かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

個人IT環境の劣化が続く

2020-06-30 17:16:32 | デジタル・インターネット
パソコンが回復し休止していたブログを再開したばかりなのに、昨日の午後今度はネットワーク環境が動かなくなった。書斎でスマホをいじっていると、突然Wifiが動かなくなり「モバイルデータ通信」に切り替えるか問い合わせるポップアップが出てきた。

とりあえず、モバイルデータ通信に切り替え必要な情報を取った後、机上のWifiで動くパソコンを立ち上げると案の定ネットワークに繋がらなかった。次にLANケーブルをパソコンに繋いだが、有線にしても動作しなかった。隣の客間に置いた別のパソコンもネット接続出来なかった。

2003年に退職後実家を改築し各部屋からインターネット接続出来るようLANを張り巡らした。老衰が進む母の様子を見るためネットワークカメラを設置し、また実家に滞在時にIT環境を整える為だった。当時は無線LANが実用化されておらず、床を上げて電線を張り巡らした。

2台のパソコンやスマホと接続場所の組み合わせを変えても、どれもネットワーク接続が出来ずないと同じ症状を示したので、ネットサービスを提供する側に問題があると推測した。二重生活の節約の為に電話とネットサービスをKDDIに変更した契約書を引っ張り出し電話を入れた。

外部からの光ケーブルは2階の分電盤の光モデムに繋がれ、ルーター(4ch:KDDIのレンタル)からパッシブハブ(8ch:私保有)に繋がり、各部屋のLANの蛇口に繋がる。更に書斎には無線LAN(Wifi)に変換するルーターがある。私は大元のKDDIのルーターを疑った。

電話対応してくれたコールセンターの女性は、実家の複雑なネットワーク状況を直ぐに理解して適切に対応してくれた。電話をスマホに切り替えて彼女の指示を受けながら、分電盤内のルーターのチャネルにパソコンを繋ぎ動作確認した。短時間で客間用チャネルを書斎に切替えて動作が復旧した。

対応してくれた女性(私には珍しい理系っぽい印象を受けた)によると、コールセンターは全国にあり各地の空いた所から対応する、彼女は北海道だった。思わず私は「北海道の女性が四国の老人を助けてるー」と感嘆の声を上げた。コロナの影響はどうか聞くと、テレワーキングで問い合わせが増えたと聞き成程と実感した。私のような例は珍しく彼女も雑談に乗ってくれたのかも。

農家つくりの実家を改築したのは2004年頃、その数年後に母は病院から介護施設に移り3年前に死んだ。設置したカメラは留守中の監視目的に代わり、今はもうカメラ接続のためのオンライン契約も解約した。節約のためにKDDIに契約を変えたが、それがどうなっているのかも忘れて若い女性のお世話になった。設備も私も劣化が続いている。■
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35年前の米国旅行

2020-06-28 21:20:48 | 旅行記
一時休止したブログを今日から再開します。

パソコン(PC)が壊れたがバックアップ用に買った中古PCのOSとアプリを使える状態にし普通の生活に戻れた。それではと、一昨日書斎に続く廊下の机の上の壊れたPCの電源を入れると、放置していただけなのに当たり前のように動き始めた。加えてPC休止中に実家の傷んだ部屋の修理が進み、偶然古い記憶が蘇った。

母の遺品を整理中に35年前に米国に視察旅行した時に母の為に書いた旅行記が出てきた。当時母は45才で夫に先立たれ続けて義母が逝き10年弱一人暮らしだった。工事に先立ち隣の部屋に本箱の中身を取り出して並べた。父の仕事関係の書類と一緒に、母の家計簿などの書類や写真集などを整理しその中に旅行記があった。

1985年の5月の前半に米国パソコン市場の市場調査に海外出張した。出張といっても交渉事など一切なく、日本経済新聞社とJTBが共催した平たく言えば気楽な見学旅行だった。全米の主要都市を回り関連ショーやメーカー・大学を訪問、同行した大学の先生の解説を聞き、帰国後出張レポートを提出するだけだった。

同行した職場の先輩の悪知恵で週末に帰国予定だったが、翌月曜に取引先との打ち合わせを入れた。狙いは週末をヨセミテ国立公園に社費で1泊旅行だった。国内外の国立公園に何度か行ったが、中でもヨセミテの美しい自然は素晴らしかった。後年家内を連れて再訪問し、山歩きが趣味になるきっかけとなった。

幸い会社から日程変更を咎められることはなかった。職場は技術開発部門なので、当時は製品開発が終わると次の開発機種が決まるまで時間に余裕があった。ニクソン大統領が辞職するきっかけになったウォーターゲート事件に興味を持ち、数週間図書館に入りびたりになり関連する書物を読破したこともある。

85年といえばバブル時代が始まった頃で大企業は経営的に余裕があったと思う。私たち技術者はかなり自由に時間を使えた。ただし、昨今の残業80時間で酷使なんて思ったことはない。最長200時間近く残業と聞いても驚かなかった。好きな技術開発をやるのが楽しくてたまらなかった。そういう時代だった。

思い返せば会社には計画があったのかもしれない。数年後に私は海外取引の技術担当責任者になり、更にその2年後には海外事業の商品計画責任者になった。更にこの旅行のちょうど10年後には米国工場の運営を任され米国に赴任した。母への旅行記を見ながら当時を思い出し、会社に図られたのかもと疑った。

旅行記は妹の写真と一緒に大事にしまってあった。45才で寡婦になり田舎の大きな農家に独り住んだ母の気持ちを思った。当時から仕事に熱中しそれをいいことに家族も一人暮らしの母もホッタラカシにしたと改めて後悔の念が沸いた。蛇足ながら義弟に写真を見せると長男と当時の私はそっくりだそうだ。■
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休止のお知らせ

2020-06-20 14:57:02 | 日記・エッセイ・コラム
パソコンがダウンしました。
パソコン回復まで暫くの間、長文のうんちく記事の投稿は休止しますのであしからず。
田舎生活の殆ど100%をインターネットに頼っていたので、当座は生活に必要な部分の立て直しを優先させます。今はメールと金にかかわる処理を優先して中古PCとスマホで対応してます。困っているのはIDやPWが必要な情報のアクセス、例えば欧米の情報網とか確定申告・年金、旅行・交通機関の予約支払いキャンセルの手間がかかることです。

故障したパソコンは5代目くらい、30年の経験で最も動作が不安定でした。
マシンはデルのinspironで、私とパソコン間の静電気放電で誤動作で記憶回路が壊れたか不要なプログラムがロードされたと推測、OS(W10)の立ち上げ不調になりました。
近年はボケ防止で続けてきたブログですが残念です。
昔はIT関係の会社に勤めたのに、ノーアイデア、子供に助けを乞うしかないようです。
早くパソコンを回復させて、天邪鬼なスケベーおじさんのブログを再開させたいと思います。
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断酒離(2)

2020-06-19 21:59:13 | 健康・病気
こんないい加減な言葉で続編を書くのも気が引けるが、書き始めたら最後まで続けるしかない。夕食時に習慣になっていた焼酎のお湯割りを止めて6日目、その間ずっと痛風っぽい軽い痛みが続いた。かつて経験した痛風と違って痛みは悪化しないが完治もしない。スポーツ系痛風なら痛みは消えたはずだ。

5日間の断酒離の効果は夕食後も頭がクリアで、生産性の高い1-2時間を過せることだった。だが、痛みが引かないのに業を煮やし昨夜気分転換の積りでコップ一杯飲んだ。そして今朝起きたら痛みが引いて淡いピンク色の患部の周りが色あせて見えた。何故良くなったのか訳が分からなくなった。

今日はバドミントンクラブの練習日だったので、見かけの改善が運動能力の改善に繋がったかチェックできた。その結果は今までになく体が軽く感じよく動けたと思う。だが、ゲームの勝率が上がったかと言うと、ちっとも変わらなかった。勝負は別の話ということだった。

つまり、お酒と痛風っぽい痛みには直接的な関係はなく、運動能力はもう少し様子をみたい。分かったことは、食後の1-2時間頭をクリアにして頭脳労働に使えそうだ。今夜の10時前、この原稿を書いている。この程度の小文なのにしどろもどろだと言われそうだ、でも書いてる。■
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コロナ報道の総括

2020-06-17 21:31:36 | テレビ番組
昨日付のWSJ日本版は記事「ニューヨークのコロナ対応、何が間違っていたか」で州や市の指導者が重要な予兆を見逃し、住民のリスク拡大し失われなくていい命が失われたと報じた。新興国では悲惨な状況が始まったばかりだが、日本を含む先進国はコロナ対応が一段落し反省の時期に入った様に感じる。

4月中に郷里の実家に戻り新聞を読まずインターネットとテレビ漬けの2ヵ月を過した。その間圧倒的な量のコロナ関連の報道を経て、ここに来て我が国もコロナ感染が治まりつつある。次に来るのは従来生活様式に戻るのではなく「コロナ後の新たな生活」が待っている。それはコロナありきの生活「withコロナ」といわれる。

この小記事はその前に、今迄のコロナ報道を振り返って評価するものだ。というのは、2か月間主にテレビ報道を見続け、それを主にインターネット経由の内外のニュースと比べ、私の長い人生で身に付けた物の見方を適用して評価してみた。というのはテレビに代表されるマスコミ報道に深刻な問題があると感じたからだ。

今までも個別に問題を指摘してきたが、私が見たコロナ報道には将来に禍根を残す恐れがある重大な問題があると思った三点について指摘したい。

1)PCR検査数不足に対する執拗な批判
日本のコロナ感染の数字は諸外国に比べ明らかに一桁も二桁も優れていたのに、本筋の感染状況を示す数字(事実)を無視した。マスコミは海外のPCR検査数を重点的に報じた。PCR検査数が海外より二桁少ないと執拗に報じ日本の取り組みの失敗を印象付け国民の不安を煽り、海外の評価が変わるまで続いた。

専門委員会が提唱した対策は感染者数のオーバーシュートを遅らせ医療崩壊を防ぐのが基本となる目的だったが、具体的な数字を検証して対策が目標に到達するか否か報じなかった。何が大事か全く理解せず間違った方向の議論を続け国民をミスリードし多くの人達を誘導した。ジャーナリスト失格だ。

私が技術者として社会人生活を始めた時、先輩から「データは神聖なり」と徹底された。実験結果のデータを小細工して自分の望む理論に導くことは絶対ダメだと。この頃の報道を見て目の前にあるデータ(事実)を無視してデータに基づかない報道を展開するテレビ報道に驚き怒りさえ感じた。

コロナ感染よりもっと深刻な危険な事態を招く恐れのある安全保障とかでもし同じアプローチをとったら大変なことになる。問題の深刻さを考え個人名を指摘する。目立ったのはテレ朝社員の玉川氏とTBS出演の芸人恵氏だ。会社指示か本人の考えかは不明だが、再発防止のため原因を究明し説明責任を果たすべきだ。

2)匿名社会が生んだ有害情報の伝達役
コロナ感染が認識された初期の段階でSNSで発信された偽情報が一気に拡散され、マスクやトイレットペーパーの買い占めが起こった。お店の棚から商品が消えた状況がテレビで報じられると、全国的にマスクやトイレットペーパーがショートした。多くの人達はテレビ放送をきっかけにお店に走った。

この問題はテレビ放送にだけ責任を転嫁するのは難しい。偽情報の発信元が匿名なのが重要な原因だ。最終的に発信源が突きとめられ処分された。テレビ放送は事実を報じただけと処分を免れた。だが、結果的に国民をパニックに陥れた責任の一端があると思う。今後の課題として責任をもって検討すべきだ。

ネット社会における情報発信は匿名性だけではない。SNSは名もなき個人が発進した偽情報を短期間に拡散する手段を提供したが、それが社会現象になるとテレビは事実として瞬時に全国に報じる。元は偽情報だけどそれが形になって現れると事実を報じたことになる。それが本当に許されるかということだ。

3)守るべきは個人情報か人の命(或いは健康)か
コロナ対策の一環として海外諸国ではITを使って個人の行動を追跡し、感染者と接触したと警告を与えたり感染経路を突きとめ拡散を防ごうとした。その過程で個人情報が政府機関などに把握されてしまう恐れがあったが、実行したのは中国の様な強権的な独裁国だけではなかった。

各国で個人情報を守れという国民の反対の声があがらなかったのは、何よりも最優先で守るべきは人の命という考えで一致してたからと思う。日本では保健所などの人手で感染経路を割り出そうと奮闘し何とかなった。だが、10万円の個人支給では全国の自治体が大混乱を続けている。

これもIT化したといっても自治体のマイナンバーや住民票とか税務署などの個人情報が繋がっていれば即解決した問題だ。マイナンバーを入力すれば全ての個人情報が芋づる式に見え、欧米などの様に即支援金が支給される。あっという間に支援金を貰ったと海外の例を紹介するが、その裏の仕掛けは報道しなかった。

多くのマスコミは従来から個人情報厳守を主張する野党の声を重点的に報じて来た。だが一歩踏み込んで我が国の企業や個人向けの支援金給付の仕組みと手続きを海外と比較して報じれば何が問題か見えて来るはずだ。PCR検査数報道と同じ間違いを犯している様に感じる。これでは非難だけして進歩が期待できない。

最後に私も偏向してるかも
4月中まで購読していた新聞は私の目線を上げる中和剤の役割を果たしてくれていた。それ程テレビを見る時間もなかった。だが、この2か月間のテレビ漬け生活で私の重要なニュースソースはテレビになった。つまりそれだけ真剣にテレビを見てニュースの作り方に問題を感じたが、中和剤不足で偏向しているかもと思う。■
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