かぶれの世界(新)

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大船渡高・佐々木投手の登板回避を称賛

2019-07-30 17:45:29 | スポーツ
大谷選手の後継と期待される佐々木投手の、県大会決勝戦での登板回避について多様な意見が報じられた。監督の判断を支持する私が更に付け足すことは少ない。夫々の立場を反映した意見で、何故そう言ったか理解できる。だが、私には自分の満足を優先する身勝手な立場のように聞こえる。

彼が登板すれば郷土の期待を一身に背負って甲子園出場を決めたかもしれない。一方でそれまでの試合に投げた投球数を考えると肩やひじを酷使して肩や肘を壊し、場合によっては彼の投手生命を傷つけたかもしれない。張本氏は又違った視点で、連投はプロとして乗り切る試練だと主張した。

夫々の主張は何が大事かによって異なるようだ。野球少年だった私にはどれも理解できるが、60年以上の野球ファンとしては、監督の決断を強く支持する。チームの一員として夢を叶える為に全力を尽くせ、というのが長い間の高校生野球のあり方だった。今もそうだと思う。

高校野球を最後に競技スポーツを終える者も多い。だが、佐々木投手は別格の才能を持ったいわば日本の宝だ。将来プロで活躍する才能溢れた選手も各地にいる。彼等の目標は高校野球の先にある。そんな選手たちの夢を大事にしてやるのが重要だと私は信じる。「選手ファースト」だ。

その前に体を壊しスタートラインに立つ前に夢を絶たれたり、走り始めたものの身体を壊し鳴かず飛ばずで選手生活を終えた例を何度も見聞きした。彼等は本当に厳しい実力の争いの世界に身を置くのだ。こういう球児達の夢を大事にしてやりたいと考れば当然の結論だ。■
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長い1日(4)エピソード編

2019-07-28 12:06:27 | 旅行
午前中の松山行きフライトに搭乗した時、「今日は全員可愛いね」と3人目にすれ違ったCAに言った。彼女はにっこり笑って「有難うございます」と答えた。「あれっ、否定しないんだ」と思ったが、彼女は言われ慣れてるのだろう。実は4人目は年増のオバサンだった。私も全く調子いい男だ。

離陸後暫くして機内サービスが始まると、スタイル抜群のCAの後ろ姿が気になった。中ヒールの右かかとが着地するたびにクニュッと曲がる。毎回なので癖になった。これを何年も続けると必ず右足のアキレス腱、膝、腰などのどこかを傷める、或いはそれを庇い左膝を傷める恐れがある。

整形医や整骨医などでもないド素人の私が唐突に彼女に伝えるのは憚られた。しかしバドミントン仲間が膝を傷め苦しんだ姿を思い出し忠告することにした。座席の前のポケットの封筒に将来悪化するかも知れない部位を絵入りで示し英文でコメントをつけ、ラブレターだと言って渡した。

一旦成田に戻りフライトの再飛行の直前に同じCAチームが搭乗口から乗り込んだのに気付いた。離陸後暫くしてCAのサービスが落ち着いたところで、彼女に一言「ゴメン、気になったので余計なことした」と謝った。彼女は礼を言った後、私が専門家かどうか聞き、ド素人の意見だと答えた。

その後トイレの帰りに控えスペースにいる彼女に「今のまま何年も同じ歩き方を続けるとどこかに異常が出る、専門家に診て貰った方が良い」と再度伝えた。彼女から専門的な意見か再度聞かれ、私が長年スポーツをやって来て体を壊した人を見て来た上での意見だと知り納得してくれた。

彼女は長くコントラバスをやってて右肩に違和感があると打ち明けた。歩き方の異変はコントラバスの演奏から生じたものかもしれない。実際のところ、その後の彼女の歩き方は見かけ修正された。助言を入れて調整したと思った。専門医に診て貰うことを再度勧めて別れた。美人CAとこんなに長く話したのは米国の国内線(美人が多いと評判)に乗った時以来だった。

無事松山に着きJR汽車に乗り、若い母親と男の子の横に座った。彼はスマホを手際よく操作していたが、暫くして母親にわたした。聞くと学校にスマホを持っていくのは禁止されているが、クラス全員スマホを持っているという。母親よりよっぽどスマホ慣れしてるねと言うと二人とも頷いた。

なるべく興味ある方向に話題を向けベラベラ喋ると彼等も乗って来た。松山南高に行き筑波大に進学して宇宙科学を勉強したいと彼は意外と雄弁に将来を語った。先日仕入れた情報で理系に進むなら南高はナンバーワンだねと言い、大学に進んだら海外留学して学位を取れと煽った。お母さんは即座に「いやー、そんなにお金がー」と返事、私は彼女の思考の幅を拡げておいてやりたかった。

限られた知識を全開し、これからは宇宙産業は官から民の時代になる。JAXAに限定せず例えば民間会社でもリーダー的存在の某社も選択肢としてあるとネット情報を見せて助言した。調子いい男がやり過ぎたかも知れない。だが、母子との会話が弾み乗車時間があっという間に過ぎた。

お母さんもあっという間に時間が過ぎたと言い、彼女の下車駅から私を車で送ると申し出てくれた。だが、私の実家のある最寄り駅まではまだ数駅ある。もう夕方7時前で彼女に家も夕食時のはず、幾らなんでも赤の他人の為に夕食を遅らせたりできない。丁寧に断った。こうして早朝からの長い1日の後半はそれなりに会話を楽しんで過ぎて行った。だが、ホント疲れた。■ 
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長い1日(3)帰郷編

2019-07-27 21:10:40 | 旅行
3週間前に帰京時のトラブルで「長い1日」だったと記事を投稿した時は、まさかその続編を書くことになるとは夢にも思わなかった。だが、一昨日今度は田舎に行く時に又もや酷い目に遭った。今度は成田空港を飛び立ったが、途中で機体の異常で30分後に引き返す事態になった。

一昨日朝起きたのは家内に起こされた朝5時半過ぎ、何時ものように血圧を測った。その後ベッドを片付けテレビ体操をスキップして朝食、6時半過ぎに家を出て新宿行きの特急電車に乗った。この時間帯は通勤時間帯の1時間前だが、既に満員電車状態で旅行の初端から疲れた。

大崎で下車し成田行きリムジンバスに乗った。直前に行ったトイレが長い1日の前触れだった。男子トイレの大が塞がっていた。ドアが開いている後ろ側に向かうと中年女性と出会い変な目で見られ気まずくなった。女子トイレだったがはっきりした仕切りが無かったので気が付かなかった。

予定通り成田に着き、松山行きフライトもやや遅れ程度ほぼ定刻10:25に滑走し始めた。私は通路側、窓際に新婚夫婦と後ろに家族が座り気軽に会話を始め、楽しいフライトのはずだった。ところが離陸30分後に成田に引き返すと放送、横に座った彼が後方で何個か酸素マスクが降りたと教えてくれた。何故か乗客からは悲鳴もため息も聞こえて来なかった。

初めての経験だったが私も怖いとは思わなかった。単なる酸素マスクの異常と説明したからかも知れない。成田には12時に戻ると放送されその通りに着陸した。この日唯一守られた時刻だった。暫くして同じフライトで再飛行するのでチェックイン不用、1:55に出発予定だと放送があった。

だが、実際は交換予定の機体の到着が遅れ、搭乗後動き始めたのは2時半前、成田空港が混雑して飛んだのは3時頃だった。機長は飛行時間は1時間7分と放送したが、実際松山に着いたのは5時過ぎで実家に行く都合の良いリムジンを逃した。がっかりの連続だった。

他に地元のバス会社が幾つかあるので、松山JR駅から松山市駅に向かうバスに飛び乗った。このバスは市内をノロノロ走るバスだった。これが私の失敗、一旦このバスに乗ると松山駅に行きJRを利用する以外別の選択肢が無くなった。バスの出発点は松山市駅なのだ。

やっとJR松山駅に着くと八幡浜行きの各停汽車の出発間際だった。SUICAは使えず考える暇もなく適当に切符を買い、長いホームを慌てて走り飛び乗った。この汽車は予讃線下りの海周り線で、乗って運転手に聞いて初めて分かった。景色は良いが遠回りで遅く、最寄りの駅から実家までかなり歩く。

五郎駅に着いたのは7時半過ぎ、実家に着いてテレビを見るともうすぐ8時だった。何時も家内と見る番組「ブレバト」(TBS)の最後のシーンで、誰が俳句チャンピオンになったか見届けた。その後台所を覗くと水回りがカビだらけで、汗水たらしてカビを拭き取りシャワーを浴びた。

9時過ぎに冷凍野菜とウィンナーを炒め焼酎のお湯割りを軽く飲んで10時過ぎに寝た。本当に長い一日だった。翌朝、つまり昨日の朝体重計に乗ると体重が1kg以上減って、今までどうしても達成できなかった64kg台になっていた。長い1日は減量するには良かったかも。

今日、利用したLCCからメールが届き、「他の人に利用を勧めるか」聞くアンケートだった。これを見た瞬間にさすがにカッとなった。でも実は絶対に勧められなくはない。良い事もあったのだ。昔から旅は道連れという。私もそう言う機会に恵まれた。それは又、エピソード編で。■
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家族のキズナ(終)

2019-07-24 18:50:47 | 日記
家族のキズナを深める一時帰京も今日で最後、明日早朝に家を出て松山に飛び田舎暮らしを再開する。たった3週間だったが、長い3週間だった。例年より長梅雨が終わり、暑い夏が待っている。幸いかな私は近年物忘れが酷くなり、酷暑の独居老人の田舎暮らしがどんなものか忘れた。

その前に、先週日曜に三鷹で娘夫婦とタイ料理を頂いた。場所は府中の予定だったが、来年のオリンピックに備えてロードレースがあったので、交通規制を避けぶっつけで三鷹のタイ料理店に行った。裏通りの洒落た作りのお店でタイ人シェフの本格的なタイ料理店だった。

外資系会社に勤める夫君の昇進祝を理由に美味しいものを食べようというのが目的だった。これも家族にキズナ。タイ駐在の経験のある彼が一手に引き受けオーダーし、私は米国駐在時によく食べたタイ料理を思い出し、ついつい食べ過ぎた。3才の孫と大はしゃぎし楽しい一日を過せた。帰り際に孫に泣かれたのは嬉しくも寂しくもあった。

翌朝体重をチェックすると1日で1kg増えていた。帰京の目的だった定期健診で少しでも生化学指標を改善したく体重を2kg減らしたのに残念。定期健診の1週間後、病院で結果を聞いた。この1年徹底して減塩や揚げ物を避け食生活を改善した効果が出て、肝機能や腎機能は少し改善していた。

悪玉コレステロール(LDL)が183と高止まりしていたが、先生は悪化してないから様子見という。過去の記録を見返すと米国生活をした90年代後半頃の悪玉コレステロールが200台半ばと高かった。なので先生の言う通り今は様子見、食生活の改善で対応するつもりだ。

ちょっとショックだったのは身長が毎年縮んで遂に164.5cmになった。娘が高校大学でも背が伸びて気が付いたら161cmになったと聞き、残念というか更なるショックだった。娘と背丈がそれほど違わない見かけになったということだ。こればかりはどうしようもない。■
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ヤラセの三極構造

2019-07-22 22:08:00 | ニュース
参院選の後半から選挙結果が出た今日まで、民放テレビ各社は芸人の「闇営業」を巡るドタバタを延々と報じていた。違和感が一杯だ。民放と言えども限られた電波を使う半ば公共放送なのに、こんなドタバタ劇に貴重な時間を使うとは何ということだ。君達は一体何やってるんだ!恥ずかしくないの?

芸人と所属会社と民放テレビ局が秘かに手を組んで、視聴者の知性を貶めようとする「ヤラセの三極構造」に見える。選挙結果は今後の国政の行方を決め、重大な外交マターが続く中で、国民の目をろくでもない事件に向けさせるテレビ局の責任は特に重大だ。

事はグレーと言われる犯罪集団を前に芸人の人気を利用し、関わった芸人に責任を取らせて終わりのはずだ。それを面白おかしく膨らませ国民を愚弄する報道だ。上手く言い訳をして同情を買った芸人が被害者扱いになるのもオカシイ。キチンと責任を取らせてさっさと先に進めと言いたい。

今回に限らず悪の主役は「グレー」だが何故か詳しく触れてない。悪の一番を放置し、それに引っかかった芸人を主役にして、キチンと事態を把握して対応出来なかった会社との争いに仕立て、事の重大性を理解せず面白おかしく視聴率狙いのドタバタを報じる。

ドタバタ自体を金儲けに使っている。ここまで来ると誰が最も悪か見えて来る。■
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