ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

恐るべき企て(3)

2008年11月26日 | 日記
渋滞の雨の中、約束のホテルは幹線道路沿い
の高い建物で、一目でわかった。着いたのは、
5時半だった。中に入ると、欧米人の客が多く
居た。

6時名古屋駅でNARASETUさんと待ち合わせ、そ
の後歓迎会を開いてくれることになっている。
フロントで尋ねると、
「犬山から急行で35分ですよ。」
と言われた。遅刻確実、NARAさんに緊急電話する。

日頃電車に乗らないもんだから緊張する。
肩がこって、体中が痛いね。一日中、運転だけ
をしていたからだ。車両は半分くらいのお客だ
った。
緊張をほぐすための、呼吸法をした。
自律神経のバランスがくずれた時の呼吸法をし
ながら、周りに目をやる。

通勤客をみるのも久しぶりだ。仕事柄、どんな
服を着ているのか、バッグは何?、靴は?と見
ることが必要だと教えられ、昔はよく観察した。
これで流行がわかるからだ。

ドアの傍に、若いきれいな女性が立っていて、そ
のままTVに出れそうな気がした。その娘が美人な
のか、タレントの基準が下がったのか、どちらと
も言えないが、疲れた時はボーっと見ていると
気がまぎれて楽になる。黒のダブルチェック柄の
タイツ(レギンスか)に、ルミーのハイソックス
を重ね、ボアのブーツを履いていた。上はモコモ
コのパーカーの重ね着。今年はこれが多いな。
あれ!ルミーのハイソクの柄が、ひとつだけ破れ
ている。後ろ側だから気づかないんだなぁ。

車内の男どもは、だれも背広姿にショートコート
かブルゾンなのだが、ズボンの裾がシングルかダブ
ルで年代のラインが引けそうだ。服というのは、
よくよく観察するとその人の個性が出ているから
、けっこう興味深いものだ。

私の前に立った同年輩のおじさんは、柴田練三郎
の文庫を読みふけっている。車内風景を眺めてい
るうちに、電車は名古屋駅についた。
人波にもまれ、出口に押し出されると、そこには
懐かしいNARASETUさんの顔が見えた。やっぱり優
しい顔してるなぁ。
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