【今日の 大工】
まだ若いと思っていても、身近にいる人が家で手摺のお世話になることになった。
それを見たワシも、まあ近い将来の身を案じている。
ちょうどよい機会だ、我が家も階段に手すりを取り付けようではないか。
これを「人のふり見て我が振りやまぬ、いいぬは喜び庭かけ回る、もとい、我が振り直せ」という。
我が家の新館の方の階段は回り階段で、回るところが当然のことながら傾斜が急になっているのである。
考えてみればこの角度は怖いぞ。
紙のマスキングテープで位置を表した。だいたいこの様に手すりを設置しようと考えている。
新館は木造の在来工法と異なり、壁の下地の材料が外観からは分からなくなっているので、細い針を壁紙の上からバンバン突いて下地を捜したぞ。
基本的には階段の各踏面(ふみづら)から75cmの高さに設置することにしたが、階段が回っているところはどうしたら良いか?こんなンしました。
いろいろと考え、工夫をしてブラケット(金具)の設置位置を下地材のある所に持ってきたが
どうしても一か所下地がないところにビスを止めねばならぬ。どうするか。
そこはだなあ。
こんな金具をだなあ
8mmの穴をあけて、壁にそのまま突っ込んでビスを締めていくと
石膏ボードの裏側で
こんな風に直角に金具が出てきて、さらにビスを締めてゆくとブラケットが締まる。という魔法のような器具があるのだ。
これで危惧が無くなるのだ。(シャレな)
このようなアイデア器具がいっぱいあるのだぞ。
ホントに、ホームセンターをぶらぶらと(買わんのに)見て回っておくと、いろいろとアイデアあふれた製品があって面白いぞ。
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しかしこの便利なお助けビスも、しょせん石膏ボードに止めるだけだから、力については頼らないほうが良いぞ。
この場合は、ブラケット一個につき3本のビス止めのうち、1本をこれで施工したので、あとの2本で下地材に支持できているということでクリアーなのだ。
事故については自己責任なのだ。(またまたシャレがでましたー)
写真は階段の最上部の様子。
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このように、ブログで読めばさっと取りついてしまったようだが。
ここまで至るにはホームセンターで各種手摺を研究し、金具と壁裏の支持材の位置関係を計測し、壁にマスキングテープで位置を仮に表示して、
実際に手すりが付いたものとして何度も階段を上り下りして(これを英語ではシミュレーションという)あーでもない、こーでもない、と試行錯誤の結果であるぞ。
また、ワシんちから行けるホームセンターのすべてを回って金具はどこが安く、手すり材の丸棒はどこが安いか(これをマーケットリサーチという)(フンとかよ)
研究した結果
丸棒はEnチョーが異常に安く、金具はKインズが比較的安いことが分かった。ただしKインズは我が家からは一番遠いので、そこまでのガソリン代を考慮すると少しの部品ならばC-マがお得となるぞ。(あんた細けーね、だな、年金生活だしな)
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昨日か今日、吉田町にオープンしたスーパー野良作業ホームセンターが、チラシを見ていると、なんでも安い様な感じである。
よっぽどで無いと遠くて行かんが、いつか視察を兼ねて遠征してみようかと思っている。