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2013 6/15の拝観報告5(智積院)


写真は、大書院。

京阪電車で墨染駅から乗り、東福寺駅で下車します。

向かう先は、青葉祭りで書院庭園と収蔵庫が無料の智積院でした。
七条駅下車と東福寺駅下車があると思うのですが、雨なので七条駅下車+徒歩はないなと。
また皆さん「それにあそこは登り坂だし・・・」と。
よくご存知です(笑)。
駅からバスの場合、七条駅前~東山七条までと東福寺前~東山七条までは、後者の方がバスの本数が多いのではないかという僕の提案で、東福寺駅下車となりました。

しかし東福寺駅で降りて、東大路通に出たらタクシーが・・・。
そうか!今日は8人(スーメテさまは、チャリ)。
タクシー2台に分乗した方が、早いし安い!と気付いたので、結局”流しのタクシー”2台で智積院に向いました。
ワンメーター、630円でしたので、1人160円程度。
やっぱりバスより良かったです。
14:30頃に到着です。

さて智積院です。
一応、本編は下記です。

前述のように、この日は青葉祭りで書院庭園と収蔵庫が無料です。
普段なかなか行く機会がない・・いや行く気にならないので、このチャンスに訪問です。

収蔵庫では、”桜楓図”は云うに及ばず、今アサヒビールのCMで福山雅治さんの背景にある”松に秋草図”もありました。
しかし当日の現場では、アマデウス会の皆さまはこのCMをまだご存知ではなく、ちょっと肩すかしを食らった感じでした(もう観ましたか?)。
またそこでも京極堂さまやWAN師匠が、「襖絵のココが切り詰められている」とかなんとかのアツイ議論を展開”されて”いました(笑)。

次の書院庭園へ。
今年の3月末まで庭園等の修復をしていたので、入れませんでした。
今回観て、どことなくきれいになったような気がしたのですが、具体的にどこが変わったのかは分かりませんでした。
地下など目には見えない部分だったのかもしれまえん。

ここの書院に座って、みんなで庭園鑑賞。
無料だったためでしょう、いつになく人が多かったです(笑)。
ここでも「築山が近すぎる」とかなんとかのアツイ議論を展開”して”いました(笑)。

そして本堂、明王堂、大師堂、密厳堂とまわりました。
青葉祭りだったので、大師堂や密厳堂にも入れてお参りをしましたが・・・特にどうということはなかったです(笑)。

最後に密厳堂から本堂の裏手をまわって帰ってきましたが、本堂の裏手には結構アジサイがあるんですね。
あまり探検したことがなかったので、知りませんでした。

この辺りで15:30。

この日最後の拝観場所へ向かいます。

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松本酒造1 赤レンガ蔵 八角煙突


写真は、酒蔵、赤レンガ蔵と八角煙突

伏見にある酒造メーカーで、上の写真の風景が有名です。

アクセス
近鉄電車の桃山御陵前駅か京阪電車の伏見桃山駅で下車し、大手筋商店街を進みます。
商店街のアーケードを抜けて駅から約850m直進すると、木の塀で囲まれた松本酒造の入口が右手に見えます(簡易地図)。

見学
通常は非公開ですが、10人以上で予約すると、迎賓館の万暁院を含めた内部の見学ができます。
また3月第3土曜日だけ酒蔵開きをされます。

6月に訪問したので万暁院と赤レンガ蔵の見学をしましたが、酒蔵の見学はなかったです。
10月~3月ぐらいまでなら、酒蔵の見学もできます。

表門から入ると、右手に万暁院、左手奥から手前に貯蔵蔵、仕込み蔵、米蔵、赤レンガ蔵と並びます。
見学は万暁院→赤レンガ蔵の順でしたが、掲載の都合上、赤レンガ蔵から掲載します。

赤レンガ蔵は元々お米を蒸すためのボイラー室で、今では内部は広く空いており、試飲などに使われています。
赤レンガ蔵の奥にあの八角煙突があり、真下から見学します。
昔は地下の管を通じてここから煙を排出していたそうです。
赤レンガ蔵内部で2種類のお酒を試飲しました。
また内部には昔の“酒桶”が置いてあります。
灘などと違い、やや径が小さく、また杉より堅く費用の掛かる槇を使用しています。
径が小さいのは京都の酒蔵が狭いためで、材質は槇の方が長持ちするので、長い目で見れば経費が安くなるからということでした。

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2013 6/15の拝観報告4(藤森神社)


写真は、第1アジサイ苑

欣浄寺を後にして、墨染駅を越えて徒歩で向かったのが、藤森神社です。
13:10頃到着。
この辺りから雨が本降りになりました。

お目当てはもちろん”アジサイ苑”です。
拝観の詳細は、既に掲載済みの本編を参照してください。

第1アジサイ苑は、7~8割ぐらいは咲いていたと思います。
第2アジサイ苑は昨年もでしたが、あまりパッとは咲かないですね・・・。

藤森神社はなかなか拝観で行く機会がないので、行くのならアジサイの時期でしょうね。

そして第2アジサイ苑を見終わった頃、そう13:40頃だったでしょうか。
京loveさまが「京都観光文化資源保護財団の会員企画の泉涌寺が、14:00からなんですが、間に合うでしょうか?」とおしゃられました。
”えっ~~、もっと早く言ってよ”状態です(笑)。

13:40に藤森神社で、14:00に泉涌寺はどう考えてもムリ。
聞けば舎利殿や霊明殿の拝観もあるそう。
絶対ではないですが、結構もったいない。

徒歩→京阪電車の墨染駅~東福寺駅→徒歩は、絶望的に時間がかかるので、タクシーを呼ぶことにしました。
しかし、この雨。
MKもヤサカもなかなか繋がらず、繋がったと思ったら、「かなりお待たせすると思います・・・」と。

結局、泉涌寺の方は諦めて、最後まで我々と同行されることになりました。
う~~ん。
あっちに行くなら、欣浄寺の後に直接行くべきでしたね。
残念。

京loveさまに限りませんが、今後参加される方は遠慮しないで自分の都合をおっしゃって下さいね。
この会は「来るもの拒まず、去るもの追わず」ですので、
”ご自分の都合優先”で結構です。

そんなこんなで、14:00頃に次へと向かいました。

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円福寺2 萬人講


写真は、南山居と前庭。

4/20と10/20に開催される萬人講(まんにんこう)の際は、内部にお参りが出来ます。
時間は7:30~14:30です。
また萬人講の際には、京阪の八幡市駅と樟葉駅から直通バスが運行されます。

2015年10/20に行ったら、2013年4/20と拝観方式が全く変わっていたので、新しい方式を掲載します。

山門の入口で特別参拝券を2000円で購入します。

経路は一方通行になっています。
まずは右手に進みます。

左手の達磨堂へ入ります。
ちなみに達磨堂の前には地蔵堂があり、千体地蔵尊がお祀りしてあります。
達磨堂の中央奥には重要文化財で、伝聖徳太子御自作の達磨像がお祀りしてあります。
御朱印もこちらで頂けます。

達磨堂の裏をまわって本堂へ。
靴を脱いで、袋に入れて持参します
本堂では御祈祷をして頂きます。
本堂の中央には本尊の十六善神、右手には釈迦十六弟子像、左手には地蔵菩薩像がお祀りされています。
そして本堂の左手前には“摩耶夫人像”があり、痛い部分を撫でると痛みが和らぐそうです。

本堂を出た廊下でお斎のお弁当を頂きます。
お持ち帰りも出来ますが、奥の御殿で頂くことも出来ます。

廊下を進むと大書院(蒼龍窟)へ。
書院では9:15~約45分毎に法話があります。

大書院を出て廊下を進みます。
この廊下の途中で左に進むと帰りの玄関ですが、まだ奥に直進します。

廊下の右手は中央に池のある庭園です。
庭園の反対にはお茶席の南山居で、9:00頃から別途500円で広間でお茶とお茶菓子が頂けます。

さらに廊下を進むと、右手が先の南山居への渡り廊下で、左手は長い緩やかな登り坂になり臥龍廊的です。

廊下を渡ってすぐ左手に書院(龍潜窟)があります。
縦2×横3の6間構成で、左下の間から入ります。
入った最初が6畳間、正面奥にも6畳間。
中央下が3畳間と仏間の1室、中央上も6畳間。
右の上下は共に8畳間で、右下の8畳間には付書院、床の間と違い棚がありました。

廊下をさらに進むと左手に茶室があり、廊下の突き当たりに御殿(伏虎窟)があります。
御殿は有栖川宮家から下賜されたものです。
ここに椅子と机がたくさん用意されており、お斎を頂けます。
お吸い物やお茶も出して下さいます。
以前より量が減りました。
以前のは高齢者には多かったため、持ち帰りも出来るように改良されたようです。

先の廊下に戻り玄関から外へ出ると、山門の脇に出てきます。
山門右手の別の出口から出て終了です。



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2013 6/15の拝観報告3(欣浄寺)


写真は、伏見大仏

”鳥せい”を後にして、京阪電車に伏見桃山駅から乗り、墨染駅で下車します。
墨染寺を通過して向かったのが、欣浄寺(ごんじょうじ)です。
立地的には墨染寺の南隣りです。
12:30頃到着。

ここは小野小町に百夜通いをしたとされる深草少将の邸宅跡と云われています。
また本堂内にある本尊は、伏見大仏です。

境内まではいつでも行けるのですが、本堂内部を拝観するには事前に予約が必要です。
今回、松本酒造で予約、昼食の”鳥せい”に予約をしたので、最早もう1つ増えても同じこと(笑)。
この機会に、欣浄寺も予約して行っておくことにしました。
ですから今回は松本酒造と同時に、鳥せいと欣浄寺を”芋づる式”に予約しました(笑)。
どうせ予約が必要なら、一気に済ませた方が気が楽です。

詳細は今後の本編でご紹介しますが、境内もそれ程大きくはなく、伽藍も本堂のみ。
つまり、B系です(笑)!
最近では、もう初めてのところはB系寺院しかなくなりつつあります(笑)。

それでも多くの”解説員”の方々と一緒ですので、楽しむことが出来ました。
そういう意味でもいろいろと耳学問が増えますね、この会は。

13:00頃には次へ向かいました。

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円福寺1 通常拝観


写真は、山門

京都南部の八幡市にある禅宗寺院です。
通常は伽藍内部には入れませんが、毎年4/20と10/20に開催される萬人講(まんにんこう)の際には伽藍内部に入れます。

アクセス
八幡市でも端にあり、すぐ隣は大阪府です。
萬人講の際には京阪電車の樟葉駅から臨時バスが出ます。
専用の駐車場がないので、このバスで来られる方が多いです。
車の場合は、阪神高速8号京都線にて八幡東ICでおります。
八幡内里の交差点で右折し直進、やがて道なりに右に90度カーブすると国道1号線と交差します。
ここを左折します。
さらに直進すると八幡洞ヶ峠の交差点に来ます。
これを過ぎてすぐの信号のない細い道に右折します。
この奥に円福寺の参道があります。
この参道手前で左折した先すぐにコインパーキングがありますが、ほとんどが月極めで時間使用のは6台分ぐらいしかないです。

拝観
参道を進みます。
萬人講の際には出店が並びます。
やがて右手に山門が現れます。
山門を入ると左手奥に玄関、正面に本堂、右手奥に禅堂、禅堂の前には地蔵堂、右手前には鐘楼があります。
通常はここまでです。

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2013 6/15の拝観報告2(鳥せい)


写真は、とりめし定食

11:15頃、松本酒造を後にして、徒歩で向かったのがアノ”鳥せい”です。
鳥料理で有名なお店です。
いつも伏見に来た際には前を通るのですが、いつも行列・・・。
今回は1ヵ月以上前に松本酒造の予約を10:00に入れたと同時に、鳥せいでの昼食も予約しておきました(笑)。

土曜日だったので11:30オープン。
入って左手のお座敷を9人で貸切。

僕はブログに載せる都合もあり、1番定番の”とりめし定食”に自動的に決めたのですが、皆さんこれに乗っかってきました(笑)。

鳥料理というだけあって、なかなか美味しかったですし、これで730円。
ランチは非常にお得です。
また9人みんなでヤイヤイ言いながら食べるのも楽しいです。

「1人でガチ拝観」もイイですが、時にはこういう「皆でチョイ拝観」も別の楽しさがありますね。
しかしチョイ拝観といっても、個々人が”非常に濃い”メンバーですが(笑)。

”鳥せい”の詳細は、また今後の本編でご報告致します。

昼食終わりで12時過ぎ。
次の予約拝観に向かいます。

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瑞光寺


写真は、本堂

日蓮宗の寺院で、元政庵ともいいます。
元は井伊直孝の家臣であった元政上人が、出家してここに隠棲したからです。

アクセス
宝塔寺を出て左折します。
しばらく歩いた右手奥に瑞光寺の萱葺きの表門があります。

通常拝観
小さなお寺です。
表門を入ると左手に鐘楼があります。
前庭を進むと左手奥正面に茅葺の本堂(寂音堂)、その右手に庫裡がありますが、通常はそれだけです。

元政上人忌
例年曜日に関わらず3/18に元政上人忌が開催されます。
伽藍内に入り、拝観料500円を収めます。
なんとお茶券もついています。
書院からお茶室のある中庭を見ながら廊下を進み、奥の書院に入ります。
奥の書院には元政上人の自筆の書や法衣などがたくさん展示してあります。
見終わると茶室 東楽菴へ案内されます。
中庭を歩いて入り、お点前を頂戴します。

特別公開
2016年4/29~5/8の春の非公開文化財特別公開がありました。
まず庫裏から上がり、奥に進みます。
正面に奥の書院が見えますが、廊下の途中で左に進みます。
突き当りが本堂ですが、まずは途中右手の観音堂へ。
内陣中央の奥に非常に小さな如意輪観音像がお祀りされています。

本堂(寂音堂)に入ります。
内陣中央には釈迦如来坐像、その前には日蓮上人像がお祀りされています。
本堂の左手には独特の形をした深草うちわ、元政上人坐像や元政上人の父親の像がお祀りされています。
本堂の右手には内側から、元政上人の母親の像、日潮上人像、日燈上人像と日蓮上人像がお祀りされていました。

奥の書院には、元々は藤原基経が氏寺として建立した極楽寺にあったと云われている聖観音菩薩像と、重文の長屋王願経が展示されていました。

総門を出て宝塔寺の総門の前まで戻ります。
総門は右手ですが、この左手に踏切があるのでこれを渡り右に進みます。

道なりに左にカーブして、やがて本町通との交差点になります。
ここを右折し、フレスコの手前で左折すると京阪の深草駅が、さらに直進するとJRの稲荷駅があります。



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2013 6/15の拝観報告1(松本酒造 万暁院)


写真は、万暁院の表門

さて東京出張帰りの(表向きは出張中(笑))、10:00に地下鉄烏丸線→近鉄と乗り継いで桃山御陵前駅で下車して向かったのが、松本酒造です。

伏見にある酒造メーカーです。
ここは普段は内部の見学は出来ませんが、10名以上で事前に予約しておくと可能です。
この情報は今春の第2回アマデウス会 総会で、super-meteorさまから頂きました。

普通はこの情報を知っていても「10名以上」という壁が立ちはだかりますが、その点アマデウス会は”無敵”です(笑)。
電話予約した際にも「どちらの団体様ですか?」と聞かれたので、「個人です」と答えました(笑)。

参加者は、あんとんさま、京極堂さま、かんじろうさま、ミッキーさま、WAN師匠、serimamaさま、super-meteorさま、京loveさま(初参加)とamadeusの計9名。
本来はhytさまを含めた10名でしたが、諸事情で最終的に9名になりました。
一応前々日に9名になった旨を電話で報告しましたが、快諾してくださいました。

場所は伏見の大手筋商店街をずーっと進んだ右手、GWに訪問した宝福寺の隣りです。
一般的には、酒蔵、赤レンガ蔵と菜の花の写真が有名です。

さてこの松本酒造。
普通の酒蔵だけなら我々もそこまで執着しなのですが、ここには迎賓館たる”万暁院(まんぎょういん)”という数寄屋建築と庭園があり、これも見学できるのです。

流れとしては、万暁院の見学→赤レンガ蔵の見学と試飲で1時間15分程度でした。
社長御自ら説明してくださいます。
今回は酒造りのoffシーズンだったので酒蔵見学はなかったですが、10月から3月ぐらいに来れば酒蔵も見学出来るそうです。
参観料は1000円です。
詳細は今後の本編でご紹介します。

感想は、想像以上にいい数寄屋建築でした。
普通は数寄屋建築の前庭なら池泉式庭園が多いように思うのですが、ここは回遊式の枯山水庭園。
しかしこの枯山水が飽きのこないお庭でした。
僕はこういう”シンプル過ぎず、ウルサからず”なお庭が非常に好きです。

その後、赤レンガの八角煙突や赤レンガ蔵で試飲。
”桃の滴”という日本酒が主力商品のようです。
下戸の僕でもスッと飲むことが出来ました。

10名以上というハードルは結構高いですが、機会があればぜひ行ってみてください。

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宝塔寺


写真は、本堂(左)と多宝塔(右)。ともに重文。

元々は平安時代、真言宗の大寺院であった極楽寺でした
後年衰退して鎌倉時代に日蓮宗に改宗、寺名も宝塔寺となりました。

アクセス
石峰寺を出て、最初の大きめの道(普通の1車線道路)を左折します(大きめの道はここしかないので大丈夫でしょう)。
ここをしばらく進んだ左手に「宝塔寺」の総門が現れます。

拝観
拝観は無料です。
四脚門の総門は重文です。
その総門をくぐると左右に塔頭が並ぶ緩やかな石段があり、正面に大きな仁王門があります。
正面に本堂(重文)、右手奥に多宝塔(重文)、左手には手前から鐘楼、庫裏、方丈が並び、方丈と本堂は長廊下でつながっています。
多宝塔の屋根は2層構造ですが、この下層は”行基葺”といわれる特殊な葺き方です。
京都市内では最古の多宝塔だそうです。

本堂に向かって左手奥の長廊下の下をくぐると、石段が続きます。
これをひたすら登った頂上に七面宮があります。

11/13 寺宝虫干し
この日の午前中に寺宝の虫干し(9:00頃~)と法要(10:00~)があります。
ただしどこにも告知がないので最初は「本当にあるのかな」という感じです。
庫裏から中に入ります。
方丈との間に中庭があり、ここには”伝 大石良雄(内蔵助)お手植えのサツキ”があります。
方丈に向かって左手から入ります。
横並びで3間あり、手前の”礼の間”は休憩所です。
中央の”室中の間”はもちろん仏間です。
奥の”檀那の間”に、十界曼荼羅などの掛け軸が多数展示されていました。
”檀那の間”の後方にあたる”衣鉢の間”は一段高い上段の間になっており、鬼子母神が中央にお祀りしてありました。
また雪村の水墨画などの画も展示されていました。

方丈前庭は中央奥に唐門、左手には小さな池があります。
左右に植え込みや岩が少し配されています。
方丈の奥には納骨堂があります。
方丈の右手から長廊下を渡ります。
途中の左手に御真骨堂があり、堂内の左右には鬼子母神や妙見菩薩などの仏像が多数お祀りされています。

そして廊下の先には本堂があります。
本堂の内陣には御本尊の釈迦如来像がお祀りされており、須弥壇の下方には極彩色の彫刻が施されています。
本堂右手奥には日蓮上人像、左手奥には日像上人像がお祀りされています。
また天井は二重折上格天井になっていました。

2014年 春の非公開文化財特別公開で、本堂内部、客殿庭園と多宝塔内部が公開されました。
須弥壇の前に十界曼荼羅があり、多宝塔内部には新しい釈迦と多宝の両尊像がありました。

七面宮拝殿
2018年頃から、毎月19日の14:00~「罪障清めと法話のつどい」が七面宮拝殿で行われています。
拝殿内は手前から外陣、衝立を隔てて中陣、さらに階段の上の奥に内陣があります。
参拝者は外陣で待ちます。
13:55からお題目を唱え始め、14:00に和尚さん一行が外陣の中央を通って内陣へ。
その時点でお厨子が開けられますが、垂れ幕や距離が多くお厨子の中は全く見えません。
お参りを続け13:50頃、和尚さんにお経を軽く頭に乗せて頂くために参拝者全員が中陣に入りますが、それでもお厨子の中は見えないです。
法要は1時間程度。
その後さらに法話がありますが最後までいなかったので、何時頃終わったのかは不明です。

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柿葺落六月大歌舞伎


写真は、歌舞伎座1階席

”新”歌舞伎座に行ってきました。
14:10の開場で、13:30頃に到着。
時間があるので、地下へ。
地下鉄の東銀座駅と繋がっており、地下には歌舞伎関係のショップがあります。
そこは”お姉さま方(僕から見て)の巣窟”でした(笑)。

13:50頃から扉の脇に並び、先の公演客が退場してすぐに中に入ります。
ほぼ1番乗りなので、こんな写真が撮れました(笑)。
そして荷物を席に置く否や、ダッシュで3階へ。
3階からも写真を撮り、すかさず売店へ。
なおすけさまに勧められた”めでタイ焼き”に1番乗り!
紅白のお餅の入ったタイ焼きで、1番だったため公演開始前に頂きました(笑)。

今回の演目は、昨年の顔見世興行と同じ”壽曽我対面”と”土蜘(つちぐも)”でした。

まず”壽曽我対面”です。
お話を簡単にいうと、工藤佑経に父を討たれた曽我十郎、五郎兄弟が、敵討ちを訴えに来るお話です。

配役は、この工藤佑経が片岡仁左衛門(昔の孝夫さん)で、同席する花魁が中村七之助さん。
この2人は顔見世興行の時と同じ。
そして曽我十郎が、最近中村吉右衛門さんの御息女とご結婚された尾上菊之助さん。
曽我五郎が、市川海老蔵さんです。
さらに源氏の重宝を見つけて届けに来るのが、最近おウワサの片岡愛之助さん(通称ラブリン(笑))でした。

感想ですが、両方に言えるのは”配役が豪華”ということです。
1番印象的だったのは、尾上菊之助って艶っぽいですね。
男の色気を感じました。

次に土蜘です。
お話を簡単にいうと、源頼光の体調が優れないところに怪僧がお祈りにきます。
しかしその影が蜘蛛だったため、頼光が1太刀浴びせ怪僧は逃げます。
これを平井保昌(祇園祭の保昌山の保昌。和泉式部の旦那)と四天王(渡辺綱や坂田金時など)が探索し、棲家を見つけ討つというお話です。

配役は、頼光が中村吉右衛門さん(松本幸四郎さんの実弟)。
怪僧こと土蜘蛛が、尾上菊五郎さん。
ですので、菊之助さんの実父と義父の共演です。
また平井保昌が板東三津五郎さん(昔の坂東八十助さん)。
さらに途中で番卒が出てきます。
この番卒の太郎が中村翫雀さん(かんじゃく:坂田藤十郎さんと扇千景さんの長男)で、番卒の藤内が中村勘九郎さんでした。

感想です。
テレビで観るとそうも思わなかったのですが、吉右衛門さんと幸四郎さんってやっぱりお顔立ちが似ていますね。
また勘九郎さんも、こちらがそう見ているからかもしれませんが、勘三郎に益々似てきましたね。

1等席(2万円)しか空いていなくコストは掛ったのですが、花道にも近かったので十分に楽しめました。
1人はこういう時、席が取りやすくていいです。

そして、やっぱり歌舞伎役者さんって、カッコイイですね(笑)。

現世はなりたいものになって、そこそこ納得したので(笑)、
来世は歌舞伎役者になろう(笑)!

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石峰寺


写真は、竜宮門

石峰寺(せきほうじ)は、伊藤若冲ゆかりのお寺にして五百羅漢が有名です。

アクセス
JRの稲荷駅か京阪の深草が最寄りです。
JRの稲荷駅の改札の正面に伏見稲荷大社がありますが、ココを敢えて右折し本町通を進みます。
JRの踏切を超えて直進すると、左手にスーパーのフレスコが見えます。
ここを過ぎた次の交差点で左折します。ちなみに右折すると京阪の深草駅です。
左折後は直進し再度JRの踏切を超えると、左手に路地ぐらいの小路があるのでここに入ります。
これをひたすら直進して民家の間の石段を登ると、石峰寺の竜宮門があります。

黄檗宗(総本山は萬福寺)の寺院で、晩年の伊藤若冲がここの門前に庵を構えて隠棲していました。

竜宮門を入ってしばらく進んだ左手に書院の玄関があり、ここで拝観料300円を納めます。
正面には本尊の釈迦如来をお祀りする本堂があります。

本堂の手前右に羅漢道があります。
最初の右手に伊藤若冲のお墓があります。
竜宮門をくぐると竹林で、羅漢像が並びます。
お釈迦様の誕生から涅槃、最後は賽の河原になり、この間約500体の羅漢像が順路に沿って並びます。

羅漢像は風雪で丸みを帯びており、これがなお風情を増しています。

伊藤若冲特別展
GWの前半には、伊藤若冲掛け軸展示が書院で行われます。
通常の拝観料と併せて1000円です。
玄関から中に入った右手の書院のお座敷に9幅の作品が掛かっています。

2016年も1000円でしたが、書院の3間に拡充されていました。
床の間には虎図がありました。
訪問時に拝観者が30名程いたこともあり、お寺の方が1つ1つ丁寧に画の説明をして下さいました。

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今回の東京出張


写真は、歌舞伎座

今回は6/13~6/15まで東京に出張していました。
その様子を御紹介します。

6/13 
10:00に京都駅着で、伊勢丹へ。昨日のお弁当を買う。
本来は10:34発の博多発東京行きの”のぞみ5号”に乗車する予定でしたが、新岩国駅周辺での火災の影響で30分以上の遅れ。
止むなく10:26発の新大阪発東京行き”のぞみ122号”に乗りました。

皆さんも今後、もし帰りの新幹線の指定席を確保されるなら、出来るだけ”3ケタの号数”の新幹線がいいのではないでしょうか。
1ケタや2ケタの号数は博多発、3ケタの号数は新大阪発だそうです。
つまり、博多からの新幹線はその距離分の人身事後や天候などのアクシデントによる遅延の可能性があります。
3ケタ号数なら、新大阪→京都間だけ。
どちらがより確実かは自明です。

ここから僕の東京での行動を掲載しますが、今回は非常に狭い範囲をウロチョロしたのが分かります(笑)。

13:00頃に東京駅着。
そのまま八重洲富士屋ホテルに荷物を預け、仕事の会場の東京フォーラムへ。
そのまま夕方まで東京フォーラム。
夕食は19:00から東京在住の大学の同級生と、丸ビル6階の”天まる”で会食。
同業者、ほぼ同年ですので、話は盛り上がります(笑)。
終了後徒歩でホテルへ。

6/14
朝8:30から東京フォーラムへ。
10:30~11:50までは空いたので、丸の内のエシレで妻へのお土産を購入。
そして立て続けに東京駅地下のプラレールショップで、長男と次男へのお土産として機関車トーマスのプラレールを2台購入。
この辺りは普段の会話から、妻や子供が何を欲しがっているのかは詳細にcheck済み(笑)。
それらをホテルに置いて、再度東京フォーラムへ。
11:50からお弁当を食べながら講演を聴く。
仕事は実はココで終わり。

13:00頃、徒歩で銀座通→晴海通で”歌舞伎座”へ。
14:10~17:10頃まで”柿葺落六月大歌舞伎”。
2日前にネットで購入したので、1等席しか空いていませんでした。
自分の東京土産です(笑)。
この様子は明日、御報告します。
終了後、徒歩で東京駅へ。
この日は1人で夕食のため、東京駅地下の”六厘舎”に並ぶ。
夕食後は早々にホテルに戻り、ゆっくり休む。

6/15
朝5:30起床。
6:16発の新幹線で8:30に帰洛。
妻にはこの日の夕方まで東京出張ということになっていましたが、実は10:00からアマデウス会(笑)。
そのため一旦四条烏丸の実姉(共犯(笑))宅に寄り、大きな荷物とお土産を預け、スーツから普段着に着替えアマデウス会へ。
この模様は後日順に。
17:00頃、実姉宅で荷物を取り、スーツに着替え、何食わぬ顔で帰宅(笑)。

妻、子供ともお土産に大喜び。
「パパがお土産を買ってきてくれたよ。ありがとう!」と。

もちろん6/14の午後以降の行動は、家族には全くナイショです(笑)。
これで”みんなが幸せ”になるのですから、これぐらいの”ヒミツ”は”現実的ないい家族運営”には必要です(笑)!

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海宝寺2 予約拝観


写真は、若冲筆投げの間

予約しなくても、訪問した際にお寺の方がおられて、お手すきなら伽藍内を拝観できます。
今回は事前に電話で訪問する旨、お伝えしておきました。

まずは方丈です。
方丈を入った正面には方丈庭園があります。
露地庭園のような趣で、中央に大きな桃の木があります。
よく見ると手前半分ぐらいの葉が周りと違います。
これは桃の木のウロから鳥が咥えてきた本堂脇の木斛が寄生しているのです。

方丈の右手にはあの“若冲筆投げの間”があります。
中央の襖が今はないですが、元々は若冲の“群鶏図”があったそうですが、今は京都博物館にあります。
さらにこの奥の庭先に“秀吉遺愛の手水鉢”があります。
政宗が秀吉から下賜されたのでしょう。

一旦外に出て、次は本堂内です。
本堂の裏側から入ります。
中央には本尊の聖観世音菩薩がお祀りされ、伊達政宗の位牌もありました。
床はコンクリートで固めてあり、土足のまま入るのが珍しく印象的でした。

最後に祠堂(しどう)です。
ここには大丸の創業者の下村正啓の位牌があり、天井には見事な龍図が描かれていました。

お寺の方が非常に親切な方で、拝観料はいらないとおっしゃりましたが、お賽銭箱に500円を志納してきました。

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紫野和久傳 鯛ちらし(京都駅調達シリーズ3)


写真は、鯛ちらし 2625円

今回の出張もお昼のお弁当を京都駅伊勢丹で購入しました。
これは和久傳さんの”鯛ちらし”です。
和久傳といえば”鯛ちらし”というぐらい有名です。

お弁当は伊勢丹地下2階で、JRや地下鉄のコンコースから入る入口から入った右手1つ目の”島”を越えて右折した右手の”老舗弁当”のコーナーにあります。

このお弁当なら予約は不要ですが、月曜日は販売がありません。
他に2段弁当もありますが、こちらは事前予約が必要です。
しかし女性ならばこちらで十分、男性でもこのお弁当とおにぎりを1つぐらい買い足せば大丈夫でしょう。
大きさは写真のおしぼりと比較すれば分かりやすいと思いますが、縦14cm×横15.5cmです。

鯛ちらしは御飯に細切り昆布が入っており、ちらしの御飯にほんのり昆布の風味が効いていて本当においしいです。
また添え物のナスやししとうなどの味付けも絶品でした!
どこにもスキがないです。
個人的には「また食べたい」と思わせられた一品でした。

お値段は2625円とやや高めですが、京都から帰る際に”京都の名残”をお弁当で感じるのもいいのではないでしょうか。

恐らくこの手のお弁当は、あまり在庫を置いていないと思われます(訪問時は陳列ケースに3個)。
帰りに購入して食べるつもりなら、上洛時や電話で”お取り置き”をお願いしておいた方が安全でしょう。

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