MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

2011年4月新ドラマ

2011-03-07 22:34:22 | テレビ番組

ようやく春の訪れである。
今年の冬が厳しい寒さだっただけに喜びもひとしお。
さて、2011年1月クールの番組を振り返ってみたい。
3月第1週までの視聴率を参考にすると、
予想通り、ダントツで『相棒』が一人勝ち。
唯一の視聴率20%越えである。
それに続くのは、個人的には今一つに感じたのだが、
ゲゲゲ効果で『CONTROL~犯罪心理捜査~』が
健闘の14%台。
そのほか、
草彅剛が本当にいい人に見えてしまった『冬のサクラ』、
冬のホラーってどうよと思った『美しい隣人』がまずまずだった。

14_2

MrK 的には『デカワンコ』が最高だった。
コメディセンスは素晴らしく多部未華子はもちろん、
その他共演陣の好演が光った。
土曜日21時という視聴率の取りにくい時間帯で
12%越えは立派である。

今回も月9は大いに伸び悩んだが、
ダメ男を演じた三浦春馬は
それなりによく頑張っていたと思う。
ただこのドラマの中では
武井咲が光り過ぎていて(劇中でも名前が『ひかり』)、
主演の戸田恵梨香がひどく貧相に、
かつ、くすんで見えたのはワタクシだけ?
助演が主演を食うとはまさにこのことか…。
一方、負け組であるが、
大がかりで気合が十分だった割には
ストーリーが存外ちゃちだった『外交官・黒田康作』が大コケ。
10%台すれすれである。
メキシコ大使館からの抗議問題もあり、まさに泣き面に蜂?
この調子では今夏公開予定となっている映画の方も
心配になってしまう。
それと予想通り東芝日曜劇場に完敗となった
江口洋介主演の『スクール』は8%台。
進藤先生がそのまま小学校に着任したって感じだった。
両ドラマの主役はともに
往年のトレンディードラマのヒーローたちだが、
さすがにご両人とも熟年となった今、
かなりのパワーダウンを感じてしまう。
残念だったのは北川景子主演の
『LADY~最後の犯罪プロファイル』 。
個人的には楽しめたし、
『CONTROL…』より良かったと思うのだが、
ユースケ・サンタマリアがいけなかったのか(笑)。
ともあれ今クールは突出した作品はなかったものの
そこそこ好作品が多かったようには思う。

というわけでいよいよ新年度に突入。
4月クールのドラマを一通りチェックしてみることにしよう。
まだ確定的でない番組もあり随時書き換えとなる可能性があるが
皆様のご視聴の参考にしていただきたい。

フジ月9 4/?~ 『幸せになろうよ』 香取慎吾(SMAP)、黒木メイサ、玉森裕太(Kis-My-Ft2)、綾部祐二(ピース)、仲里依紗、藤木直人、小林薫、高畑淳子、原田美枝子
今クールの月9は結婚相談所が舞台となるラブバトル・ストーリー。多くのカップルを誕生させてきた実績を持つ相談所のアドバイザーを香取慎吾が演ずる。結婚を希望する、美女、美男の2人のクライアントがその相談所を訪れる。主人公は黒木メイサと藤木直人が演ずるこの2人を結びつけようとするのだが…。結婚の条件を完璧に備えているように見える二人には実は隠された秘密があった。悪戦苦闘する主人公だが、ついにクライアントとの間に禁断の恋が芽生え始めるのだった。主役の香取慎吾、「みんなが幸せになれるよう、『ラブ注入っ!』」(笑)だそうで…。ここ2、3年低迷の続く月9、いまさら SMAP でもないだろう思うのだがどうだろう。

テレ東月10 4/?~ 『鈴木先生』 長谷川博己、臼田あさ美、土屋太鳳、山口智充、田畑智子、富田靖子、でんでん、山中聡、赤堀雅秋
やたらセリフが多く、読むのにも気合が必要な漫画アクション連載学園コミック『鈴木先生』(武冨健治)のドラマ化。主演は長谷川博己。2010年のNHKドラマ『セカンドバージン』で鈴木京香演ずる主人公と不倫関係となる年下の男を演じ注目。原作では鈴木先生の意味不明の独善的説教が炸裂する。中学校を舞台に、性、生徒会活動、文化祭などにまつわる諸問題に異様な真剣さで立ち向かう熱血先生や生徒たちの葛藤が描かれる。かなり異色の原作をどうドラマ化するのかが見ものである。

フジ火9 4/?~ 『名前をなくした女神』 杏、倉科カナ、尾野真千子、りょう、木村佳乃、つるの剛士、平山浩行、高橋一生、KEIJI(EXILE)、萩原聖人 
杏がついに連ドラ初主演。今回は5才の息子の母親、秋山侑子役。引っ越しを機に、りょう、木村佳乃、尾野真千子、倉科カナ演ずる4人の『ママ友』たちと出会ったことから子供の『お受験』戦争に巻き込まれてゆく。これら『ママ友』たちは年齢も生活も様々、それぞれ悩みを抱えて生きている。侑子にも苦難が待ち受けるが自分の力で『ママ友地獄』をくぐり抜けようとする姿が描かれる。『女性の女性による女性のための衝撃の社会派ドラマ』とか。侑子の夫役につるの剛士。もう少し明るいテーマでいってほしいものだが、杏の母親役が違和感なく見られるかどうか。

フジ(関西テレビ)火10 4/?~ 『グッバイライフ~ありがとう、パパ。さようなら~』 反町隆史、栄倉奈々、井川遥、加部亜門、伊原剛志、鹿賀丈史 
チョ・チャンイン原作の韓国ベストセラー『グッドライフ』をドラマ化。韓国での原題は『カシコギ』。『カシコギ』は日本名でトゲウオという淡水魚。この魚は、メスは産卵後稚魚を放置、オスが育て上げ、稚魚が成長するとそれを見届けるように死んでゆくという習性がある。白血病の息子に必死に向き合い、懸命に看病する『カシコギ』な父親役を反町隆史、その妻役を井川遥。小児科医役を栄倉奈々、伊原剛志が演じる。タイトル通りやはり最後は息子は死んでゆくのだろうか?となると涙、涙の展開が予想されそうである。

テレ朝水9 4/6~  『遺留捜査』 上川隆也、貫地谷しほり、佐野史郎、大杉漣
テレ朝お得意の科学捜査ものだが、今回新たなシリーズで登場。主人公の警視庁刑事部捜査一課第一強行犯捜査化学捜査係主査警部補の糸村聡(上川隆也)は通常の遺留品だけでなく、被害者の残した『被害品』を頼りに、地道に被害者の置かれていた環境や人間関係をたどり、犯人に近づこうとする。捜査一課刑事殺人捜査第1係のかけ出し刑事織田みゆき(貫地谷しほり)はそんな糸村の捜査手法に違和感や反発を感じながらも徐々に気持ちが動かされてゆく。上川がどのように主人公のキャラを演ずるかがカギ。

日テレ水10 4/13~ 『リバウンド』 相武紗季、速水もこみち、栗山千明、勝地涼、西山茉希、半海一晃、伊藤かずえ、石塚英彦(ホンジャマカ)、若村麻由美
2008年『絶対彼氏~完全無欠の恋人ロボット~』の相武・もこみちコンビが再び共演のダイエット・ラブコメディドラマ。タイトルの『リバウンド』はダイエット失敗の意味だけでなく、強い女性の生き方を表現するものだとか。大失恋した主人公・信子(相武紗季)は決死のダイエットに成功。その甲斐あってあこがれのファッション誌の会社に入社できたものの、この会社では肥ることは厳禁。そんな時、出会ったイケメン・パティシエ太一(速水もこみち)の作るケーキに誘惑される信子。果たしてリバウンドに打ち勝つことができるのか?『ホタルのヒカリ2』以降の日テレの水曜ドラマ、ちょっと軽すぎの作品が続く。

TBS木9 前クールより継続 『渡る世間は鬼ばかり(10)』 泉ピン子、宇津井健 他
眞(えなりかずき)を中心に据えた恋愛劇にどうしても違和感を感じてしまう。眞のことを好きだと言いながら、そんな気持ちを微塵も感じさせない貴子(清水由紀)は壮太(長谷川純)とできてしまわないのか(とっととくっついてほしい)?どう見てもあやしいこの二人の関係に、大吉(宇津井健)、タキ(野村昭子)、長子(藤田朋子)らが全く気付いていないふうなのも不自然。視聴率は1月からの平均視聴率 13.33%とやや持ち直し気味だが、回によっては全く盛り上がらない内容のこともあり、残りあと半年となり20年間の有終の美を飾れるのだろうか?やはり眞と加津(宇野なおみ)の結婚で締めくくるのが、多少の気持ち悪さは残ってもお年寄りには喜ばしい展開ではなかろうか(しつこいよ)。

テレ朝木9 4/?~ 『ハガネの女2』 吉瀬美智子、要潤、設楽統(バナナマン)、清水ミチコ、大橋のぞみ、有村架純、横山めぐみ、片岡愛之助、斎藤工、松本利夫(MATSU from EXILE)、高橋克実
原作コミックは深谷かほるによる「ハガネの女」。吉瀬美智子演ずる小学校教師・芳賀稲子、通称ハガネが、問題の多いクラスに立ち向かう。初回シーズンは2010年5月から7月まで金曜ナイトドラマ枠で放映(このため当ブログでは触れず)、視聴率は10.3%と同枠にしては健闘した。それを受けて今回はシーズン2 として木曜ドラマ枠に抜擢。吉瀬にとってはゴールデン帯連続ドラマとしては初主演。初回シーズンを見ていないので何とも言えないが、吉瀬では役不足の感が否めない気がする。

フジ木10 4/?~ 『BOSS2 』 天海祐希ほか
2009年4‐6月クールで平均視聴率17.0%と人気だった一風変わった刑事ドラマ『BOSS』が2年ぶりに復活。フジも困った時の刑事物頼みか。天海姉さんとしては『Around 40』の緒方聡子か、『BOSS』の大澤絵里子か、というぐらい、なかなかのはまり役(以後の『不毛地帯』『GOLD』などではパッとしない)。天海演じる大澤絵里子は FBI 帰りで警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長。この対策室は、能力はあるのだが、それぞれ何がしか欠点を持つ “問題児たち” の寄せ集め部署となっていた。前シーズンのラストシーンで日本を去ろうとしていた絵里子のケータイが鳴り、大事件解決のため再び呼び戻されることになる。初回シーズンでは映像の構成がオシャレだったし、ストーリも面白く、それなりに結構楽しめるかも。

テレ朝金9 4/? ~『?』
いまだに発表なく、テレ朝この枠からドラマ撤退か?

TBS金10 4/?~ 『生まれる』 北真希、大倉忠義(関ジャニ∞)、中島健人(ジャニーズJr.)、大杉漣、酒井若菜、戸田恵子、田中美佐子
51歳の母親が妊娠!この衝撃的な出来事に4人の子供たちが動揺。超高齢出産の母親・林田愛子を田中美佐子、4姉弟の長女・林田愛美に堀北真希、その弟役を大倉忠義(関ジャニ∞)、中島健人(ジャニーズJr)。父親役を三宅裕司、愛子を担当する産婦人科医に大杉漣といった布陣。母親の遅すぎる妊娠、出産という異常事態に直面し、さらには兄弟の様々な問題を抱えながら主人公・愛美が葛藤を乗り越え、『命の尊さ』『人との絆』について考え直してゆくヒューマンドラマとか。金曜の夜に見たいドラマとは思えないのだが、果たして視聴率はどうだろうか?

テレ朝金11:15(金曜ドラマナイト) 4/?~ 『犬を飼うということ~スカイと我が家の180日~』 錦戸亮(NEWS)、水川あさみ、武田航平
ゴールデン帯ではないが、ワンコドラマということで紹介。 壊れかけた家庭に拾われてきた子犬によって家族が奇跡的に再生していくというホームドラマ。錦戸亮がなんと父親役。中堅機械メーカーの人事担当だが、不本意な仕事の内容にストレスを感じている本郷勇次を演ずる。その妻・幸子に水川あさみ。これら夫婦と二人の子供たちとの4人家族だが、夫婦間の心は離れ、出来の悪い息子は遊び回るなど本郷家は崩壊寸前。そんな時、下の娘・眞子が一匹の子犬(ポメラニアン)を拾ってくる。つけた名前が『スカイツリー』(笑)。このスカイツリーの存在がこの壊れかけた家族を救うことになる。家族で泣ける感動のドラマとか。錦戸、水川の親っぷりをとくと拝見したいものである。

日テレ土9 4/23~  『高校生レストラン』 松岡昌宏(TOKIO)、神木隆之介ほか
原作は村林新吾著『高校生レストラン、本日も満席』。実在する高校生レストラン『まごの店』がモデルとなっている。一流の料理人である新米の臨時採用教師と将来に不安を抱える高校生たちが調理実習施設で料理を通じて成長してゆく姿が描かれる。地域の高校生がその土地の食材を利用したメニューを考案し調理する新しい形の地産地消運動を実践。話題としては面白いかもしれないが、これをドラマにどう生かすことができるのか疑問が残る学園ドラマ。

NHK日8 継続中 大河ドラマ 『江 ~姫たちの戦国~』 上野樹里、宮沢りえ、水川あさみ、瀬戸康史、向井理、ミムラ、染谷将太、阪本奨悟、斎藤工、鈴木保奈美、岸谷五朗、鈴木砂羽、北村有起哉、袴田吉彦、萩原聖人、和泉元彌、時任三郎、豊川悦司、柴俊夫、大地康雄、市村正親、大竹しのぶ、石坂浩二、奈良岡朋子、北大路欣也
史実からの極端な逸脱、脚本のつまらなさ、演出のまずさなど、これまでの大河で最悪の出来との悪評がネット上に飛び交っている。戦国時代とはとうてい思えない現代感覚のセリフの数々、全くユーモアセンスの感じられない秀吉・岸谷五朗のKYで大げさな演技、まるでホームドラマそのもののような水川あさみの動作やセリフ回し。とにかく最悪である。年末まで見続けるには相当な忍耐が要りそうである。

TBS日9 4/?~  『JIN~仁~2』 大沢たかお、綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、田口浩正、戸田菜穂、伊澤柾樹、武田鉄矢、中村敦夫、高岡早紀、六平直政、麻生祐未、小日向文世、内野聖陽
原作は村上もとかのコミック『JIN~仁~』。2009年10月‐12月クールのこの帯で放映され、平均視聴率19.0%を獲得した人気SFドラマ第2シーズン。現代の脳神経外科医南方仁が幕末にタイムスリップし、現代の医療知識を当時の医療へ応用しようと奮闘する SF 医療時代劇?第一期ではいくつかの謎が解明されないまま終了。今回は第二期とされているが、TBSによれば今シリーズが完結編になるそうである。第一期で主人公の南方が、いわゆるスーパードクターではないごく普通の医師として描かれており、好感が持てた。第一期の謎がどのように解明されるのかが楽しみである。今回も高視聴率が期待される。

フジ日9 4/?~ 『マルモのおきて』 阿部サダヲ、◎芦田愛菜、鈴木福 
今回はフジからもワンコが重要な役を演ずるドラマがスタート。とにかく犬がしゃべるそうである。文具メーカーのお客様相談室に勤務する独身男、高木護役の阿部サダヲと、彼が引き取ることになった亡き親友の双子の子供の一人を演ずる芦田愛菜とのダブル主演。芦田は連ドラ初主演ということだが、彼女『Mother』ではほとんど主役同然だった。血のつながらない大人と子供たちで始まった共同生活にミニチュアシュナウザーのムックが加わる。ひょんなことから双子たちが拾ってきたムックは、なんと人間の言葉が話せるのだった。どのようにしゃべるのかは見てのお楽しみだが、ソフトバンクCMのホワイトのようだったらちょっとがっかりかも?とにかく、この話す犬の存在によって家族の絆が深まってゆくというファンタジック・ホームドラマ。『江~姫たちの戦国~』『トイレの神様』ではちょっとがっかりだった芦田愛菜が今度こそ本領発揮となるかどうか、楽しみである。

各局とも堅実な視聴率確保が最優先課題となっているようだ。
思いきった冒険はなく、実績のあるドラマの続編が多い。
『BOSS2』と『JIN~仁~2』はそこそこ視聴率がとれそうである。
目新しい分野のドラマもあるが、それぞれインパクトは今一つで、
どれもお金がかかってなさそうである(笑)。
ペットブームを反映してかワンコを取り入れたドラマが注目される。
ただ、純粋な恋愛ドラマが一作としてないのは淋しい限りである。
個人的にはドラマチックサンデーに頑張ってもらいたいが
やっぱりダメだろうな~。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メスが顔を救う | トップ | 福島原発のたどる道 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まなちゃんにがっかりなんてひどい!まなちゃんか... (ともよん)
2011-03-22 09:42:38
まなちゃんにがっかりなんてひどい!まなちゃんかわいいいのに。
返信する

コメントを投稿

テレビ番組」カテゴリの最新記事