U-23アジア選手権で、日本は2連敗でグループリーグ敗退の屈辱を喫しました。見ている側の勝手な予想では、接戦になる事はあっても内容で押して結局は勝つだろうなと思っていました。しかし、内容的にも試合の最終盤では押されるような不甲斐ないものでガッカリしてしまいました。
どちらの試合も、試合開始か後半開始直後に失点しどちらもすぐに一度は追いつくものの、終了間際に失点しての敗戦でした。どちらも同じパターンでの敗戦だけに見ていると余計に腹立たしさが募ります。負けているのにバックパスを出したり、パスを繋ぐばかりでなかなかシュートに行かない選手にイライラ。ただ、怒りから監督替えろと喚くだけでは何ともなので、少し落ち着いてみた。
グループの他の3か国が中東の国ということで、結構組み合わせはキツイ組み合わせではあった。中東の国はどの国も身体能力が高く｢個｣の差でディフェンスが振り切られていた。そして、タイは冬とはいえ暑く、どちらの試合も30℃で蒸し暑い中での試合だった。中東のチームの方が明らかに有利だと思う。後半の中盤あたりから、どちらの試合も相手に押されていたのは暑さからくるバテがあったのは否定できないだろう。
あとは欧州組が招集できないというのも大きかったに違いない。日本の選手は、むしろ若いうちにこそ海外移籍に積極的というのもあって、有力選手の何人かが招集できていない。これではしんどい。もちろん、それでもアジアならどこと戦おうが勝てるぐらいでないと世界では戦えないのだけど…。
3試合目のカタールはW杯の開催国ということもあって強化に積極的だ。今までの2試合以上に苦戦するかもしれません。後半勝負でスタミナ温存して、焦らず普通に戦えれば十分に勝てると私は思っている。そういう試合運びに持ち込むためにも、キックオフ直後の気の抜けたような失点やカウンターで突破されない様な気合の入った守備に期待したい。
