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MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

2025年1月新ドラマ

2024-12-15 13:48:48 | テレビ番組

2024年もあとわずか。

今年の新語・流行語大賞はTBSのドラマ『不適切にもほどがある』から

『ふてほど』に決まった。

昨今のテレビ離れの時代にドラマから選ばれるとは作為的なものを感じるところもあるが、

何はともあれドラマが完全に見放されていないことはドラマウォッチャーとしては

ありがたいことだ。

さて、10月クールのドラマも視聴率は低迷していたが、

二桁を達成しそうなのはテレ朝『ザ・トラベルナース』と『相棒』の2本のみ。

これまで好調だったTBS日曜劇場の大苦戦は予想外だった。

恐らく昭和の暗い汚いイメージが不興を買ったのではないかと推察される。

個人的には地味ながら松下洸平の『放課後カルテ』を一推しに挙げたい。

 

 

「オレは医師だ。おまえが困ってるならその原因を見つけて取り除くのがオレの仕事だ。」

(日テレ『放課後カルテ』より)

 

10月クールの各ドラマの視聴率を以下に記載する(一部欠落データあり)。

(数字はビデオリサーチ調べ・関東地区の世帯視聴率および個人視聴率、〇数字は世帯視聴率順位)

 

① テレ朝 木9 『ザ・トラベルナース』(全9話、世帯21、個人 6.31)

② テレ朝 水9 『相棒 season 23』(8話まで、世帯76、個人 6.03) 

③ TBS 日9 『海に眠るダイヤモンド』(全9話、世帯 27、個人 5.09)

④ TBS 金10 『ライオンの隠れ家』(全11話、世帯55、個人 3.62)

⑤ フジ 月9 『嘘解きレトリック』(10話、世帯 25、個人 3.59) 

⑥ 日テレ 土9 『放課後カルテ』(全10話、世帯92、個人 3.33)

⑦ フジ 火9 『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』(10話まで【4話欠】、世帯72、個人 3.16) 

⑧ フジ(関西テレビ) 月10 『モンスター』(10話まで、世帯71、個人 3.11)

⑨ TBS 火10 『あのクズを殴ってやりたいんだ』(全10話、世帯 32、個人 3.00【6話欠】)

⑩ フジ 水10 『全領域異常解決室』(全10話、世帯 20、個人 2.84)

⑪ フジ 木10 『わたしの宝物』(全10話、世帯 99、個人 2.66)

⑫ テレ朝 火9 『民王R』(全8話、世帯83、個人 2.19) 

⑬ テレ朝(ABCテレビ) 日10 『マイダイアリー』(全9話、世帯64、個人 1.41)

 

以下の3本は欠落値が多いため番外とした。

日テレ 土10 『潜入兄妹』

日テレ(読売テレビ) 日22:30 『若草物語~恋する姉妹と恋せぬ私~』

テレ朝金22:15『無能の鷹』

 

 

それでは、次クール・2025年1月ドラマを一通りチェック(随時更新)します。

 

 

 

フジ月9 1/13~ 『119エマージェンシーコール』 清野菜名、瀬戸康史、見上愛、一ノ瀬颯、前原滉、中村ゆり、佐藤浩市、他

消防局の通信指令センターを舞台に、1本の電話で命をつなぐ“最前線”に立つ、指令管制員(ディスパッチャー)たちの“現実(リアル)”を描く橋本夏・脚本による完全オリジナルストーリーのドラマ。横浜市消防局の全面協力のもと撮影が行われる。清野菜名演じる主人公の粕原雪(かすはらゆき)は横浜市消防局・司令課3係の指令管制員(ディスパッチャー)。前職は銀行で働いていたが、あるきっかけで消防士の採用試験を受け合格し、2年間の現場勤務を経て自ら司令課への異動を希望した。消防司令センターの中では最も日が浅い新人。過去に、家が火事になったことがありその際に119番通報をしたのは雪だが、その通報に対応した管制員の声に助けられたという思いがあり、自分もそのときのように通報者を少しでも安心させられる管制員になりたいと考えている。普段はあっけらかんとした明るい性格で思ったことはとりあえず行動に移してみるタイプ。集中力が高く洞察力にも優れているため、通話の応答の中でわずかなヒントとなる情報を見落とさない。一度聞いた声や音は不思議と忘れないでいられることも特技であり、指令管制員としての適性は高い。その一方で、こうと決めたことは周りに合わせて変えない“我が道を行く”タイプでもあるため、組織の中ではしばしば周囲を振り回してしまう。自分の対応が間違っていなかったかどうか、その答え合わせや復習の意味も含め、非番の日に通報の“その後”の状況を確認するため実際に事故現場を見に行ってしまうのだが、それがときに消防局全体の組織内で軋轢を生むことになる。消防・救急の裏方的存在である消防局通信指令センターが舞台という、これまであまり見たことのないドラマ。

 

 

 

フジ(関西テレビ)月10 1/14 ~ 『秘密~THE TOP SECRET~』 板垣李光人(主演)、中島裕翔(Hey!Say!Jump)(主演)、門脇麦、他

清水玲子による同名漫画が原作。科学警察研究所の主人公2人が死者の生前の記憶を映像で再現できる特殊技術を用いて『人の秘密をのぞき見ること』に葛藤しながら未解決事件の真相を追う。科学警察研究所の法医第九研究室、通称“第九”(架空の組織)では、凶悪・重大犯罪において、被害者および犯人死亡の際、その脳を特殊なMRIスキャナーにかけ生前の記憶を映像化する『MRI捜査』を行っている。その映像は死者が“見た”ものであるため、幻覚や病気、妄想、先入観をも映し出されてしまう。類いまれな容姿に驚異的な記憶力と鋭い洞察力をもつ薪剛(まきつよし・板垣李光人)は『第九』」の創設メンバーで室長。ある事件で大学時代からの親友であり同僚だった鈴木克洋(すずきかつひろ・中島裕翔)を亡くした薪の前に、鈴木にうり二つの新米捜査員・青木一行(あおきいっこう・中島裕翔)が配属されてくる。2人は、死者が最期まで秘めていた“想い”や“秘密”をも見てしまうことで、心に罪の意識と葛藤を抱きつつも、難事件を解決するために奮闘しかけがえの無いバディとなっていく。薪は冷静沈着だが正義のためなら権威にも立ち向かう大胆さを持つ。三十代には見えぬ容姿だが第九の創設時から室長を務め、全ての事件に関わり、あらゆる『秘密』を見てきた人物。青木たち部下に対して高圧的で厳しい態度で接することもあるが、誰よりも繊細で部下思いの一面も持っている。一方、青木はエリートだが人が良く純粋で、第九のいじられ役。青木は自らが亡き鈴木に似ていることを知りながらも薪を支え成長する。法医第一研究室に所属し、MRI捜査のため死者の脳と向き合う解剖医・三好雪子(みよしゆきこ)を門脇麦が演じる。事件の捜査が描かれるようだが SF要素が中心となるドラマのようである。

 

 

 

フジ 火9 1/21 ~ 『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』 波瑠(主演)、山本耕史、森本慎太郎、倉悠貴、他

“カメラアイ” と呼ばれる瞬間記憶能力を持つ女性刑事が、忘れたくても忘れられない過去と向き合いながら、癖のある刑事たちとともに事件解決に奮闘していく刑事ドラマ。脚本家・高橋悠也・脚本による完全オリジナル作品。波瑠演じる主人公の柊氷月(ひいらぎひづき)は一度見た光景を写真のように記憶することができる、瞬間記憶能力・“カメラアイ”を持つ女性刑事。その能力を生かしながらさまざまな難事件に立ち向かう。ノンキャリアで警視庁捜査一課の主任にまで成り上がった刑事である氷月は、犯人に対する追及は徹底的で容赦がなく血も涙もないことから“氷の女王”とも呼ばれてしまうほど他人にも自分にも厳しいストイックな性格。そんな氷月には、忘れたくても忘れられない“ある過去”があり、その心の傷を抱えて日々過ごしている。氷月が主任を務める警視庁捜査一課第3強行犯第1係『柊班』は、捜査一課に特例的に設置された班。くせ者刑事たちが集まったが、氷月だけでなく、班員それぞれもまた秘密や過去のトラウマを抱えていた。そんな柊班のメンバーたちが時代を映す事件を追いながら、警察内部の思惑や人間模様、さらにそれぞれの過去と向き合いながら成長していく姿が描かれる。これまた SF 要素が加わった警察ドラマか。

 

 

 

テレ朝火9 1/14 ~ 『家政夫のミタゾノ』 松岡昌宏、久保田琳加、伊野尾慧、平田敦子、しゅはまはるみ、余貴美子、他

女装した大柄な家政夫・ミタゾノ(松岡昌宏)が、派遣された家庭・家族の内情をのぞき見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていく、“のぞき見”ヒューマンドラマの第7弾。今シーズンではオーディションで選ばれた久間田琳加が新人家政婦・大門桜(だいもんさくら)役を演じる。父は刑事、母は科捜研という捜査一家に育ち、推理や謎解きを子供の時から染み付いて、些細な異変にも妄想や想像を膨らめて事件化してしまうことも。“捜査は足で稼ぐもの”という、若くして昭和の熱血的な一面もある。その他、『むすび家政婦紹介所』の所長・結頼子(余貴美子)、家政婦の阿部真理亜(平田敦子)、式根志摩(しゅはまはるみ)、そしてもう1人の家政夫・村田光(伊野尾慧)らは引き続き登場する。

 

 

 

TBS 火10 1/14 ~ 『まどか26歳、研修医やってます!』 芳根京子、鈴木伸之、高橋ひかる、大西流星(なにわ男子)、吉村界人、小西桜子、堀田茜、佐野弘樹、岩男海史、板倉俊之(インパルス)、森カンナ、赤堀雅秋、溝端淳平、佐藤隆太、木村多江、奥田瑛二、他

原作は水谷緑の漫画『まどか26歳、研修医やってます!』『あたふた研修医やってます。』『離島で研修医やってきました』。女性研修医が、働き方改革で変わりゆく医療現場でベテラン医師たちからの試練に立ち向かい同期の仲間たちと励まし合いながら医師として女子として人生と向き合う濃厚な2年間を描いた成長物語。主人公は医師1年目のイマドキ研修医・若月まどか(わかつきまどか・芳根京子)。昔から勉強ができたため、周囲におだてられ医学部に入学。研修医の第一歩を踏み出したものの、令和の働き方改革で変わりゆく医療現場のまさかの逆境に戸惑いを隠せない。研修医の2年間は医師として女性としての人生の2大選択が一気に訪れる大切で大変な時期であるが、「なんとかなるっしょ!」が口癖ののん気なまどかは、同期の研修医たちと日々過ごす中で自分の仲間が将来のビジョンや考えをしっかり持っていることに驚きを隠せずあたふたしてしまう。悩みが尽きない限られた2年間という歳月の中でイマドキ研修医のまどかが数々の試練と立ち向かい成長していく姿が描かれる。先輩外科医・菅野尊(かんのたける)に鈴木伸之、研修医仲間の尾崎千冬(おざきちふゆ)に高橋ひかる、同じく研修医・五十嵐翔(いがらししょう)に大西流星がキャスティングされている。

 

 

 

テレ朝水9 放映中 『相棒 season 23』 水谷豊、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、杉本哲太、仲間由紀恵、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、他

杉下右京(水谷豊)とその相棒・亀山薫(寺脇康文)を中心に刑事たちが犯罪事件に挑むドラマシリーズ。例によって2クール枠のため1月以降も継続。内容的にはさすがに目新しさに乏しい。一時ほどの高視聴率は獲れていないが安定して2桁をキープしている。

 

 

 

フジ水10 1/15 ~ 『問題物件』 上川隆也(主演)、内田理央、宮世琉弥、他

大倉崇裕による小説『問題物件』『天使の棲む部屋』(いずれも光文社)が原作。自殺、ポルターガイスト、失踪、ゴミ屋敷など、不動産物件で起こる事件の謎を、人間離れした破天荒さを持つ主人公とお人よしのヒロインが鮮やかに解決していくミステリー。主人公は黒ずくめの服に黄色のジャケットを羽織った独特な雰囲気を持つ謎の男・犬頭光太郎(いぬがしらこうたろう・上川隆也)。不動産会社に勤務するOLで、心霊物件など不可思議な現象に関するクレームを扱う部署に勤務する若宮恵美子(わかみやえみこ・内田理央)の前に風のように現れては、雷のように事件を解決し風のように消えていく。しかしその正体は不明。犬頭はうさんくさい見た目と雰囲気を醸し出しているが、抜群に頭が切れ、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を生かして、物件に隠された謎を見事に解決していく。心霊現象などはまるで信じておらず、どんなことが起きても動じず、面白がってしまう。その一方で、気が短く、すぐに手や足が出てしまう一面もある。本当か嘘か「吾輩は犬である」などと冗談めかし、ミステリアスなそぶりを見せる犬頭を、恵美子は「犬の化身なのではないか」と勘繰る。前クールのこの枠『全領域異常解決室』も似たような内容だったような気がする?

 

 

 

テレ朝木9 1/9 ~ 『プライベートバンカー』 唐沢寿明(主演)、鈴木保奈美、上杉柊平、土屋アンナ、MEGUMI、安井順平、吉田ウーロン太、夏木マリ、橋爪功、他

大富豪の資産を守るためなら何でもやる凄腕プライベートバンカーが相続争い、愛人問題、裏金疑惑、経営争いなど資産家一族の“金”にまつわる問題に切り込むマネーサスペンス。小峯裕之・脚本によるオリジナルドラマ。大富豪の資産を守るためなら“何でもやる”令和の新たなヒーローが誕生する。プライベートバンカーとは、富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリスト、いわば“マネーのプロフェッショナル”。しかし、請け負う仕事はそれだけに留まらず、ビジネスの助言から家族間の揉めごとまで、富や権力、名声を持つ富豪たちの資産や利益を守るためなら“何でもやる”存在。唐沢寿明が演じるのは、の中でも圧倒的な金融知識と人脈を持つ男・庵野甲一(あんのこういち)。資産家一族の前に現れたこの男が、相続争いや愛人問題、裏金疑惑など、一家に渦巻く“金”にまつわる数々の問題を、卓越した金融スキルと、時に罠や裏切り、巧妙な戦略など予測できない手法で鮮やかに打破していく。庵野は大手の証券マンとしてキャリアをスタート、類まれなる才能で海外の証券会社などを転々と渡り歩いてきた業界では伝説の男。圧倒的な金融知識と幅広い人脈を武器に、信頼する助手・御子柴修(みこしばおさむ・上杉柊平)と共に、資産を守るためなら何でもする。一見すると穏やかで振る舞いも紳士的ながら、時に非情な一面ものぞかせ、心の内を決して表に出さないミステリアスな存在。物語は、庵野が資産7000億という大富豪、天宮寺アイナグループの社長・天宮寺丈洋(てんぐうじたけひろ・橋爪功)からプライベートバンカーの依頼を受け、最初の要望に向けて動き出すところから始まる。その要望とは、社長がこよなく愛するだんご屋の窮地を救ってほしいというもの。しかし、だんご屋の社長・飯田久美子(いいだくみこ・鈴木保奈美)は店の存続が危ぶまれる中、金融知識が全くないがために投資詐欺に引っかかってしまい多額の借金を背負ってしまう。そんな絶望の淵に立たされる久美子に、庵野はある提案を持ちかける。そしてこの一件を皮切りに、庵野は天宮寺社長のプライベートバンカーとして、天宮寺一族に渦巻くさまざまな問題に向き合っていくことになる。このドラマを見れば『投資』『節税』『相続』など金にまつわる知識を身につけることができるかも?

 

 

 

フジ木10 1/9 ~ 『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』 香取慎吾(主演)、志尊淳、冨永愛、増田梨沙、千葉惣二朗、向里祐香、他

人生崖っぷちに追い込まれた家族嫌いで子ども嫌いの最低男が選挙に当選するためにシングルファーザーの義弟やその子どもたちとともに、暮らしを、家族を、社会を、そして日本を変えていくために奮闘する姿が描かれるオリジナルドラマ。主人公は香取慎吾演じる大森一平(おおもりいっぺい)。テレビ局の報道マンとして家族のケアを全くしない仕事人間だったが、その昭和的な価値観のせいで不祥事を起こし、追われるように退社。今は大嫌いだった父親の残した実家に引っ越し、フリージャーナリストを名乗るも仕事はなく、無職同様のさえない生活を送っている。そんなある日、一平は亡き妹の夫で、残された子ども2人をシングルファーザーとして育てている小原正助(こはらしょうすけ・志尊淳)に声を掛け、実家で一緒に暮らし始める。家族や子どもが大嫌いなはずなのに、正助とともに家事育児に精を出す一平。だが、その意外な行動の裏には、ある“最低”な目的があった。社会的に再起して世間を見返してやろうと、政治家になることを決意した一平は、来たる区議会議員選挙で、生活者目線を持っていることをアピールできるようにと、正助とその子ども2人との共同生活を始めたのだった。つまり、自身の選挙でのイメージアップのために“ホームドラマ”を演じているに過ぎなかったのである。しかし一平は、シングルファーザーの正助やその子どもたち、さらには子育てを通じて出会った人々と触れ合う中で、家族や社会の問題など、日常におけるさまざまな課題に真摯に向き合うようになり、人生観も徐々に変化。これまで家族を避けて生きてきた一平は、次第に本当の父親のような存在となり、“ニセモノ”の家族が、いつしか“ホンモノ”の家族になっていく。そして一平は、日常の問題を解決するため、家族や周囲の応援も受けながら、選挙に立候補する。“日本一の最低男”の一平が、家族を、社会を、そして日本を変えていくために奮闘する姿が描かれる。香取慎吾久々の主演ドラマだが、これまでの選挙を扱ったドラマはことごとく不発に終わっているので心配。

 

 

 

TBS金10 1/24 ~ 『クジャクのダンス、誰が見た?』 広瀬すず(主演)、松山ケンイチ、リリー・フランキー、磯村勇斗、他

浅見理都の同名漫画(講談社『Kiss』所載)が原作。クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、遺された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンス。父が遺した手紙には“冤罪”の文字が書かれていた。タイトルの『クジャクのダンス、誰が見た?』はインド哲学の一節。『ジャングルの中でおどるクジャクのダンス、誰が見た?』というヒンディー語のことわざがあり、“たとえ誰も見ていなかったとしても犯した罪から逃げることはできない”という意味を持ち、本ドラマに通底する重要な言葉となっている。主人公の女性・山下心麦(やましたこむぎ)を広瀬すずが演じる。クリスマスイブの夜に元警察官の山下春生(やましたはるお・リリー・フランキー)が殺害された。ほどなく逮捕された遠藤友哉(えんどうともや)は山下が警察官時代に関わった一家6人殺害事件(東賀山事件)の犯人・遠藤力郎死刑囚の息子だった。父の冤罪を盲信する息子の怨恨による犯行と思われ事件は解決したかに思えた。しかし心麦はなじみの屋台の店主から、父から預かったという紙袋を渡される。中には現金300万円と手紙が入っていた。手紙には自分が殺される可能性と『以下に挙げる人物が逮捕・起訴されたとしたらその人は冤罪です』という一文が書かれており、そのリストには友哉の名があった。そしてリストの誰かが逮捕されたら松風義輝(まつかぜよしてる・松山ケンイチ)という弁護士にその人の弁護を依頼するようにと記されていた。心麦は、松山ケンイチ演じる松風弁護士とともに、過去と現在の2つの殺人事件の謎を追うことになる。

 

 

 

テレ朝 金23:15 1/24 ~ 『僕のあざとい元カノ from あざとくて何が悪いの?』 藤原丈一郎(なにわ男子)(主演)、加藤志帆(日向坂46)(主演)、谷まりあ(主演)、山里亮太(南海キャンディーズ)、鈴木愛理、他

あざとい男女のリアルな恋愛事情などを深掘る人気番組『あざとくて何が悪いの?』と金曜ナイトドラマを組み合わせた新感覚ドラマ。MC陣&豪華ゲストがスタジオで“あざと恋愛ドラマ”を白熱鑑賞し、随時ツッコミを入れていくという展開。MCを山里亮太、鈴木愛理が担当する。藤原丈一郎が演じるのは元カノに未練しかない広告系デザイン会社勤務の30代エリートサラリーマンの坂下拓未役(さかしたたくみ)。拓未には園田芽生(加藤史帆)という大切な彼女がいたが、彼女の“あざとさ”に惹かれていたものの、自分以外の男性にもあざとく振る舞っているのではと疑心暗鬼になる。やがて、その不安のせいで少しずつ二人の関係は崩れ、拓未から別れを切り出してしまうが、別れ際に芽生から言われた最後の言葉が頭から離れず、別れたことをひどく後悔する。その後、拓未は芽生とは正反対のタイプの年上女性・奥山朝比(谷まりあ)と出会い、少しずつ距離が縮まっていっていくが、ある日突然、別れてから初めて芽生から連絡がある。「別れる時に芽生は何を思っていたんだろう?」「自分にとって一番大切な人は誰なんだろう?」。あざとさに恋に落ち、あざとさに振り回され続けたひとりの男の物語。そもそも『あざとい』って意味がわからないので今のところドラマの内容について行けてない。

 

 

 

日テレ土9 1/25 ~ 『相続探偵』 赤楚衛二(主演)、桜田ひより、矢本悠馬、、落合モトキ、石井正則、渋川清彦、三浦貴大、加藤雅也、他

『SPEC』シリーズを手がけた脚本家・西荻弓絵の原作で、幾田羊・漫画による同名の相続ミステリー漫画(講談社『モーニング』所載)の実写ドラマ。脚本も西荻が担当する。元弁護士でワケありの経歴を持つ遺産相続専門探偵が、高い知性を武器に、個性豊かな仲間たちと協力して複雑な相続問題に挑む。主人公は、元弁護士でワケありの経歴を持つ遺産相続専門探偵・灰江七生(はいえなお・赤楚衛二)。灰江相続調査事務所を営んでいる。エリート弁護士だったが、“ある理由”で弁護士会を追われている。コーヒーオタクで考え事をするときはコーヒー豆をそのままバリバリ食べる。『死人に口なし』と言う言葉が大嫌い。クセが強めな人物ながら、高い知性を武器に、個性豊かな仲間たちと協力して複雑な相続問題に挑む。そして、遺産をめぐる家族の葛藤や、隠された真実を、故人の遺志を尊重しながら、鮮やかな推理で痛快に解き明かしていく。灰江の事務所のアシスタントとして働く三富令子(みとみれいこ)に桜田ひより、元警視庁科捜研のエース研究員だったが現在は民間の鑑定会社に勤め灰江の事務所に入り浸る朝永秀樹(ともながひでき)に矢本悠馬がキャスティングされている。

 

 

 

日テレ土10 1/18 ~ 『アンサンブル』 川口春奈(主演)、松村北斗、板谷由夏、長濱ねる、じろう(シソンヌ)、東野絢香、他

國吉咲貴、諸橋隼人、ニシオカ・ト・ニールの脚本によるオリジナルドラマ。恋愛トラブルの案件を多く扱う『現実主義』の女性弁護士と、愛や真心を信じる『理想主義』の新人弁護士が、裁判を通してお互いを理解し次第に近づいていくリーガルラブストーリー。川口春奈演じる主人公・小山瀬奈(こやませな)は『たかなし法律事務所』所属の弁護士。きっちりと仕事をこなす真面目で慎重な性格。クライアントに親身に寄り添う手腕が好評で恋愛トラブル案件ばかりを依頼されるようになった。無駄なことを嫌い好きな言葉はコスパ・タイパの現実主義者。溜まったストレス発散のため友人とゴルフの打ちっぱなしに通う。両親の離婚、自身のある過去のトラウマ、そして男女トラブルばかりを目にする日々から、コスパ・タイパが悪いとの理由で恋愛に夢を見られなくなった。そんな瀬奈の前に突然現れたのは、愛や真心を信じる『理想主義』者の新人弁護士・真戸原優(まとはらゆう・松村北斗)。『人のためになれる仕事』に意義を見い出し弁護士を目指した。明るく実直で包容力があり、自己肯定感が高くポジティブな行動派。理想主義者で、愛や真心を信じすぎるがゆえに法廷ではトラブルを巻き起こしてしまう。そんな正反対の2人が、バディとなり、恋愛トラブル裁判に挑むことになる。2人は法廷中を巻き込みながら、とことん意見を戦わせていく。するとなぜか、恋愛トラブルは最高の形で解決に導かれていく。そして、裁判を通してお互いを理解した2人は次第に近づいていく。しかし、瀬奈の抱えるトラウマや元恋人、それぞれの家族、さらには同僚から邪魔が入り、2人の恋の障壁となっていく。

 

 

 

NHK日8 1/5 ~ 『べらぼう~蔦重栄華之夢噺』 横浜流星(主演)、安田顕、小芝風花、宮沢氷魚、中村隼人、石坂浩二、片岡愛之助、高橋克実、里見浩太朗、渡辺謙、他  

脚本は森下佳子。横浜流星演じる主人公は、親なし、金なし、画才なし…とないない尽くしの生まれから、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)。18世紀半ば、天下泰平、文化隆盛の江戸時代中期に喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見いだし、日本史史上最大の謎のひとつ“東洲斎写楽“を世に送り出した重三郎の波瀾万丈の生涯を描く。蔦重こと蔦屋重三郎は江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ引手茶屋の養子となる。血のつながりを越えた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を起こし、その後書籍の編集・出版の生業を始める。折しも、時の権力者・田沼意次(渡辺謙)が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内(安田顕)など多彩な文人が輩出される。蔦重は朋誠堂喜三二などの文化人たちと交流を重ね、『黄表紙本』という挿絵をふんだんに使った書籍でヒット作を次々と連発、33歳で商業の中心地・日本橋に店を構えることになり“江戸の出版王”へと成り上がっていく。天下泰平の時代のドラマとなりそうだが、視聴者が一年間退屈を感じないでいられるか心配だ。

 

 

 

TBS日9 1/19 ~ 『御上(みかみ)先生』 松坂桃李、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝、奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、他

文科省のエリート官僚が、新たに設けられた官僚派遣制度によって高校3年生の担任教師に左遷、令和の18歳と共に日本教育に蔓延る腐った権力へ立ち向かう大逆転教育再生物語。詩森ろば他の脚本によるオリジナルドラマ。東大卒の御上孝(みかみたかし、松坂桃李)は、とある出来事を機に「日本の教育を変えてやろう」と文科省官僚になったが、現実はほど遠いものだと気づく。『考える』力を身につけるための教育改革も名ばかりで、日本の中枢は改革どころか自分たちの保身ばかりを考えている。さらには子供たちが未来を夢見る教育現場までも、大人の権力争いの道具に成り下がっていることに気づく。そんな中、新たに設けられた官僚派遣制度によって御上に私立高校への出向が命じられる。実質、エリート官僚に下された左遷人事だったが、御上は、制度を作っている側にいても変えられない、ならば現場から声をあげ、制度の内部からぶっ壊せばいいと自ら教壇に立ち、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら権力に立ち向かっていく。

 

 

 

テレ朝日22:15(ABCテレビ)日22:15 1/12 ~ 『フォレスト』 比嘉愛未(主演)、岩田剛典(主演)、ファーストサマーウイカ、中川大輔、水野美紀、堀部圭亮、松田美由紀、他

龍居由佳里・原案、山岡潤平・脚本によるオリジナルドラマ。あるカップルの恋愛模様、登場人物それぞれが抱える『嘘』、そして、そこに隠された『真実』と、物語が何層にも重なり、うっそうと生い茂る森(フォレスト)のようにさまざまな思惑が絡み合うラブサスペンス。フラワーギフトショップで働く幾島楓(いくしまかえで・比嘉愛未)と、クリーニング店を営む一ノ瀬純(いちのせじゅん・岩田剛典)は、一緒に暮らしてまもなく1年を迎える恋人同士。平凡ながら幸せな生活を送る2人だが、その日々には常に影のように不安がつきまとう。なぜなら、2人はお互いにある『嘘』をついていた。やがて、その不安は現実のものとなり、『嘘』の上に積み上げられたささやかな幸せは崩壊し始める。日常は一変し徐々に真実が白日の下にさらされていく。その中には、2人の愛を引き裂く重大な秘密もあった。『嘘』によって隠されてきたお互いの過去や素顔を知った時、楓と純は人間不信のフォレストへ迷い込んでいく。はたして2人が選択する未来とは?楓の従姉妹で一番の理解者としてサポートする水原真琴(みずはらまこと)にファーストサマーウイカが、楓の同僚・槙野俊太郎(まきのしゅんたろう)に中川大輔、楓の母・幾島鈴子(いくしますずこ)に松田美由紀がキャスティングされている。

 

 

 

日テレ(読売テレビ)日22:30 1/12 ~ 『ホットスポット』 市川実日子(主演)、角田晃広、鈴木杏、平岩紙、夏帆、田中直樹、野呂佳代、坂井真紀、他

バカリズム脚本よるオリジナルドラマ。市川実日子演じる主人公・遠藤清美41歳はビジネスホテルで働くシングルマザー。ある日、彼女はひょんなことから宇宙人と遭遇する。それを機に富士山麓のとある小さな田舎町で不思議な出来事が起こったり、起こらなかったりする地元系エイリアン・ヒューマン・コメディ。清美の同僚でフロント業務担当の高橋孝介(たかはしこうすけ)に角田晃広、清美の地元の友人で小学校の先生をしている中村葉月(なかむらはづき)に鈴木杏、清美の地元の友人で看護師をしている日比野美波(ひびのみなみ)に平岩紙らがキャスティングされている。バカリズムの脚本ドラマはこれまでも途中までは面白いのだが終盤失速する傾向にあり、今回は失望させられることのないよう願いたい。すごく面白いか、とんでもなくバカバカしいかのどちらかだろう。

 

 

 

今クールは、内容的には様々だが、基本的にお仕事ドラマが中心となる。

高視聴率を獲得しそうなドラマは残念ながら見当たらない。

2025年もドラマ界は厳しくなりそうである。

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