【今日の 荒技】
ワシは大金持ちなので自動車を何台も持っている。今何台保有しているのかさっぱり分からないほどである。
大多数の車は昔の懐かし車である。
何しろ欲しくなったらすぐに買ってきて、組み立てて、自分好みに塗装もして保管し、時々眺めてニヤニヤとしているのである。
その内の一台、これは飯塚君にいただいたのだ。確か退職記念の品である。
カルロス・ゴーンが、まだニッポンて国がどこにあるのか分からなかった頃の車である。
ダットサン・フェアレディ―240ZGという車である。
この車のタイヤが古くなってきて、タイヤの側面が割れ始めてきた。長く一定の場所に置いておくと割れることがあるのだ。
では詳しく見てみよう。
前輪の左側、地面と接するところの割れ。
後輪の左側、同様に割れが来ている。右側の前後のタイヤも同様であった。
どげんかせんといかんなあ。
というわけで何とかする。
まず、車をひっくり返して、タイヤを4輪とも外す。そしてホィールを外してタイヤだけにする。
車をひっくり返せるのでらくだじょー。
当時アメリカで爆発的に売れたこの車だが、フロントは当然ディスクブレーキ。
ところがリアはフィン付きではあるものの、ジャン・・・・・ドラムブレーキなのであった。
まあ、アメリカ人は些細なことを気にしないのである。(と思う)
で、タイヤのゴムの修繕はどうするかというと。
これを使うのだ。
「ふわふわ かる~ん かる~い紙ねんど」これをタイヤの空間に充填する。
対象年齢6歳以上と書いてある。ワシ6歳以上だ。
いや、実は修繕に当たっていろいろと眠らないで考えたのだが、あーだのコーダのしたが結局のところいい案が無くて
紙粘土に行きついたのである。しかも安いし。
練った粘土をぎゅう詰めに詰め込んだ。これが固まれば、車の自重でタイヤがひしゃげることは無いだろう。
一日乾燥させてから車に装着した。
ついでに車の方もワックスをかけてきれいにする。
末永く楽しみたいので、車の下に透明な材料でジャッキアップ装置を作って、車を少し持ち上げ、タイヤが地面に当たらないようにしたぜ。
タイヤのサイドウォールのひび割れは直らないがタイヤが円を描くようになった。
12分の1サイズ、静岡市タミヤ製作所製のプラスチックモデルの修理の話であった。