【今日の 不思議】
静岡県富士山世界遺産センター(富士宮市)の外壁?に使われているヒノキ材の格子は不思議である。
昨日のブログの写真を再び拝借した。
この富士山を逆さにしたような人目を引くデザインの中心はヒノキの12CM?角の格子である。
下方は密に、上方に行くほど粗くなっている。
この格子を設計するのには複雑な計算が必要で、コンピュータの助けを借りねばとてもじゃないができないだろう。
PCあっての建築ですよ。
で、細部を眺めてみれば
ひとつ真剣になって、どのように木を加工するとこのような格子ができるか考えてほしい。
ずーっと以前にこの木格子の存在を知って調べてブログったことがあるから、昔からの読者は憶えておられる方もいるかと思う。
これは地獄格子と呼ばれる木組で、組み方を知れば案外納得できるものであるが、知恵の輪やルービックキューブみたいに難しい解法であります。
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で、ワシは(よしゃあいいのに)知ったかぶって、そこにいる説明・案内係のおねいさんにこの格子のことを
質問してみたぞ。
建築関係の人に良く聞かれる(と彼女は言った)らしくて、さっそく実物大の説明用の模型を奥の方から持ってきてくれた。
これがそうだ。
これで1セットになっていると踏んだ。もう1セットあれば組んでみるのにね。
へえ、こないになってるんかいな。
実を言うと腹の中では
ワシの知ってる地獄格子に似せて、このような部分品を組み合わせて作ったのか?
そりゃそうかもしれないがチョッピリ残念だなあ。と
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よいこの皆さん、こちらにお見えの際はこの格子をご覧になってくださいまし。
本物の地獄格子は、ワシの知っているところによると(過去にブログったが)
三島の桜屋と言う、三島でいちにを争う人気のうなぎ屋の外壁、向かって左側にある。三島市広小路町13-2
もう一つは岡部町(藤枝市に合併済み)の十石坂観音堂(旧東海道、旧国道1号)の扉がそうなってる。