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かぶれの世界(新)

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江藤農相辞任に呆れる

2025-05-21 11:41:23 | 国際・政治
江藤農相が辞表を提出し、後任に小泉氏が起用されると今朝方ニュースが流れた。江藤氏はコメ高騰の政府責任者が「コメは買ったことがない」と3日前に発言した直後で、夏の参院選を控えて石破首相は政権運営をトータルで判断しての判断を下したという。

私はそれを聞いて「おや、まあ」と思いがっかりした。この程度の発言で国は大騒ぎして大臣が止めるのかという思いだ。トランプ米大統領はもっととんでもない世界を驚かす発言を毎日してる。大統領だけじゃない、閣僚や大統領顧問たちも言いたい放題だ。不適切発言が多すぎてマスコミも追いつかないのか知れない。多分、発言に対する評価が分かれているからだと思う。

何故、我が国はこの程度の発言で大臣を辞任に追い込むのだろうか。江藤氏の発言は重要な政策でも何でもない、そりゃ聞いた人は気分を害するかもしれない。だが、彼の責任である農政に関わる重要な政策、現在ではコメ高騰の対策を評価する政策批判が聞こえてこない。

日本はこの程度の国か、世界3位の経済大国に相応しい批判をして欲しいと思う。誰に対して文句を言ってるのか、やはりマスコミの責任が大きいと私は思う。米国の様に色々な意見を戦わせて国民に見せ、政治家をあるべき方向に引っ張っていく役割を果たして欲しい。個人攻撃よりも政策だ。

という私も江藤氏と同じように70歳頃になって初めて家内に頼まれてコメを買った。彼の発言が非難されるのを聞くと、まるで私が非難されたように聞こえる。立場が違うからやむを得ない。しかし、マスコミの個人批判は本当に呆れる、失望としか言いようがない。■
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誰も止められないトランプ暴走(5)

2025-05-14 18:05:49 | 国際・政治
昨日ベッセント米財務長官が中国と連携してトランプ暴走を止めた(かもしれない)と私見を投稿した。米中両国が強硬姿勢を緩和したとみて、世界の市場が安堵し米国市場の後を追って回復したようだ。私の投資も二番目の波(世界市場の後追い)が来て二日続けて損失を回復した。ピーク値よりはかなり低いが、最近の私は個人の損得は余り気にならなくなった。

私が気になるのは、結果的にトランプの評価が高まって支持率が44%まで回復したとの報道(ロイター・イプソス調査)で、内心は全く嬉しくない。国民が気にしてるのはインフレであり、トランプはパウエルFRB議長に金利を下げろと迫ったが、この二日間の結果はパウエルに味方したようだ。

中国内では関税戦争に勝利したという喜びに溢れているとの報道がある。私には力のある国同志の戦いを眺めているようで、これまた正直嬉しくない。中国がやったことも力を背景にした交渉(関税戦争)であり、中国にしか出来ないことだ。勿論、誰のためにもならない関税戦争を回避した結果は良かったと思うが。

米中両国だけでなく世界の人々にとって、関税戦争の激化による景気後退だけは是非とも避けて欲しいという気持ちだと思う。民主主義がどうのこうのではない、偉そうに言う私も損を少しでも取り戻せればまあ良いかという気持ちがある。私にはこの手の義論をする資格はなさそうだ。■
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誰も止められないトランプ暴走(4)

2025-05-13 20:19:16 | 国際・政治
先月末に関税連発してやりたい放題のトランプについて、諦め気味に「トランプを変えるのは米国民か市場か、その両方か。EUでも日本でもロシアでもない、だが中国はどうだろうか。」と投稿した。報道を見ての私の印象は、ベッセント米財務長官が表に出てから状況が変化したと感じる。

彼が世界各国との貿易交渉の米代表になってから事態は進み始め、中国との交渉が始まって直ぐ12日に、双方が90日間関税を115%間引き下げることに合意したと報じられた。背景にはトランプ大統領就任後100日で物価上昇と株価・国債の下落等で、過去最低の大統領支持率に低下した為と報じられた。中国との貿易が停止するのを恐れた結果なら、私の予測が当たったことになる。

つまり、「中国はトランプの暴走を止めた」と言える。一方で、中国も不動産などの経済状況が悪化しており、これ以上米国と向き合って貿易摩擦を続ける事は出来ないという事情があったと報じられている。双方に対立を続けられない事情があったというのが現実だったといえる。

ともあれ、世界的に貿易摩擦の緩和が進むという期待が高まり、12日の為替市場はドル148円台まで一気にドル高が進み主要株価指数が軒並み大幅上昇した。トランプ米大統領が世界を相手に相互関税を発表し暴落した米株価が回復した。私はトランプは今後同じ道を歩まないと期待する。

個人的にも、トランプ大統領就任以来3か月に亘って暴落を続け悩まされた米ドル主体の投資が少し回復して来た。儲けようが損しようが子供や孫の為の投資だが、それでも毎日自分の投資が減っていくのを見るのは、トランプのせいだと思うと腹が立って悔しかった。まだ投資損失の全てを取り戻した訳ではないが、世界の経済がこれからも回復していくのを是非見たいと思う。

心配なのは経済だけではない。ウクライナ戦争の行方がどうなるか、世界の民主主義リーダーだった米国の動向は経済まで影響を及ぼす。と思ったら、今日のニュースではトランプは難民認定の南ア白人59人を受け入れたという。あれ、移民や難民の受け入れを厳しく制限し南米に追い出したのは何だったんだろう。またまた、米国は分断されることになるかもと不安になる。■
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誰も止められないトランプ暴走(3)

2025-04-23 18:31:07 | 国際・政治
早朝5時過ぎに目が覚め枕元のラジオニュースを聞くと、ドル相場が142円に急落しNYダウが1200ドル上昇したと報じていた。これを聞いて私はびっくり、驚いて嬉しくなって目が覚めた。というのは、私は米国で働き帰国後に米株式を保有しており、トランプが大統領就任以来このところ米株とドルはべた下がりのダブルパンチを受けて大損してたからだ。

株とドルが同時に値下がりした時の損は分かりやすく言えば損が2倍になったということだ。家内から「損失は堪らないですね」とからかい気味のメールが来て、私は「投資とはそういうものだよ」と悔しまぎれの返事をした。私の投資は生活に影響の出ない範囲で家族の為にやっているが、そうはいっても儲かると嬉しいし、損すると悔しい。

私から見ると、最近の市場の動きは投資云々よりトランプ政治を評価する尺度になっている、言い換えると彼の政治判断は市場の動きに左右されていると強く感じる。彼が政策決定する度にマーケットが右往左往する、そのマーケットの動きによって1日もたたないで意思決定をひっくり返すのだ。彼の相互関税の90日間停止が最初の典型的な例だった。お馬鹿な例だった!

私が彼のコロコロ変わる意思決定が意外に底の浅い判断に基づくと思ったのは、米国債が急落した時の彼のドタバタぶりだった。その判断自体は悪くないと思うが、そんなのやる前から分かってたんじゃないの馬鹿じゃないのと思った時だ。一旦そうなるとパウェルFRB長官を交代させると言ったり、そんなつもりはないと言ったり。お陰で冒頭の市場変動で私が喜んだりした訳だ。

今日の日本経済新聞は「結局、トランプ氏に対しては金融市場による監視が一番効果的だというのがよく分かった」(みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミスト)と報じていた。だが、それでも米国民のトランプ支持率は若干下がっただけというから驚く。トランプを変えるのは米国民か市場か、その両方か。EUでも日本でもロシアでもない、だが中国はどうだろうか。■
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誰も止められないトランプ暴走(2)

2025-04-06 15:56:02 | 国際・政治
4日の米国株式市場は史上3位の下げ幅を記録したと、昨朝ベッドの中のラジオ放送で聞いてガッカリして中々起きる気になれなかった。20年余り前に退職金を使って始めた投資は、現在も米国株を中心に私の大事な資産だ。投資に失敗しても家族が生活に困らない範囲に留めている。

投資を始めて数年後にリーマンショックで投資額の半分が吹き飛ぶという悲惨な経験をしたが、その後米国のIT株の急成長のお陰で少しずつ損を取り戻した。幸運にも仕事に関係するIT関連の株式に集中し、米国赴任時代の知合いがまだ現役で適切な判断可能な助言をくれた。お陰で間違った判断で大きな損失を出すことなく投資の世界に生残ることが出来た。

今回のトランプ暴走による市場暴落は昨日までのたった1週間でリーマンショック時の損失のほぼ半分に達した。残念なことに、今では米国に連絡を取り合う知人は一人もいなくなった。生活に困らない範囲とはいえリーマンショック時の損失は本当にガッカリで、誰にも大損したとは言わなかったのだが、郷里の友人は私の顔つきを見てしこたま損したと見抜かれた。悔しかった。

今回は情報収集の源は夕食時に交わすトランプ暴走の会話なので、説明する前から損を見抜かれていた様なものだ。何故トランプ暴走を止められないのか、景気減速で株価が急落したのは明らかなのに「米国民はバカか」というのが我が家の夕食時のメインテーマだ。だが、我々の目には明らかな誤りでも、世界は巨大帝国の米国に対して遠慮がちな指摘をするばかり。

報道によるとマクロン仏大統領は積極的に向き合っているようだ。「欧州の未来をワシントンやモスクワに決めさせてはならない」と国民に語りかけた。だが、現実は各国ごとに景気は異なり、米国抜きの軍事サプライチェーンを作るには10年かかるという。軍事経済ともに格が違うのだ。トランプ大統領はこの現実を見透かして同盟国に相互関税を発動す一方でロシアに近づいている。

そんな事情が見え見えの世界で我が国はどうすべきか。石破首相に期待をかけても、多分何もできないのだろう。何もできないとしたら、個人の投資判断はどうあるべきか。私にはさっぱり分からない。多分、変えることが出来るのはバカだと言ったが米国民しかない。米国の景気がどんどん悪化して生活に困った米国民が選挙で流れを変えるしかない。生きてる間にその景色を見たい。■
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