通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

地域の伝説を紙芝居に まち物語制作委員会

2011年01月29日 | 広島の話題
「お前は紙芝居って見たことがあるか?」

「うーん、ないねぇ」

「わしもないんよのう」



広島市内のイラストレーターや劇団関係者たちが、地域の伝説を紙芝居に仕立てようと今月、「まち物語制作委員会」を発足させた。
市内外でネタを募集。
郷土の魅力伝承に一役買う。

27日には、東京都内のホテルである東京広島県人会の集いで、「石本秀一(いしもと しゅういち)物語」を上演し、出席者に活動をアピールする。
代表の真宅(しんたく)成光さん(69)は「デジタル時代に逆行するが、誰もが親しめる紙芝居の発信力はすごい。地域の活性化や住民同士の交流にもつながる」と紙芝居作りを呼び掛けている。
真宅さん=電話090(6844)6688。

(「地域の伝説を紙芝居にと結成」中国新聞 2011年1月27日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201101270030.html




「水木しげるも、マンガを描く前は紙芝居を描いとっちゃったよね」

「「黄金バット」もそうじゃのう」

「紙芝居って、どこがええんかねぇ?」

「演じる人と観客との交流があるのがええんじゃないんかのう」



「今日は、「まち物語制作委員会」「長谷川良平(はせがわ りょうへい)物語」「加藤友三郎(かとう ともさぶろう)物語」について調べてみようかの」





【まち物語制作委員会】

「まち物語制作委員会って、どんな方が参加されとってんかね?」



まち物語制作委員会は、2年前に広島東洋カープの初代監督を題材にした紙芝居「石本秀一物語」作りに関わった約30人が結成した。

本業の傍(かたわ)ら、取材や脚本・演出、絵柄づくりなどを手掛ける。
上演は依頼者に委ね、地域住民の手で発信してもらう。
取材に掛かる費用と材料費以外は請求しないという。

(同上)




「基本的に、紙芝居はお作りますが、上演はおまかせします、というスタンスのようじゃの」

「取材費と材料費だけで引き受ける、というのもすごいね」

「イラストレーターや劇団関係者というんじゃけぇ、物語を作ったり、絵を描いたり、演出したりするのは得意じゃろうの」

「「石本秀一物語」って、タイトルだけは聞いたことがあるんじゃけど…」

「わしの記憶が確かなら、2008(平成20)年末の新広島市民球場(マツダスタジアム)開幕100日前イベントで、初披露された作品じゃ」



【長谷川良平物語】

「ほかはどんな作品があるんかね?」

「「長谷川良平(はせがわ りょうへい)物語」があるそうじゃ」



長谷川さんは1950(昭和25)年、カープの球団創設と同時に入団。
167センチの小柄な体から、鋭いシュートを投げ込み、通算197勝を挙げたエース右腕。
後に監督も務めた。

物語は、最下位争いが続き、加えて経営難から他球団との合併話が持ち上がっていた時期が舞台となっている。
エースとして勝ち星を稼いできた長谷川さんだが、球団と契約を巡ってトラブルが発生し、故郷・愛知県の中日ドラゴンズへの移籍話が浮上する。
同時に、セリーグでは勝率3割以下のチームは切り捨てるとの取り決めが暗になされた。
長谷川さん抜きでは「勝率3割」はおぼつかず、球団は危機に陥る。
市民は長谷川さんを取り戻すことができるのか、そしてカープの存亡は--。
原爆からの復興途上にあった広島で、カープに寄せる市民の期待や熱狂ぶりが前面に描き出され、心温まる作品に仕上がった。

初代監督の故石本秀一氏を題材にした作品が好評で、第2作として作成した。
故ジョー・ルーツ氏を主人公に、カープ初優勝までの道のりを描く作品も作る予定だ。

作画を担当したいくまさ鉄平さんは「昔は広島の話題と言えばカープ一色だった。
市民にとって特別な球団なんだと伝えたい」と話している。

(「紙芝居:カープの小さな大投手、故長谷川良平さんが主人公--プロジェクトC /広島」毎日新聞 2011年1月18日)
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110118ddlk34040590000c.html




「カープの初優勝か、懐かしいねぇ」

「1975(昭和50)年じゃけぇ、36年も前になるんじゃのう」

「ジョー・ルーツといえば、広島カープを「赤」に染め上げた張本人じゃね」

「日本で初めてのメジャーリーグ出身の監督じゃったもんの。結局は、15試合で辞任したけど、今でもしっかり覚えとりますで」

「今年の広島カープのキャッチフレーズは、「STRIKIN’BACK 逆襲」じゃけんね」

「話は変わるが、霧島山の新燃岳(しんもえだけ)の噴火が気になるんじゃがのう」

「カープの日南キャンプにも影響があるじゃろうね」

「天福(てんぷく)球場にも灰が降っとるそうじゃ」





【加藤友三郎物語】

「ほかには、カープの選手じゃないんじゃが「加藤友三郎(かとう ともさぶろう)物語」も作っとる途中じゃそうな」

「加藤友三郎って、誰かいね?」

「知らんのか? 広島県出身者として初めて総理大臣になった方じゃ」



NPO法人加藤友三郎顕彰会より依頼を受け制作している紙芝居「軍縮の人 加藤友三郎物語」に目鼻がついた。

まだシナリオの承諾は得られていないが、紙芝居の絵は6割がたできた。

2月20日にお披露目すると言う案内が回っているようなので、何としても間に合わせなくてはならず、少々、あせっている。

タメセラルダの皆さん、2月20日ですよ。
2月20日ガンバって!

それにしても、この加藤友三郎と言う人、私も名前ぐらいしか知らなかったのだが、紙芝居をつくっていて何とも凄い人だということを知った。

軍人でありながら軍縮を断行した友三郎さんの話、国家存亡の危機にありながら労働組合に遠慮して公務員2割削減の公約さえ果たせぬどこやらの総理大臣に聞かせたいものだ。

(「紙芝居「軍縮の人 加藤友三郎物語」」おやカツブログ 天痛禄 2011年1月26日)
http://plaza.rakuten.co.jp/oyakatu/diary/201101260000/




「NHKドラマ「坂の上の雲」では、草刈正雄さんが演じとったのう」

「軍縮って、どんなことをされたんかね?」

「簡単に言うと、海軍大臣じゃったころ、ワシントン会議(1922年)に首席全権として出席したんよ。そこで示された軍縮案を、軍部の強い反対を抑えて、条約に調印されたんじゃ」

「総理大臣には、いつなっちゃったんかね?」

「1922(大正11)年6月から、亡くなられた1923(大正12)年8月までじゃ」



加藤友三郎像
(中央公園 広島市中区)




↓NPO法人加藤友三郎顕彰会については、こちら↓

加藤友三郎顕彰会
http://blog.goo.ne.jp/tomo1861






↓広島カープについての関連記事は、こちら↓

「炎のストッパー」と呼ばれた元広島カープの投手は?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100709

「カープの星」で最多票を獲得した選手は誰?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100228






「今日は、「まち物語制作委員会」「長谷川良平物語」「加藤友三郎物語」について勉強をさせてもらいました」

「今日もひとつ勉強になったでがんす」

「今度は、見に行ってみたいね」

「ほいじゃあ、またの」
コメント
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