【今日の 遠征】
(相変わらずおとぼけなタイトルで読者の気を引こうとしているな)
昨日は牡蠣のお土産のお話でした。今日は渋柿のお話です。
数年前にもブログったが、ワシの親友のWIDEくんちの渋柿が獲り頃になったというお電話があった。
さっそく本日遠征してきました。タケちゃんにも声がけしたが当然のこと彼は仕事。残念です。
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漁村市の我が家を朝8時に出る、途中WIDE君の家に寄って「WIDE君いるー、遊びましょ」てな具合
しかし、すでにしっかりと彼は支度してあって、すぐに車でWIDE君の家に行く。
あれ?WIDE君の家は?????疑問になられる方もいると思う(わざとそのように書いたのだからして)
答えは、今から行くのはWIDE君の昔住んでいた山の住宅のことだ、分かったか。フン
ここに着いたのは10時を過ぎていたのであった。
ワシが初めてここに来た時は「こんな山の中に家があって、ここでWIDE君らは生まれて暮らしていたんだ、考えられないわ」
と海辺の寒村の生まれのワシはビックラタマゲタものだったが、その後知ったところによればここは昔役場があったところで、ここからさらに川をさかのぼってだいぶ行ったところにも集落が点在していたのであった。人間ってすごいぞ、その生命力たるや。
こういった話はあさひテレビの「ぽつんと一軒家」で見てほしい。これが結構面白いのだ。見ていない人はいないと思うが。
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写真では分かりずらいが家の裏に一本の大きな渋柿がある。これが本日のターゲットなのだ。
アップしてみると
たわわに渋柿が実っているのが手に取るように分かると思う。
なに?わかんねえだと?もっと液晶に目を近づけて・・・液晶画面にくっつけなけりゃ見えねえずら。
柿を採るのには、近頃はTV通販でお馴染みの「高枝ぎり鋏」を使うのだ。これが、慣れないと苦労して切ったつもりが下にポーンと柿を落としてしまうのだ。刃先と切った枝をはさむ器具の位置を間違えるとそういう事が起こる。
小春日和と言うのか、一生懸命に働いていると汗をかくほどに良い天気である。
ああ、山の仕事っていいなあ。
山仕事は冬に限るぜ、といっちょ前に言ってみる。
高枝ぎりばさみで届くところの柿は採りつくしたぜ。
WAIDE君は昔取った杵柄、木に登り始めた、これをここいら辺では「木にのす」という。
「ダメだダメだ、おっかねえ」しきりに怖がっている。「なかなか登れねえ」
「そりゃあそうずら、歳だよトーシ」昔のような筋力は無くなっているということ。
でも「のして行って」高枝ぎり鋏で採れる範囲の柿は採ったのであった。
こういうことって人間の元々持っている原始の力なのか、何にしろたくさん採ってしまう
必要量が分からねえ。力の限りを尽くすのであった。ラグビーのフォーワードの様だ。
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途中のタケちゃんちの玄関先に採った量の40%ほどを置いて家に帰ってきた。
さあ、これから皮をむいて日に干し、乾燥させて正月に食べるのだ。
干し柿づくりは上手・下手がはっきり出るのだ。お楽しみに。
だけん、皮むきはめんどくさいわ。つくづく。