goo

柿葺落六月大歌舞伎


写真は、歌舞伎座1階席

”新”歌舞伎座に行ってきました。
14:10の開場で、13:30頃に到着。
時間があるので、地下へ。
地下鉄の東銀座駅と繋がっており、地下には歌舞伎関係のショップがあります。
そこは”お姉さま方(僕から見て)の巣窟”でした(笑)。

13:50頃から扉の脇に並び、先の公演客が退場してすぐに中に入ります。
ほぼ1番乗りなので、こんな写真が撮れました(笑)。
そして荷物を席に置く否や、ダッシュで3階へ。
3階からも写真を撮り、すかさず売店へ。
なおすけさまに勧められた”めでタイ焼き”に1番乗り!
紅白のお餅の入ったタイ焼きで、1番だったため公演開始前に頂きました(笑)。

今回の演目は、昨年の顔見世興行と同じ”壽曽我対面”と”土蜘(つちぐも)”でした。

まず”壽曽我対面”です。
お話を簡単にいうと、工藤佑経に父を討たれた曽我十郎、五郎兄弟が、敵討ちを訴えに来るお話です。

配役は、この工藤佑経が片岡仁左衛門(昔の孝夫さん)で、同席する花魁が中村七之助さん。
この2人は顔見世興行の時と同じ。
そして曽我十郎が、最近中村吉右衛門さんの御息女とご結婚された尾上菊之助さん。
曽我五郎が、市川海老蔵さんです。
さらに源氏の重宝を見つけて届けに来るのが、最近おウワサの片岡愛之助さん(通称ラブリン(笑))でした。

感想ですが、両方に言えるのは”配役が豪華”ということです。
1番印象的だったのは、尾上菊之助って艶っぽいですね。
男の色気を感じました。

次に土蜘です。
お話を簡単にいうと、源頼光の体調が優れないところに怪僧がお祈りにきます。
しかしその影が蜘蛛だったため、頼光が1太刀浴びせ怪僧は逃げます。
これを平井保昌(祇園祭の保昌山の保昌。和泉式部の旦那)と四天王(渡辺綱や坂田金時など)が探索し、棲家を見つけ討つというお話です。

配役は、頼光が中村吉右衛門さん(松本幸四郎さんの実弟)。
怪僧こと土蜘蛛が、尾上菊五郎さん。
ですので、菊之助さんの実父と義父の共演です。
また平井保昌が板東三津五郎さん(昔の坂東八十助さん)。
さらに途中で番卒が出てきます。
この番卒の太郎が中村翫雀さん(かんじゃく:坂田藤十郎さんと扇千景さんの長男)で、番卒の藤内が中村勘九郎さんでした。

感想です。
テレビで観るとそうも思わなかったのですが、吉右衛門さんと幸四郎さんってやっぱりお顔立ちが似ていますね。
また勘九郎さんも、こちらがそう見ているからかもしれませんが、勘三郎に益々似てきましたね。

1等席(2万円)しか空いていなくコストは掛ったのですが、花道にも近かったので十分に楽しめました。
1人はこういう時、席が取りやすくていいです。

そして、やっぱり歌舞伎役者さんって、カッコイイですね(笑)。

現世はなりたいものになって、そこそこ納得したので(笑)、
来世は歌舞伎役者になろう(笑)!

アンケートを実施しています。
左サイドバーにあります。
携帯の方はココ


「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 21 ) | Trackback ( )

石峰寺


写真は、竜宮門

石峰寺(せきほうじ)は、伊藤若冲ゆかりのお寺にして五百羅漢が有名です。

アクセス
JRの稲荷駅か京阪の深草が最寄りです。
JRの稲荷駅の改札の正面に伏見稲荷大社がありますが、ココを敢えて右折し本町通を進みます。
JRの踏切を超えて直進すると、左手にスーパーのフレスコが見えます。
ここを過ぎた次の交差点で左折します。ちなみに右折すると京阪の深草駅です。
左折後は直進し再度JRの踏切を超えると、左手に路地ぐらいの小路があるのでここに入ります。
これをひたすら直進して民家の間の石段を登ると、石峰寺の竜宮門があります。

黄檗宗(総本山は萬福寺)の寺院で、晩年の伊藤若冲がここの門前に庵を構えて隠棲していました。

竜宮門を入ってしばらく進んだ左手に書院の玄関があり、ここで拝観料300円を納めます。
正面には本尊の釈迦如来をお祀りする本堂があります。

本堂の手前右に羅漢道があります。
最初の右手に伊藤若冲のお墓があります。
竜宮門をくぐると竹林で、羅漢像が並びます。
お釈迦様の誕生から涅槃、最後は賽の河原になり、この間約500体の羅漢像が順路に沿って並びます。

羅漢像は風雪で丸みを帯びており、これがなお風情を増しています。

伊藤若冲特別展
GWの前半には、伊藤若冲掛け軸展示が書院で行われます。
通常の拝観料と併せて1000円です。
玄関から中に入った右手の書院のお座敷に9幅の作品が掛かっています。

2016年も1000円でしたが、書院の3間に拡充されていました。
床の間には虎図がありました。
訪問時に拝観者が30名程いたこともあり、お寺の方が1つ1つ丁寧に画の説明をして下さいました。

マイナー散策の索引 

「京都のおすすめ」の総合索引へ

コメント ( 4 ) | Trackback ( )