ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

初遠征(14 ニアピンのゆくえ)

2007年03月12日 | 日記
次はほなさんの番だ。
風が向かい風に変わった。
「ほなさんが打つときは、アゲてくるの多くない?」
とtomomiさんは言う。確かにそうかもしれないなぁ。
それならピッチングを使うか、アプローチを使うか。
どちらのクラブがちょうどよいか迷ったが、最近は
アプローチの方がしっくりくるので、それをもって
アドレスした。

目の前を鳥が吹き上がる風にのり、気持ちよさそうだ。
高所恐怖症のほなさんは、この高さゆえに下半身が、
半ば痺れてきている。さっさと終わらせてしまいた
いのを我慢して、滑空する鳥のようにように、ゆっ
たりとクラブを振った。

どこに落ちていくかは、まったく自信がなかった。
でも、落ちるにしたがいピンに絡んでいき、カップ
の1メートル以内でボールは停まった。
「二アピンだ。こりゃぁ、バーディとれるぞ」
とNARASETUさんがほめてくれた。

続いてtomomiさんが打つ。tomomiさんは今年初めて
コースに出たそうで、ラウンドが進むにつれ調子
をあげてきていた。ここでも、ピンの向こう2メー
トルぐらいに落とした。

山を下ってグリーンに着くと、ほなさんのボールは
みんなの中で一番良い場所、のぼりのストレートの
位置にあった。
「ほなさんに、バーティとって帰ってもらわにゃ」
と土産がわりのバーディをとらそうと、NARASETUさ
んは力を入れて言う。
でもそれでバーディがとれた試しは、ほとんどない。
この人たちは、ほなさんの祟りをしらないからだ。

師匠のKさんのコンペで、ほなさんがまぐれのニア
ピンをとった時があった。カップから60cmぐらい
だったと思う。
K師匠は喜んだ。ところが、パットに、ほなさんは
3回かかったのだった。
K師匠はふがいない出来に、
「ニアピン賞をもらう以上、バーディをとらないと
他の人たちに悪い。それがボギーでニアピン賞をも
らうのはなぁ。」と嘆いた。

それ以来、ニアピンと言われるたびに、3パットが
頭をよぎる。どうなるのだろうか。

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