかったようだ。

4時過ぎ息子との合流を待つ家内を残し私だけ家に戻った。洗濯物を取り入れ買物のを兼ねてプラスティックトレイの廃棄処分に向かった。後から家内に聞くと、息子は去年は歩くのがやっとという程疲れていたが、今年は軽いびっこをひく程度の疲れだったそうだ。確かにその夜軽くマッサージをしてやった時感じた足の筋肉は思ったほど張ってなかった。

この1週間、毎日朝と夜にオリンピックの中継を見て興奮し、突然のお客に対応し、息子のマラソンのフォロウをした。その間に母の三回忌の日取りを決め関係者に通知し田舎に行くフライトを予約した。今朝は急にやることがなくなったように感じて、朝から気が抜けた気分だ。今週はいよいよ先延ばしにしていた確定申告だ。

テレビはオリンピック終盤で活躍したカーリングとスケート競技の詳細な分析をやっていた。今頃になって初めてカーリングのルールを知った。放送では日本人選手しかフォーカスしなかったが、私は英国の敗因になった最後の一投を投じた女性の気持ちを思いやった。多分彼女は後悔と責任感で一晩眠れなかったのじゃないだろうか。とにもかくにも怒涛の1週間は終わった。■
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我国最大の問題を先送りするな

2018-02-23 16:03:47 | ニュース
この先10年間で日本最大の問題は何か。安全保障問題を除けば、少子高齢化で労働人口減が進んでいるのに、1人当たりの労働生産性が年々低下し、今やOECD加盟国中21位まで落ち込み上昇する気配がないことだ。日本は長期低落の道を辿っているにも拘らず、政治が機能せず将来が見通せないのだ。

このままでは私の残り10年の人生の間に労働生産性の低下が直接生活に影響し始めるだろう、或いはそうなっても気付かないかもと思う、認知症で・・・。根本的な手が打たれないまま私の子供達が高齢者に近づく2040年頃には、日本はOECD加盟国最下位付近に沈んでいる可能性が高い。

問題なのは、現在時点で10年後20年後の日本の姿を予測して危機感を持てるか、政治が適切な対応策を打ち出し国民と共有できるか、それが上手く出来てないことだと思う。この問題は政治と国民の問題意識の共有が基本だと考えるが、危機感の共有が遅々として進まず残された時間はそれ程ない。

今国会で政府が提案し議論されている「働き方改革関連法案」は、将来日本が直面するこの重大問題に対して3年がかりで政府が考えた「労働生産性を高める答」だ。これに対して野党6党は厚生省の調査データが不適切との理由で一旦先送りし、修正法案を出し直せと主張し議論がかみ合わないでいる。

「又か、いい加減にしろ。我国最大の問題を一体どう認識しどう改革しようとしているのか議論すべきだ。ただ、延期せよとは無責任だ。いつまで放置する積りか。」と私は苦々しく思った。厚労省の提示したデータは誤りが多く野党が問題視するのは当然だ。だが問題を先送りしてはいけない。

野党の姿勢は法案を審議するより何とかミスを見つけて廃案とか先送りして成立を妨害する目的のようだ。言い換えると「自からの得点より与党の失点狙い」だ。結局、問題先送りするだけ。「だからこそ、国民に支持されず選挙で大敗したのに、これじゃちっとも変わらない。」という声が聞こえる。■
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フィギュアの採点とカラオケマシン採点

2018-02-22 16:36:02 | ニュース
平昌冬季オリンピックが日本人選手の活躍で我が家でも盛り上がっている。その中で男子フィギュアの中国人ジャッジの‘不正採点問題’がスペインなどの海外メディアで指摘され注目されているらしい。公開された採点表を見る限り問題になった中国人ジャッジの採点は他のジャッジとは明らかに異なり、しかも自国の選手に非常に甘い評価をしている様に見える。

何故こんなに見え見えのエコヒイキ採点をしたのだろうか。ニュースを聞いて天邪鬼の私は「別に異常ではない、南シナ海や東シナ海で国際法を無視して自国領土を主張する中国政府と同じだと皮肉った。中国は法の支配による民主主義国ではないのだ。それが中国だと。中国人選手はこのジャッジの教え子だそうで情が働いたからという疑いもあるという。それでも彼女が誰にでもわかるような馬鹿な判定を下した理由が今一分からない。

多分、彼女は職を追われるか辞任を迫られることになるだろう。時間の問題だ。何もしなければ彼女を推薦した中国の協会やしいては国の顔に泥を塗ることになるからだ。国辱ものの行為だ。彼女はそんなことが分からないほど馬鹿だったのか、どうにも分からない。最終的には国際スケート連盟(ISU)が処分するだろうし、その前に中国の協会が先手を打つかも知れない。それによって組織の責任や姿勢が問われることになるだろう。

報道によればフィギュアスケートの不正採点問題は、今回の中国以外にも何度も発生し対応に手を焼いてきた歴史があり、その都度採点システムを手直しして来たそうだ。フィギュアは競技の性格上どうしても採点する人の主観に依存せざるを得ないから、結果としてジャッジによって採点に偏りが出て来るのは避けられないのだという。だとしても今回指摘された採点は露骨すぎて論外の様に思う。キーワードは「公平性」だ。

私はこのニュースに接して、機械(カラオケマシン)が歌の上手い下手を採点する最近人気の歌番組を思い出した。これらの番組では人は一切採点に関わらず、機械が音程の正確性やテクニックを評価して点数を出す。機械の評価基準の妥当性は分からないが、プロもアマチアも同じ条件で評価される公平性が保たれているのがミソだ。プロがアマチアに負けることも珍しくない真剣勝負になり、更にはプロになる為の登竜門的性格もある。そんなところが見かけ重視のアイドル全盛の時代で、ガチンコ勝負を見る思いで楽しんでいると思う。

そこで私が思うのはフィギュアの採点もAIを活用したらどうかということだ。最近は大きなお金が動くプロスポーツには勝敗を分ける判定の正確を期すためデジタル技術が利用されている。判定によって選手の評価(つまり収入)が一瞬にして決まる場合もある。昨年もプロ野球日本シリーズで勝敗を決するホームプレート上でのクロスプレーがビデオ判定で決まった。キーワードは「公平性」だ。

フィギュアのような芸術的な評価を下すスポーツでもAIを利用すれば公平な採点が出来るのではと思う。そこまで技術は進んだと思う。勿論、コンピューターがどこまで芸術を評価できるのかしっかり検証する必要があると思う。しかし、今から始めれば4年後のオリンピックまでには実用化できるだろう。皆が望んでいるのは「公平性」だ、それさえ担保されていれば多少の足りない部分は人手をかけて補正することで十分な時代が来る思う。■
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老人会からのお誘い

2018-02-21 14:36:07 | 日記
先週町内の知り合いから老人会への加入を誘われた。私より幾つか年上の方で道で会って少し立ち話する程度の付き合いだ。町内には職人が多いのだが彼は会社勤めだった。ひと月に一度のペースで会合やゲートボールを楽しむ活動をしているという。老人会の参加資格は65才以上で、聞かれて私は70だと答えた。加入するかどうかは自由で、例えば隣家のAさんは参加されてないという。

私はバドミントンやジョギングなどをやっており、内心では年より臭いゲートボールは絶対嫌だった。だがそんな風には答えられない。ご近所とのお付き合いと言えば正に「向こう三軒両隣」の方と挨拶程度で、言葉を濁して加入するともしないとも明言せず別れた。本音はまだ老人会に加入する気にはなれなかった。

所属するバドミントンクラブの仲間は全員私より若く、いつまで相手してくれるか分からない。今でも迷惑をかけていないか心配だ。だが、やれる間は続けたいと思っているし、その為のトレーニングを毎日続けている。田舎に行ってもバドミントンクラブに加入させて貰ったお蔭で、田舎の異なる世代の人達と付き合いの幅が広がった。

正直言うと老人会に加入した方が付き合いが限られる気がする。元々私は単独行な男で、団体行動より一人で山歩きとかジョギングをする方が多い。マイペースで歩き、走るのが私には向いている。知らない土地に行き、知らない人と語り合うのが苦にならないというか、そこで色々な人と話すのが寧ろ好きなのだ。

実は母も田舎で老人会に誘われたが加入するのを嫌がっていた。ある時、老人会に入って俳句を作ったと紹介してくれた。翌年実家に戻った時俳句の話題は全く出なかった。それ以来老人会の話は一度も聞いたことがない(思い返せばもっと話に乗ってやれば違ったのかも知れない)。いずれにしろ私も母と同じ経験をしている。■
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国際的スポーツマンの特別な関係

2018-02-19 19:16:20 | ニュース
出だしは低調だった日本人選手が活躍して獲得メダルが増えて来た。それにつれて我家もオリンピックのテレビ中継を見る時間が徐々に長くなってきた。男子フィギュアスケートで羽生選手と宇野選手が金銀メダルをとってから、テレビ放送の半分以上がオリンピック関連になった気がする。我が家では宇野選手の幼い頃の写真が何故か孫にそっくりだと嫁や家内が盛り上がっている。

日本人選手の活躍は私も凄く嬉しいが、それ以外にも印象的なシーンがある。日本人メダリストがゲーム終了後競い合った海外選手と単なる挨拶以上に言葉を交わし健闘をたたえ合う姿だ。以前は言葉の問題があり、余り見なかった風景だと思う。彼等は世界トップクラスのアスリートで、オリンピック以外の大会でも交流する機会が増えたのが一因だと思う。言葉以上に世界トップクラスだからこそ互いに分かり合う何かがあるのだと思う。

昨日金メダルを取った小平選手がレース後銀メダルの韓国の選手と抱き合い、涙を流しながら互いの健闘を称える姿に感銘を受けた。金の羽生選手が涙目で笑いながら銅のフェルナンデス選手と何度も抱き合い、戸惑う宇野選手を感激の輪に引っ張りこむ姿は印象的だった。又、複合の渡部選手が長年のライバル選手とゴールした後互いに称え合う姿はスポーツマンらしく実に清々しかった。

オリンピックで戦う他国の選手が一方で互いに励まし合う仲の良い友人でもある姿は、若い頃の私にとっては見慣れた風景ではなかった。言葉が出来ない日本人選手の場合がそうで、今回オリンピック中継を見て新鮮に感じた。オリンピックの1位2位を争う選手は、言い換えれば世界に一人か二人しかいない特別な人達である。彼等トップアスリートしか経験できない共通する喜びや悩みがあるはずで、その方がむしろ普通なのだと思う。■
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