ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

ギッチョの風景

2008年05月01日 | 日記
ほなさんがシャンクすると、全員の前を斜め
にボールが飛び、反対側のネットにつきささ
ります。右利きの人が、打っている目の前を
自分の体の方向にむかって横切るのです。
これはとても目立ちます。それが硬いボール
なんですから、だれでも身の危険を感じます。

これをみた練習場の右利きの人全員が、いっ
せいに身構え、その対処はさまざまです。で
もみなさん見ていないようで、危険な行為に
とても敏感です。
やがて全員が、こっちを向いて、危ないぞ!
という視線を送ってきます。
こっちは恥ずかしさ、を通り越して、なんと
も言えない冷たいものが背中を走りますわ。

なら、練習場の左端で打てばよいとお思いで
しょう。ところがこれができないのです。
練習場はどこでも扇型の形状ですから、打席
側が広く、ボールの飛んでゆく方が少し狭く
なっています。左端で打つと、サイドネット
が目の前にあり、しかも私の球は左へスライ
スしますから、打つと、すべてすぐ先のネッ
トにかかります。これじゃ、鳥かごの中で打
つよりひどいです。

左端でうまく打てるようになるには、背中に
むかってボールを飛ばさなきゃなりません。
これができるなら、ほなさんは、次からティ
ーグランドに立つと、コースに背を向けてア
ドレスすることになるでしょう。

打つ前に、
「キャディさん、そのカートが前に出すぎて
いるから、10mほどバックさせて。同伴者の
方々は、バッグティの右隅で待機してくださ
いね、危ないですから。なんでしたら、その
後ろのスタート小屋で居てください。打ち終
わったら、みなさんを呼びますから。となり
のコースは人はいませんか?
え、大丈夫。となりは崖でOBになってる、
なるほどね。
それでは、こころおきなく打ちますよ。
そりゃ!」

ここまで配慮を重ねて打ったボールは、チョ
ロ。刺さったままのティーの横に、打たれた
はずのボールは転がっています。
さて、こうなるとどうやって打てばよいのか?
コースに背中を向けてアドレスしたのだから、
今度は、クラブハウスに向けてアドレスしな
いと前に飛ばないかも?

「クラブハウスのみなさん、すみませんが、
そっち方面に球が飛んだらごめんなさいよ。」
てな具合になるかもしれませんわ。