2週間のオリンピックも残すところ3日となり、多くの競技が終わっていき球技も決勝戦を残すのみとなって、開催当初の賑やかさを思い出すと寂しさも感じられるようになってきました。
そんな野球の決勝戦に、予想通りというべきか日本が進出してきました。参加チームが6チームしかないからか、どうしても日本に決勝戦に出てほしかったためか、敗者復活だらけで負けてもチャンスがあるシステムに。そんな時に限って、日本は全勝で決勝戦に進出出来てしまうという…。
元々、戦力的には日本プロ野球がシーズンを中断してまで協力した我が国と、メジャーリーガーが参加不可能な他国とでは、1敗しても勝ち上がり可能というシステムでは、戦力で圧倒している日本が決勝進出は簡単だと思われていた。
しかしながら、五輪の日本戦はどの試合も漫画の様に劇的な試合が続いて、決して楽に勝ち上った訳ではない。初戦のドミニカ戦は9回裏まで2点負けていたものを、最終回に3点取ってようやく勝ったもの。次戦のメキシコ戦こそ楽勝したものの、次のアメリカ戦も最終回にようやく同点に追いついて延長戦で勝利。準決勝の韓国戦も8回裏に突き放すまでは、同点で重苦しい試合だった。
決勝戦の相手は、アメリカに決まった。勝っても負けてもスポーツらしい後味の良さは感じられるだろう。いい試合で、出来れば日本が勝ってくれることを祈りたい。