「おおお、今年の冬は寒いのう」
「早く春が来て欲しいね」
「花見できゅーっと一杯、やりたいのう」
「また、お酒の話かいね。そういえば、そろそろツバキが咲くころじゃね」
「ツバキの広島での平均開花日は、1月31日じゃのう」
広島地方気象台は、広島市内で毎年実施している生物季節観測のうち、トノサマガエルとホタルの「初見(しょけん)」を今年から取りやめる。
トノサマガエルは昨年まで36年連続、ホタルは12年連続で確認できておらず、観測が困難と判断した。
対象の見直しは2003(平成15)年にカナヘビが除外されて以来となる。
生物季節観測は1953(昭和28)年から実施しており、広島地方気象台では、動物15種と植物13種の「初鳴き」や「開花」などを毎年記録し、季節の移ろいを知る目安としている。
動物の場合、同気象台のある中区上八丁堀から半径約10キロの範囲で、職員が出向いて目視で観測している。
トノサマガエルは1974(昭和49)年、ホタルは1998(平成10)年を最後に発見できていない。
観測実績が少ないため、基準となる平年値を出せなくなっており、同気象台は「季節の変化を把握する目的が果たせなくなった」としている。
気象庁によると、動物の季節観測が難しくなっているのは全国的な傾向という。
広島を含めトノサマガエルは全国16都府県で、ホタルは12都府県で観測を取りやめることになった。
市安佐動物公園(安佐北区)は「都市化の拡大などで、生息しにくくなっているのが原因だろう。生息数の減少の指標ととらえ、保護の取り組みを急ぐ必要がある」としている。
(「生物季節観測、2種で中止」中国新聞 2011年1月22日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201101220060.html
「生物季節観測いうのがあるんじゃね。うちゃ知らんかったよ」
「カエルなら、川に行きゃおるんじゃないんかのう」
「それがおらんようになったけぇ、観測を中止しちゃったんじゃない。全国的な傾向というのが、怖いよねぇ」
「ホタルなら、府中町にあるわしの実家の近くで見つけたことがあるで」
「いつごろの話?」
「25年ぐらい前かのう」
「むかしの話じゃね」
「ほっとけ! 近くの小川で見つけたんよ。わしゃ、うれしゅうて、うれしゅうて。友人に見せてまわったことがあるんじゃ。もちろん、そのホタルは見つけた川に帰してやったで」
「そんなことがあったんじゃ。そのホタルも、広島市あたりでは12年間も見つかっとらんのじゃね」
「今日は、「生物季節観測」「標準木」「桜の開花時期」について調べてみようかの」
【生物季節観測】
「生物季節観測について、調べてみようかね」
植物および動物の状態が季節によって変化する現象を観測するのが生物季節観測である。
観測の目的は生物に及ぼす気象の影響を知るとともに、その観測結果から季節の遅れ進みや気候の違いなど総合的な気象状況の推移を知ることにある。
気象庁では、目視または聴覚によって観測し、各観測地点で対象とする生物季節現象が最初に認められた時期を求める。観測の最小単位は日である。
生物季節観測は、植物季節観測と動物季節観測に分かれ、前者は植物の発芽、開花、満開、紅(黄)葉、落葉を、後者は動物の初見または初鳴を観測する。
(「生物季節観測平年値」理科年表オフィシャルサイト)
http://www.rikanenpyo.jp/kaisetsu/kisyo/kisyo_004.html
「生物季節観測というのは、ええね。数字だけじゃのうて、実際に人の目や耳で判断するんじゃけぇ」
「むかしから、人は木々や咲いている花、鳴いている虫、さえずる鳥、動物、そよぐ風、空を流れる雲やきらめく星空なんかで、季節の移ろいを感じとったんじゃけぇの。季節や天気は数字で表せんところがあるんじゃ」
「気象庁が今でも昔ながらの観察を続けているというのは、面白いね」
「広島市中区あたりで調べたものが発表されとるけぇ、住んどる地域によっては、多少の早い遅いがあるんじゃ。結局は、自分で季節を感じるようにすりゃあ、ええんじゃがのう」
「今の生活スタイルじゃ、難しいよね」
「農業をしよる、わしのおじさんは、空の様子を見ただけで天気を当てることができるで」
【標準木】
「それにしても、気象台の人も大変じゃね。あちこち植物や動物を観察しに行かんにゃいけんけぇ」
「動物のことは知らんのじゃが、植物には標準木(ひょうじゅんぼく)いうて、基準となる木がちゃんとあるんじゃ」
「どこに?」
「例えば、広島市中区の縮景園(しゅっけいえん)にあるんじゃ」
「ほんま? 全然、知らんかったねぇ」
「ここには、11種類の標本木があるそうじゃ。開花する順番からいくと、ツバキ・ウメ・ソメイヨシノ・ヤマツツジ・ノダフジ・アジサイ・サルスベリ・ヤマハギ・ススキ・イチョウ・イロハカエデがあるんじゃ」
↓広島の生物季節観測については、こちら↓
「生物季節観測」広島地方気象台
http://www.jma-net.go.jp/hiroshima/seibutu.html
【桜の開花時期】
「テレビなんかで、「桜か開花しました」なんて言うとるけど、何か基準があるんかね?」
「標準木に5、6輪の花が咲いた時に、開花宣言が出されるんよ。ほいで、8分咲きで満開ということになるんじゃ」
「広島の桜の開花時期は?」
「開花日が3月29日で、満開が4月5日。もちろん、平年の値じゃが」
「今年はいつごろ咲きそうなんかいね?」
「ウェザーマップによると、今年は開花日が3月26日で、満開が4月3日になっとるのう」
「やったー。早く春が来て欲しいね」
「花見できゅーっと一杯、やりたいのう」
「結局、お酒の話で終わるんかい」
↓広島の桜の開花予想については、こちら↓
「さくら開花予想2011」ウェザーマップ
http://sakura.weathermap.jp/
↓桜についての関連記事は、こちら↓
桜約60品種、約250本を鑑賞することができる、佐伯区にある施設は?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100414
安芸高田市向原町でライトアップをしている桜は?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100327
「河津桜が満開を迎えている、呉市にある町は?」
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100305
「今日は、「生物季節観測」「標準木」「桜の開花時期」について勉強をさせてもらいました」
「今日もひとつ勉強になったでがんす」
「早く桜の季節になって欲しいね」
「娘も、無事「サクラサク」になりゃええがのう」
「そうじゃったね。合格祈願も行ったし、大丈夫よ」
「ほいじゃあ、またの」
「早く春が来て欲しいね」
「花見できゅーっと一杯、やりたいのう」
「また、お酒の話かいね。そういえば、そろそろツバキが咲くころじゃね」
「ツバキの広島での平均開花日は、1月31日じゃのう」
広島地方気象台は、広島市内で毎年実施している生物季節観測のうち、トノサマガエルとホタルの「初見(しょけん)」を今年から取りやめる。
トノサマガエルは昨年まで36年連続、ホタルは12年連続で確認できておらず、観測が困難と判断した。
対象の見直しは2003(平成15)年にカナヘビが除外されて以来となる。
生物季節観測は1953(昭和28)年から実施しており、広島地方気象台では、動物15種と植物13種の「初鳴き」や「開花」などを毎年記録し、季節の移ろいを知る目安としている。
動物の場合、同気象台のある中区上八丁堀から半径約10キロの範囲で、職員が出向いて目視で観測している。
トノサマガエルは1974(昭和49)年、ホタルは1998(平成10)年を最後に発見できていない。
観測実績が少ないため、基準となる平年値を出せなくなっており、同気象台は「季節の変化を把握する目的が果たせなくなった」としている。
気象庁によると、動物の季節観測が難しくなっているのは全国的な傾向という。
広島を含めトノサマガエルは全国16都府県で、ホタルは12都府県で観測を取りやめることになった。
市安佐動物公園(安佐北区)は「都市化の拡大などで、生息しにくくなっているのが原因だろう。生息数の減少の指標ととらえ、保護の取り組みを急ぐ必要がある」としている。
(「生物季節観測、2種で中止」中国新聞 2011年1月22日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201101220060.html
「生物季節観測いうのがあるんじゃね。うちゃ知らんかったよ」
「カエルなら、川に行きゃおるんじゃないんかのう」
「それがおらんようになったけぇ、観測を中止しちゃったんじゃない。全国的な傾向というのが、怖いよねぇ」
「ホタルなら、府中町にあるわしの実家の近くで見つけたことがあるで」
「いつごろの話?」
「25年ぐらい前かのう」
「むかしの話じゃね」
「ほっとけ! 近くの小川で見つけたんよ。わしゃ、うれしゅうて、うれしゅうて。友人に見せてまわったことがあるんじゃ。もちろん、そのホタルは見つけた川に帰してやったで」
「そんなことがあったんじゃ。そのホタルも、広島市あたりでは12年間も見つかっとらんのじゃね」
「今日は、「生物季節観測」「標準木」「桜の開花時期」について調べてみようかの」
【生物季節観測】
「生物季節観測について、調べてみようかね」
植物および動物の状態が季節によって変化する現象を観測するのが生物季節観測である。
観測の目的は生物に及ぼす気象の影響を知るとともに、その観測結果から季節の遅れ進みや気候の違いなど総合的な気象状況の推移を知ることにある。
気象庁では、目視または聴覚によって観測し、各観測地点で対象とする生物季節現象が最初に認められた時期を求める。観測の最小単位は日である。
生物季節観測は、植物季節観測と動物季節観測に分かれ、前者は植物の発芽、開花、満開、紅(黄)葉、落葉を、後者は動物の初見または初鳴を観測する。
(「生物季節観測平年値」理科年表オフィシャルサイト)
http://www.rikanenpyo.jp/kaisetsu/kisyo/kisyo_004.html
「生物季節観測というのは、ええね。数字だけじゃのうて、実際に人の目や耳で判断するんじゃけぇ」
「むかしから、人は木々や咲いている花、鳴いている虫、さえずる鳥、動物、そよぐ風、空を流れる雲やきらめく星空なんかで、季節の移ろいを感じとったんじゃけぇの。季節や天気は数字で表せんところがあるんじゃ」
「気象庁が今でも昔ながらの観察を続けているというのは、面白いね」
「広島市中区あたりで調べたものが発表されとるけぇ、住んどる地域によっては、多少の早い遅いがあるんじゃ。結局は、自分で季節を感じるようにすりゃあ、ええんじゃがのう」
「今の生活スタイルじゃ、難しいよね」
「農業をしよる、わしのおじさんは、空の様子を見ただけで天気を当てることができるで」
【標準木】
「それにしても、気象台の人も大変じゃね。あちこち植物や動物を観察しに行かんにゃいけんけぇ」
「動物のことは知らんのじゃが、植物には標準木(ひょうじゅんぼく)いうて、基準となる木がちゃんとあるんじゃ」
「どこに?」
「例えば、広島市中区の縮景園(しゅっけいえん)にあるんじゃ」
「ほんま? 全然、知らんかったねぇ」
「ここには、11種類の標本木があるそうじゃ。開花する順番からいくと、ツバキ・ウメ・ソメイヨシノ・ヤマツツジ・ノダフジ・アジサイ・サルスベリ・ヤマハギ・ススキ・イチョウ・イロハカエデがあるんじゃ」
↓広島の生物季節観測については、こちら↓
「生物季節観測」広島地方気象台
http://www.jma-net.go.jp/hiroshima/seibutu.html
【桜の開花時期】
「テレビなんかで、「桜か開花しました」なんて言うとるけど、何か基準があるんかね?」
「標準木に5、6輪の花が咲いた時に、開花宣言が出されるんよ。ほいで、8分咲きで満開ということになるんじゃ」
「広島の桜の開花時期は?」
「開花日が3月29日で、満開が4月5日。もちろん、平年の値じゃが」
「今年はいつごろ咲きそうなんかいね?」
「ウェザーマップによると、今年は開花日が3月26日で、満開が4月3日になっとるのう」
「やったー。早く春が来て欲しいね」
「花見できゅーっと一杯、やりたいのう」
「結局、お酒の話で終わるんかい」
↓広島の桜の開花予想については、こちら↓
「さくら開花予想2011」ウェザーマップ
http://sakura.weathermap.jp/
↓桜についての関連記事は、こちら↓
桜約60品種、約250本を鑑賞することができる、佐伯区にある施設は?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100414
安芸高田市向原町でライトアップをしている桜は?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100327
「河津桜が満開を迎えている、呉市にある町は?」
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20100305
「今日は、「生物季節観測」「標準木」「桜の開花時期」について勉強をさせてもらいました」
「今日もひとつ勉強になったでがんす」
「早く桜の季節になって欲しいね」
「娘も、無事「サクラサク」になりゃええがのう」
「そうじゃったね。合格祈願も行ったし、大丈夫よ」
「ほいじゃあ、またの」