ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

清貧へのあこがれ(続)

2010年10月14日 | 日記
妻から過去に、仏壇をめったに拝まないこと
や、墓の掃除をしっかりやらないことなどで
叱られたことなど数え上げれば、私の自堕落
さは誰もが認めるところですが、こういう宗
教心のないほなさんでさえ、アッシジの村(
都市とよぶそうだが)と聖人の所業を聞いて
いると、なにか呼び起こされるものがありま
した。

それだけ、この方、聖フランチェスコ様が偉
大であったということでしょう。軽々しく私
なんぞが口にしていけないような気もします。

学生時代は3畳の部屋で、生活というのは十
分できることを知りましたから、友達からも
持ち物を持たない、モノへの執着心が無いと
評されておりました。一人用の炊飯器とドン
ブリ茶碗とコップ1個、歯ブラシ1本が私のす
べての持ち物でした。ギターは引くことがで
きないことに嫌気がさし、すぐ売り払って、
袋入りラーメンに変わりました。学生時代は
食うことが第一ですね。

さて、偉大な聖人に触れ、私にも少しは宗教
心らしきものがあるよと、神々の話が大好き
な女房に告げると、意外な返事がかえってき
ました。

「私は普通の暮らしがしたい。」
「普通の暮らしとは?」
とほなが尋ねると、
「欲しいものが買えて、欲しいものが欲しい
 時に食べられること。」
と平然とした返事でしたが、
「それって、自由気まま、何の不自由もない
 生活のことだから、普通の生活とは言えな
 いよ。」
と私は突っ込みました。
「いいえ、それを普通の生活というの、私は」

こうキッパリ宣言され、ほなさんが清貧への
あこがれを口にすることは無くなりました。
どうも実生活は別のようです。
我ら凡人には、「あこがれ」はあこがれでしか
ないと思ったのでありました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 清貧へのあこがれ | トップ | 森 優子 10周年朗読ライブ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事