かぶれの世界(新)

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今度は新聞離れ

2019-08-31 16:46:52 | 日記
1年前に全く本を読む気にならなくなったと読書録の終結宣言をした。実際、それ以来私は一冊も本を読んでない。一時的な気の迷いというより、老化の現れだと思っている。今迄に購入して読んだ数千冊の殆どは読み、自宅と実家に保管している。(一時購読していた週刊誌TimeとNewsweek等は廃棄した。)

具体的には年100冊読破を目指し、年70-80冊程度読んだので、生涯5000冊前後の本を読んだ。そのうち6-7割が単行本で家の書架に保存している訳だ。だが、前触れなく突然「読書離れ」がやって来た。先週東京から長男家族が来てくれた時は、家族に利用してもらうために本棚に整理しただけだった。

それから1年、今度はなかなか新聞を読み切れなくなった。購読中の日本経済新聞の最初の2-3ページの国際・経済ニュースだけ読むのが精一杯なのだ。危うい兆候だ。その程度の所謂ヘッドラインニュースならネットやテレビ報道で十分だ。若い人のようにインターネットを見るだけで十分なのかもしれない。

このままでは遠からず新聞も読まなくなる日が来るかもしれない。早期退職して母の様子をチェックするため頻繁に実家に戻る様になった時、母は新聞(日経)の購読を止めていた。長く滞在するに及んで私の為に新聞購読を再開してくれた。その時の母は76才だったと思う。息子が母と同じ道を歩んでも可笑しくない。■
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田舎暮らし雑感2019(10)

2019-08-30 22:10:44 | 日記
26日の朝室温が21度まで下がり秋が来たと思ったが、その後気温が上昇して今朝は25度まで戻った。このところ雨の日が続き窓を開けたままだと湿度が95%まで上がり、特に昭和以降に改築した部分の木材は乾燥不足でカビが生えた。100年以上前に建てた部分は何ともないのには驚く。

それでも、一時は夏の暑さに堪えて乗り切れるか本当に不安だったが、今年の夏も乗り切ったと今は思う。毎日薬を塗り更に気温が下がるにつれ汗疹はほぼ完治した。気温が25度以下になって凝結したココナツ油は、少し気温が上がっても固まったままで料理に使い易くなった。秋はすぐそこだ。

涼しくなったので助かったのは間違いないが、相変わらずの頻尿で毎夜トイレに立ち寝不足が続く。夕食時は焼酎のお湯割りにツマミ程度でその後の水分摂取が足りない為か、夜の小用は異常に熱い。同様に身体の真下のベッドの部分だけ熱い。それでも、気温が一番下がる起床前の2-3時間は熟睡した感がある。

今週初めまで東京から顔見せに来てくれた家族は、毎夜揃って車で外の風呂に行った。料理も作らず外食するか、弁当を買って来て食べていた。実家の風呂や台所は狭すぎるし清潔ではないのが一因のようだ。嫁さんにまな板のカビや洗濯機の掃除をやってくれたが、それだけ。少し寂しかった。

小3と年長組の子供二人は朝2階の客室から降りて来ると何も食べないでゲームに熱中する。私が薦めたコップ一杯の牛乳以外に朝食は殆ど何もとらない。やがて両親が起きて来て食べさせるものも私から見れば余り健康的ではない。それでよく普通に育っていると感心する。

何年もこんな状態なのを見て来たがそれなりに育っているのが不思議だ。上の子は勉強も運動もクラストップレベル、下の子も多分そうなる予感がする。子供のやりたい様に色々トライさせその中から得意なものを伸ばしていく、といった育児スタイルのようだ。

私は言いたいことがあっても口出ししないことに決めている。頼まれば別だが、出すのはおカネだけ。私の子育てと言ったって実質やったのは家内だ。私はいわゆる猛烈サラリーマンだったし、4年近く米国に単身赴任したので彼女がやるしかなかった。良くやってくれたと思っている。

そんな中で長男は子供時代の経験を自分の子供達にも体験させたいと、田舎の独居老人宅に顔を出してくれたと感謝している。子育て論など押し付けて遠ざけたりしたくない。孫達が楽しんだという記憶が残れば十分。そして東京に戻って行った。今夕の散歩は肌寒かった。もうすぐ秋だ。■
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史上最悪なマッチポンプ男

2019-08-28 16:22:58 | ニュース
私が若い頃の戦後初期の政界である二流政治家連を「マッチポンプ」と呼んだ時があった。自分で問題を起こし世間の注目をひいたところで、自分で火を消す自作自演の軽蔑すべき行為を揶揄していた。そんな時代は終わったと思ったらとんでもない史上最強のマッチポンプな男が現れた。それは世界最強の軍司令官、トランプ米大統領である。  

G7サミット(主要7か国首脳会議)が75年に始まって以来、初めて首脳宣言が採択見送りになったという。原因は明らかだ。トランプ大統領と他のG6首脳との事前の意見調整が出来ず、開催国のマクロン仏大統領はやむを得ずたった1ページの宣言文書でお茶を濁す結果になった。

マクロン氏はエライ恥さらしになったが、誰がやっても結果は変わらなかったろう。G7首脳会議は法的拘束力はないが、世界トップ7が重要問題を議論し一致して方向性を打ち出す「羅針盤的な役割」を果たしていた。にも拘らず最重要課題の一つである地球温暖化の会議にトランプ大統領は出席すらしなかった。この男は地球規模で物事を考え最適解を求めることに価値を認めないのだ。

彼にはG7に共通する価値観などなく、自分に都合の良いように平気で次々と嘘をつき相手を攻撃し取引をする。ビジネスの世界にいる間はそれでも良かったが(良くはない!)、米国大統領は世界最強の軍隊の司令官でもある。そんな男は絶対についてはいけない地位だ。世界を危機に陥れる。

彼の最優先課題は来年の選挙に向けて好景気を維持することでり、その為には中国との貿易戦争を止めることのはずだ。だが現実は貿易戦争は悪化、中国が世界経済のサプライチェーンから除かれ始めた。これが民主共和両派の支持を得ている。市場は貿易戦争の成り行きを見て右往左往、乱高下を繰り返している。中国は長期戦を覚悟し始めた。世界経済は徐々に対応できなくなって来た。

トランプ大統領がやっていることは米中貿易戦争を煽り市場が反応して株式市場が暴落すると、今度は米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長に利下げを強要し罵詈雑言を浴びせる。これこそ典型的な「マッチポンプ」だ。G7首脳会議でもこんな調子でやりたい放題で、G7を機能不全に陥れた。

私が理解できないのは、誰の目にもおバカな大統領なのに、米国の人達はまだトランプを大統領に地位に付けていることだ。依然として彼の支持者は勢力を保っている。彼を支持する人達が参加するコンベンションを見るがいい、大声でトランプ支持を喚き騒ぎ立てる馬鹿の集まりだ。

米国人てこんなアホだったか、世界の自由民主主義の担い手だったのは幻想だったのか。あなた達が選んだマッチポンプな男が世界を危機に落とし入れているのだ。何とかして。これって言い過ぎ?■
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秋が来た

2019-08-26 21:27:11 | 日記
「秋の兆し」なんていう前に一気に本物の秋が来た。ここ四国愛媛県大洲盆地の実家2階の書斎の室温が急激に下がった。秋の兆しをすっ飛ばして前触れもなく突然秋が来た感じだ。朝起きると南側の山の中腹に雲が流れていた。典型的な秋の風景だ。

23日(金)25.8度  141
24日(土)25.1度  138
25日(日)22.8度  130
26日(月)21.1度  123

今日買物をして外出先から帰宅した3時の室温も22度そこそこ。気温が最も高くなる時間だ。小雨が降ったせいかもしれない。因みに今は夜9時過ぎ、室温は私の身体と天井灯に加えテレビの熱源で22.7度から23度に上昇。23度で安定している。6日前はエアコンを使った。

ここでクイズ、気温の右側の数字は何でしょうか。答は起床時の私の最高血圧、気温低下と連動して劇的に低下した。気温と血圧の関係がこんなに密に関係づけられるとは思いもしなかった。ただ、天気予報によると、「夏の終わり」の気候が戻って来るそうだ。■
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漫画の見えない力

2019-08-25 21:07:48 | 本と雑誌
「坊主丸儲けならず(訂正)」で住職交代に関わる檀家負担について投稿した。22日にその新住職に長男を紹介した。そこで自分の息子が仏教に興味を持つようになったきっかけを初めて知った。驚いたことに彼は漫画「孔雀王」を読んで仏教を知ったと新住職に説明した。予想もしなかった。

私は長男が高校に入学した頃に米国に単身赴任し、4年後に帰任した時は大学院にいた。今は最先端科学技術分野で仕事をしている。海外赴任時に娘は中学生、次男は小学生だったが、その時は家に漫画本は一冊もなかったはずだ。ところが帰任すると家中に漫画本が溢れ、今も客間の二つの書架に各種の漫画本がうず高く積まれている。

当時私は典型的な仕事人間で子供の教育は家内任せ、煩い私がいない間に子供達は遠慮なく読みたい漫画を買って読んだようだ。中には私が聞いたことのある人気漫画もあるし、全く知らないものもあった。私は害にならないのなら止む得ないと放置した。家内とじっくり話した記憶もない。

一昨年家を建て替えて子供達が置いて行った漫画本を整理した時に、「孔雀王」があったのは記憶しているがその時はゲテモノかなんかだと思った。長男はこの漫画を見て仏教に興味を持ち、二人の息子に仏教由来の名前まで付けた。今までその経緯を知らず、漫画がもつ影響力に驚いた。

京アニ放火事件の後、世界中のファンの声が報じられた。その中で多くの若者がアニメ作品の影響を受けて人生を決めたというインタビューを見た。その報道のあったせいかもしれないが、私もこの齢になって自分の身近な周りでさえ漫画の見えない力を感じた日だった。■
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