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2013 6/2の拝観報告2(金胎寺2 出会い)


写真は、胎内潜までの登りの岩場(こういうのを普通に登らされます)

さて我々3人が行場巡りの終盤に差し掛かった頃、反対から若者が現れました。
彼曰く「途中で迷ってここに出てきてしまったのですが、反対向きに進めそうですか?」と。

トンデモナイ崖を登って来たので「ムリだと思う」と申し上げました。
あまりに若い男性が1人でやってきていたので、なんとなく予定を聞くと、この後に禅定寺などに行こうと思っていると・・・しかも徒歩で!!!

予定が同じで、さらに行場巡りにはもう復帰不可能なので、この後同行しないかと誘いました。
すると喜んで付いてくるということになりました(笑)。

歩きながら当然彼について、いろいろ聞きました。
彼こと”道のひと(後ほどHNを決めました)”さまは、岐阜県出身の20歳男性。
昨年11月に岐阜を出発し、徒歩とヒッチハイクで全国を旅している途中だというのです!!!
今まで滋賀や京都とまわったものの資金難に陥り、3ヶ月城陽市で住み込みで働いていたそうです。
そして昨日再出発したところでの出会いでした。

彼的なルールは、
・電車などでお金を使っての移動は原則禁止(峠越えはOKだったかな?)
・よって移動は徒歩かヒッチハイク
・他者からのお恵みはOK
などでした(笑)。

いや、その齢で”全国をまわろう”と決断できるだけでも素晴らしいですね。
なかなか「型にハマって生きている」と出来ない、いやそもそも思いつかないことです。
またその年でないと実現も困難なことですね。

我々の事情も説明すると、今後も折々で”旅の報告”をしてくれるそうです(笑)!
個人的に”超楽しみ”です。

旅がいつ終わるのかは不明ですが、終わった暁には「総会にゲストで招待する」と約束しました。
彼も知識量は別として、神社仏閣好きなので問題ないでしょう。

6/3は笠置寺に行くそうです。

拝観同行後は宇治田原小学校前でいいというのでそこで分かれましたが、別れ際にその夜の晩御飯をコンビニで買ってあげました。
失礼ながら貧乏旅行ですので、非常に喜んでくれました。

ここからは”道のひと”さまへ。
僕も学生時代、今日のアナタのように先輩に随分お世話になりました。
その時の先輩の言葉です。
「俺はお前にいろいろしてあげたが、今後俺に何か御返しをしようと思わなくていいし、返して貰おうとも思っていない。
もし恩義に思うのなら、是非お前が大人になった暁に、若いヤツにそうしてやってくれ。
なぜなら俺も若い時にそうして貰ったから。
それがお前の恩返しだ」
と。
そうなんです、いわば「正の連鎖」を起こそうということです。

僕も今回少し恩返しをしたので、”道のひと”さまも是非、大人になった暁には若いヤツを助けてやってください。
それが僕への恩返しです。


なんてカッコいいこと言いながら、これで僕も犍陀多(カンダタ)のように地獄の淵でも蜘蛛の糸が垂れてくる希望が持てそうです(笑)!
神様、見てましたよね!!!

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志明院2 拝観


写真は、シャクナゲが満開の山門

拝観
山門をくぐり正面の階段を登ると、途中の右手に鐘楼があります。
階段を登った正面に本堂があります。
本尊は不動明王ですが秘仏です。

本堂の左手から奥に進むと、左手に飛竜ノ滝があります。
周囲を岩に囲まれ、滝の上にはお堂があり、中央には滝が流れ落ちます。
さながらステージのようです。

さらに上へと登ると、階段が正面と左手に分かれます。
左手に進むと、あの“護摩の岩屋”があります。歌舞伎“雷神不動北山桜”で鳴神上人が籠ったとされる岩屋です。
実際に見ると本当に霊験あらたかな感じです。

階段の正面はちょっと傾斜が厳しくなります。さらに鴨川の源流沿いなので常時湿っており、滑りやすく注意が必要です。
これを登り切った先に懸崖造の根本中院があります。
懸崖造といっても鉄筋なのが若干さみしいです(笑)。

山門まで引き返します。
別料金600円で、書院にてお抹茶と水羊羹(多分季節で変わるのでしょう)が頂けます。
書院の前庭は灯籠も置いてはいますが、庭というよりは自然そのものです。
手前には鯉が泳ぐ小さな池がありますが、ここへ清流が流れ下ってくるのが見えます。

GW頃にはシャクナゲが非常にきれいで、冷たい風もそよぐので避暑にも最適です。

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