はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

「チャージマン研!」#21-24 感想

2009-01-20 01:24:42 | チャージマン研!
 最近話題のAkinatorが、なかなか面白い。
 日本のアニメキャラもかなり入っているが、研やキャロンまでしっかりいるのだから、大したものだ。







 意図的に目当てのキャラを出そうとする場合、その難易度は様々だが、研を出すのにはかなり苦労した。10回ほどやり直したり、延長したりとさんざんやって、ようやく出てきた。
 キャロンは案外簡単で、3回ほどのplayであっさりと出た。20の質問があるとは言え、キャラを特定できそうに無い物も多い。そんな中、「金髪」「少女」「兄弟がいる」などの条件でちゃんとキャロンが出てくるのだから、大したものだ。
 この勢いでボルガ博士が出てきたら凄いのだが、さすがに登録した人はいないかな。自分でやってみるか。



・第21話「キャロンへの贈り物」

 21話目にして、研のパパの職業がようやく判明した。

 しかし、いきなり「おいおい、私は医者だよ」と言われても、これまでそれが分かる描写は全くなく、あまりに唐突だ。きっと、他にも作中で特に触れられなかった裏設定が色々とあるのだろう。
 特に、キャロンの設定がどうなっているのかは気になる。フルネームが「泉 キャロン」で、一家で一人だけ金髪。養子なのではないかと想像してしまうが、作中ではキャロンの生い立ちには全く触れられていない。


 それにしても、今回もまた回りくどい作戦だ。わざわざあの人形で全員をおびき出してから焼き殺さなくても、家に放火した方が早いだろうに。
 第2話の感想でも書いたが、誰もが正体を知っていて、敵に自宅まで知られている変身ヒーロー(本作の場合は「変装ヒーロー」か?)は珍しいが、敵側がその利点を全く活かせていないのもすごい。

 今回、キャロンの横に心霊写真のような不気味な影が映っているシーンがあり、人形と絡めた伏線かと思っていたら、全くフォロー無し。アニメーターが何かに取り憑かれて描いたのだろうか。



・第22話「時限爆弾電送テレビ」

 ジュラル製ロボット第3弾登場。当然、いつもの大仏声。どうやら、モンスター役はこの人の専任だったようだ。例によって迫力が全然無いが、今回はロボットのデザインも微妙なので、このヘッポコ声でちょうど合っている。

 本話は何度観ても電送の仕組みがよく分からない。サブタイトルによるとテレビが電送装置になっているようだが、本編中で研はロボットを分解して「ロボットに電送装置をカセットして」と言っている(「セット」ではなく「カセット」…?)。
 映像を見ると、テレビをいじりつつロボットの中の装置も操作しているので、両方が連動しているのかも知れないが、ジュラル基地のテレビならともかく、送り出された側のテレビも電送装置に関係していると言うのはどんな仕組みなのかよくわからない。
 結局、「考え出したら負け」なのだろう。度々出てくるいい加減な未来世界の設定を見ても、きちっとSF設定考証を行って作ったアニメとは思えないし。

 とりあえず、本話では、ジュラル基地の爆破をテレビで見物している研たちの姿が笑える。基地に乗り込む前は決死の覚悟だったのに、実にあっさり生還しているところが、この作品らしい。
 あと、研のアップで顔がもろにタツノコチックになった場面が一カ所あって、注目してしまった。原作・キャラデザの田中英二氏自身が原画を担当していたのだろうか。そうでないにしても、タツノコ下請けの長いタマプロダクションが作画を担当しているだけに、タツノコっぽい顔があっても不思議はない。



・第23話「恐怖!精神病院」

 いわゆる「差別的表現」の観点からは、間違いなく一番の問題エピソード。
 さすがのAT-Xも、これを放送するのは難しいのではないかと心配していたのだが、特に「おことわり」等もなく、またセリフ・場面カットも全くない完全な状態で放送された。これがANIMAXやファミリー劇場だったら、話ごと飛ばされてもおかしくなかっただろう。さすがはワンランク上のアニメチャンネルだ。

 本話を観ると、1970年代に、いわゆる「精神病患者」がどのような偏見を持って見られていたのかよくわかり、その点で時代を証言する貴重なエピソードだろう。なにしろ、医者であるはずの研のパパですら、精神病院を「こんなところ」などと言っているのだから。
 そう言えば、テレビアニメ版『デビルマン』第26話「白銀の妖獣ララ」でも、最後にララが精神病院に入れられるオチが付いていたが、1998年頃に東海テレビで行われた再放送では、この部分が丸々カットされていた。この時点で地上波では「精神病院」ネタはアウトだったのだろう。

 しかし、精神病院の院長がヨーロッパの半分を吹き飛ばすミサイルを秘かに作っているなんて、あまりに話がぶっ飛びすぎていて、呆気にとられてしまう。これでは、ジュラル星人よりも物騒だ。
 実は精神病院の院長自身が狂っていたとは、オチのつもりだとしても酷すぎる。計画が研に知られただけで自殺してしまうあたり、たしかに精神的に不安定なところは見受けられるが。



・第24話「ロボットクラブへの 招待状」

 バリカンの元へと現れた、美少女ロボット。もうあからさまに怪しすぎて、突っ込む気にもならない。
 しかし、やはり少しは突っ込んでおこう。とりあえず、研たちは深追いせずに「ロボットクラブ」が墓場にあるとわかった時点で怪しむべきだ。

 そして、地下の墓から唐突に現れる老人(?)の群。墓場だから死者のつもりなのかも知れないが、単なる身なりの貧しい老人にしか見えない。
 中でも、特に垂れパイの婆さんは恐ろしい。実際にあんな人に乳むき出しで抱きつかれたら、精神的にはかなりの打撃だろう。抱きつくだけなので、物理攻撃としては意味がないが。

 今回、ジュラル星人も研も、そしてスタッフも忘れていたであろう「光がないと変装できない」設定が出てきたのはちょっと驚いた。別にあの場面が無くても話は成立したと思うが。脚本家がふと思い出してこの設定を入れたのだろうか。

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