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そわか スモールラグジュアリーホテル(旧美濃幸)

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写真は、スウィートルーム 法螺貝の間。

そわかは八坂神社の南側、下河原にあった1912年創業の料亭「美濃幸」の数寄屋建築をリノベーションして、2019年に開業したホテルです。

アクセス
八坂神社の南総門を出て、下河原通を直進します。
約120m進んだ右手に、そわかがあります。

今回は2023/1/19に開催されたNHKカルチャーの「祇園八坂 SOWAKA ~館内ツアーとスペシャルランチ~」で内部の見学と、ラ・ボンバンスでランチを頂いた時の報告です。

表に向かって右手に玄関への路地があります。
石畳の路地を進むと右に折れ、奥に玄関があります。
玄関で下足して上がると、4畳半の玄関間があり右へ。
奥には受付のカウンターがあります。
船底天井の廊下を左手に進むと、左手に大きなロビーラウンジが拡がります。
こちらは美濃幸の時は料理場だったそうで、カウンターの板を開くと今も井戸が、庭にはおくどさんが3つ、中央のタイル囲いの下には地下の階段が昔のまま残されています。

また船底天井の廊下を挟んでロビーラウンジの反対には、バーカウンターの1室があります。
美濃幸の時は待合だったそうで、網代天井で奥には坪庭があり茶室のようです。

受付カウンターの廊下のまっすぐに進みます。
廊下の途中右手の階段を上がります。
上がって廊下を左手から背後に回ると、スウィートルームの102号室です。
手前にリビングの7.5畳があり、こちらの床の間には三角形の地袋があります。
奥にはベッドルームの10畳間があり、こちらがほら貝の間です。
その名の通り、襖の引手がほら貝の形をしています。
正面に付書院、床の間と違い棚があります。
違い棚は下に支えがなく左手の紐も付いているだけなので、棚の板は壁に埋め込まれている部分で支えています。
実はこの板が合板で軽いので可能なのですが、実は当時は合板を作る技術が最先端でした。
廊下に面した左手には火頭窓があり、右手は庭に面した縁にソファーがあります。
縁の奥には洗面と檜風呂があります。

1階の廊下に戻り、さらに奥に廊下を進んで行きます。
すると左手に待合のある広い庭が現れ、主屋から離れに進みます。
この離れがメゾネットタイプの104号室です。
この離れは元茶室で手前のリビングが3畳台目の茶室。
奥の6畳のベッドルームが広間の茶室です。
床の間の袖壁が三日月形に切り抜かれているのが印象的です。
さらに奥にある洗面の背後には、水屋がそのまま残っています。
階段で2階に上がるとすぐに檜のお風呂があり、その隣は庭に面した4畳半のひょうたんの間があります。

最後にそわかの左手にあるラ・ボンバンスで11品のディナー用のメニューをランチとして提供して下さいました。
メニューが謎解き形式で、それを解読してから料理を楽しみます。
料理も通常のツアーランチではありえないぐらい本気で、非常に美味しかったです。


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