新型？「育毛剤」（3）

オリンピックの熱戦、そしてＪＡＰＡＮの大活躍
に酔いしれておりました、平和ボケのほなさんで
す。

その途中、阿波踊り期間中もあり、これにもまた
見物に興じておりました。いやほんとに、ブログ
の更新ができません、申し訳なく思います。

「こち亀の両さん」も終了することになりました
ので、両津世代にかかわっている初代としては寂
しいものがありますね。
-------------------------------

さて、妻が
「今度買ってあげるから、、、」
とおっしゃってくださった「育毛剤」をお頼み
申し上げますと、数日経ったころ荷物が届きま
した。
そしてこれだ、と細長いガラス瓶入りのボトル
を渡されたのでありました。

さっそく今夜から使おう、とほなさんは張り切
って風呂から出ました。いつもならもっと遅く
風呂に入っているのですが、少ない毛髪を守る
ためには、一刻も無駄にはできません。

ほなさんの濡れた頭は、かつて田舎のおばっち
ゃま君の体でありましたのに、今では、海岸の
岩海苔状態を通り越し、海苔が細く薄くて岩ば
かりに近づいております。

それでもまだ頭皮は弾力があり、これが動かく
なるともうダメだと効いておりますので、それ
こそ今のうちが勝負であります。
「もっと〇〇しておけば、、、」
という話は、通販番組に枚挙の例がいくらもご
ざいますので、蓋をあけ、いざ、頭に振りかけ
たのでありました。

「？？？？」
力いっぱい頭上で振るのですが、液らしいもの
は一滴もでません。
これはいったいどうなっているのか？
女房は日頃の恨みをこの場で晴らさんとしてい
るのだろうか？と、ほなさんは半信半疑の想い
から育毛剤の瓶を頭上で振り続けました。

すると頭皮に瓶の口のガラスの出っ張りがあた
り、ガンガンと頭が痛くなりました。
でも液は出ません。
この「ガンガンと痛い」という行為をほなさん
は当分続けたあげく、ひとつの結論が頭に浮か
んだのでありました。

女房の奴、ひょっとして、育毛剤ではなく頭皮
に刺激を与える道具を買ってくれたのではない
かだろうか。
やけに頭がひりひりするのは、それが刺激とな
る「新型　育毛グッズ」なのだろうか？

有名なタレントさんが、頭を剣山のようなもの
で血だらけにしつつも頭皮に刺激を与えたおか
げで、今では黒々とした地毛を手に入れたと自
慢げに話していた光景が、ほなさんの頭に浮か
びました。俺にもそうしろ、ということなので
しょうか。

ほなさんは手にした育毛剤の瓶を眺めつつ、
「いったいお前はどう使われたいの？」
と問うたのありました。