ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

恐るべき企み(22)

2008年12月31日 | 日記
手にしたピッチングで、風の向きも考える間も
なく、とりあえず打った。これだけ急ぐと、高
所恐怖症の出る暇もない。

素振りせず打つスイングは、起き上がるタイミ
ングが早く、ボールの上っ面をひっかけるのが
精一杯。球は空中を少しだけ飛ぶと、あとは坂
道をグリーン方向へ転がっていった。いくら冬
芝が短く枯れていても、グリーンから10ヤー
ド以上手前の草むらで停まった。

カートをガタガタいわしながら下り、皆の待つ
場所に到着した。みなはパターやらアイアン数
本を腕に抱き、日陰のグリーンで震えていた。
可愛そうに。抱いたクラブを背中におえば二宮
金次郎の像だ。そんな可愛そうな姿をさせたの
は、いったい誰だ?

「いやあ、ほんとにお待たせしました。」
とほなさんが言うと、
「そんなことより、早くグリーンに乗せて。」
と誰かが言った。二組待たせるわけにはいかな
いからだ。

崖に駆け上り、草むらのボールを打った。本来
なら、そのラフでガオー!と一言、ライオンら
しく叫んでみたいのだが、今日は止めにした。
やったら、じぇったい誰かに殴られたことだろ
う。

宇○美さんが旗を持ち、早く入れろと待ってて
くれる。その立ち姿がいかにも決まっていた。
あとで尋ねると、キャディーの経験があるのだ
そうだ。ほなもバイト経験二度だけあるんだけ
ど。
私の場合は、お客さんがパットしたのにピンを
引く抜くのを忘れていたので、ピンに当たって
ボールはカップへ直行。それ以来、人集めのじ
いさんは、私を呼ばなくなった。不思議だ。

パターをするのは私一人。2パットだった。
これだけ迷惑かけて、ボギーで終われたことが
良かったのか、悪かったのか。
メンバーのスコアを、ここで尋ねるわけにはい
かない。テーラーさんの風邪はさらに悪化し、
この後、テーラー毎度さんの体調はどんどん降
下していったのである。

あー、傍目にも辛い。それには、辛いだけの訳
があったのだ。
その辛い理由とは、、、、。


ちょうど時間となりました。
今年もお世話になりました。この続きはまた
来年!ということで、、、、。
良いお年をお迎え下さいませ。

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