コロナ感染者数が増え続けている。しかし、その増加ほどには重症者と死者はふえていない。だからか、どうしても政府を批判したいマスコミは、中等症への対応への批判を連日繰り広げている。
そして、今後は重症者も増えるかもしれないという事で、中等症以下の患者は原則自宅療養という方針にする方向にすると、またぞろマスコミが患者を見放すのかと極論を振りかざして批判を繰り広げ、それに政治家が追随して更に政府が屈していくといういつものパターンが繰り返されている。
本来なら政府の方針は至極真っ当だと思うのですが、連日のメディアの脅しの様な報道で恐怖心を植え付けられているだけに、コロナ陽性者がささいな症状でも過剰に恐怖を感じるのは無理もない話だとも思う。それでも、緊急性のない中等症でも入院・隔離させるということが、今後医療ひっ迫に繋がる恐れがあるのならメディアがどう言おうが政府はブレるべきではないと思う。
今回の対応でも露呈した、政府のコロナ対応省庁の大臣の言う事がコロコロ変わっていく様は、本当に頼りないと思う。最初から政府は、死亡者を減らす事と医療崩壊を防ぐという方針でやってきていたはずだ。それは65歳以上へのワクチンの優先接種で、ある程度の効果が出ている事で実現されている。
ならば、堂々とそれを声高に国民にアピールするべきだと思う。そして、現状はコロナ感染者が増加しているものの、この先はワクチン接種が進めばある程度は鈍化し重症者も減少していくのが欧米の例からかなり確率が高い。だから、現状に右往左往せずにワクチン接種を訴えていくことに専念するべきだと思う。元々、コロナを防ぐにはワクチンしかないはずだったのだから。