東京の自宅のPCは昨年Windows-8マシンに切り替えたが、田舎の実家のPCはまだXPのままでどうするか最近まで決めかねていた。田舎にいる間ウィルス対策無しのノーガードでオンライン投資をやるのは不安だった。ケチな私としては最初は安価なWindows-7ベ-スの中古機を買う積りだった。だが、デスクトップは機種が限られており、2020年にサポート打切りとのニュースを見て気持ちが萎えた。
悩んだ末決められず当座の対応として結論を先送りし、とりあえずプランBとして東京宅のノートPCを持ち帰ることにした。今迄はUSBメモリーにデータをコピーし、田舎のPCに環境を移したが、今回は昔に戻りPC本体ごと移動した。ノートPCを入れたシォルダー・バッグのストラップが肩に食い込み重かった。
プランBはWindows-8マシンを主要機とし、タブレットとXPマシンをサブで使う。タブレットをインターネットとメールのビューアーとして、XPはメーラーは一切使わず身元が確かなサイトに絞りコンテンツ・ビューアー専用で使う積りだった。しかし、通信環境設定のところでつまずいた。
最初にWindows-8のWiFi接続をしようとしてパスワードの設定をうっかりしてミスった。Windows‐8のネットワーク環境設定は手間をかけずオートマチックに出来るようにしているせいだと思うが、一度ミスるとやり直しが上手くいかない。時間をかけたくないので諦めて有線LANに繋ぎ取り敢えずネット接続を確立した。お蔭で折角ノートパソコンを持ち帰ったのに書斎でしか使えなくなった。
次に、半年間使ってなかったXPマシンを最新状態にアップデートしようとしたが何故かMSサイトと繋がらなかった。そこでポップアップを見てAdobeのフラッシュ・プレーヤーの更新を始めるとマシンがフリーズ状態になった。ここまで来て私自身がフリーズした。もしかしたら、ウィルスに感染して資産管理に使用している金融機関や投資関連の情報が読み取られているかもしれない。
アップデートを強制終了させLANケーブルを抜いた。その後直ちにWindows-8マシンに設定している金融機関のログイン・パスワードを変更した。一息ついたところでXPマシンを再立ち上げ、不要と思われるアプリを全て消去し、HDのクリーンアップとデフラグを実行した。
その後、XPマシンは殆ど使っていない。KB操作が多いアプリはWindows-8、単純なビューアか入力が少ないアプリはタブレットで済ましている。単純なビューアーとしてもXPマシンは遅いし、ウィルスの侵入が怖いアプリは絶対使えない。デスクトップ用の大画面が活用できないのは残念だ。プランBは結局Windows-8とタブレットだけになってしまった。主要機のバックアップとしてやはりもう一台PCの必要性を感じている。■