AT-Xで放送が始まった「チャージマン研!」も、昨日で2週目だ。
DVDで何度も観ているので、今回は放映形態だけチェックしておこうかと思っていたのだが、いざ録画したものを観始めると止まらない。いや、止められないと言った方が正確か。1話が5分20秒と短いので、つい続けて観てしまう。
それに、今回はDVDとは違って本放送順で放映されているので、また違った印象がある。最初に観ると第1話が一応第1話らしく見えて、新鮮な感じだ。
せっかくのいい機会なので、今日から本作の全話感想に挑戦してみたい。はたして、どこまで続けられるかはわからないが。
・第1話「危機!! 子供宇宙ステーション」
記念すべき第1話。DVDでの初見時は収録順通りに第5話として観てしまったが、あらためて最初に観ると、冒頭の魔王の演説や、研とジュラル星人が何となく初対面っぽいところは第1話らしく見える。とは言え、細かいところには説明が全くないので、第1話でなくても通じてしまうのも確かなのだが。
初回のせいかネタ的にあまりぶっ飛んだところはないが、サブタイトルで「子供宇宙ステーション」と言っているのに現場が遊園地にしか見えない点や、ジュラル星人の「よくも我々の計画を邪魔するつもりだな!」との日本語に不自由なセリフ、戦闘時に延々と回転する研など、細かい突っ込みどころは随所に見受けられて、本作らしい楽しさは感じられる。
また、OPとEDの映像が、ほぼ全てこの第1話からの流用なのもポイント。OPを作る余裕もないほどに低予算だったのだろうか。
・第2話「危機一髪!!」
あまりにもシンプルすぎるサブタイトルだ。しかも「危機」が第1話と被っている。もうちょっと捻る事は出来なかったのだろうか。
本話では「光がないと変装(変身に非ず)できない」と言う研の弱点が紹介されており、初期らしい設定説明回と言える。「光だ」と、マッチの火を見つめる研の表情が怪しくて笑える。
それにしても、チャージマン研の正体が全くひみつになっていない上、第2話ですでに自宅が敵にばれてしまってそのまま放置しているのはすごい。全65話にわたって様々な怪しい人物(ほぼ全てジュラル星人)が研やその家族に近づいてくるのは、ジュラル星人が研の事を知っているからこそだろう。個人情報は大切にしましょう。
・第3話「蝶の大群が舞う」
蝶と戯れるジュラル星人が、いい味を出している。
尺の制約があるとは言え、せっかくジュラル星人が50年前から進めてきた計画が、わずか3分ほどでパーになってしまうのは、ジュラル側に同情したくなってしまう。
ところで、ジュラル星人は少なくとも50年前から地球に来ていたはずだが、研がチャージマンとして戦うようになる前は、ジュラルと地球との戦いはどうなっていたのだろう。50年間地球に潜伏していたのか?
・第4話「謎の美少年」
初期では一番インパクトのあった回。
何と言っても、「美少年」こと星くんのキャラクターが強烈だ。フットボール試合での「エエーイ」「ウェイ!」の奇声、なれなれしく研に変装を迫る怪しさ、正体を現してからの意外な健闘ぶり(大抵のジュラル星人はアルファガン一発で死亡)と、わずか5分弱の出番とは思えないほどに変な方向でキャラが立っている。
それにしても、星くんは研に変装させて、一体どうするつもりだったのか。
ヒーロー物でこのような展開がある時は、敵が何か作戦を立てているのが普通だが、星くんの場合は正体を現してからも小細工や研用の新兵器などを特に持ち出してはいない。人知れず研に倒されたかった自殺志願者だったのだろうか。
<メインスタッフ>
企画:西野清市
原作・キャラクターデザイン:田中英二
構成 脚本:和久田正明、安藤豊弘、玉戸義雄
作画監督:水村十司
美術監督:加藤清
プロデューサー:茂垣弘道
(以上、OPより。資料によっては「原作:鈴川鉄久」「演出:三浦昇」「音楽:宮内國郎」の記載あり。鈴川鉄久は「アストロガンガー」でも原作と記載された資料があるので、両作品に関わった田中英二のペンネームか、もしくはサンライズの「矢立肇」と同様に便宜上の原作者表記のいずれかと思われる)
DVDで何度も観ているので、今回は放映形態だけチェックしておこうかと思っていたのだが、いざ録画したものを観始めると止まらない。いや、止められないと言った方が正確か。1話が5分20秒と短いので、つい続けて観てしまう。
それに、今回はDVDとは違って本放送順で放映されているので、また違った印象がある。最初に観ると第1話が一応第1話らしく見えて、新鮮な感じだ。
せっかくのいい機会なので、今日から本作の全話感想に挑戦してみたい。はたして、どこまで続けられるかはわからないが。
・第1話「危機!! 子供宇宙ステーション」
記念すべき第1話。DVDでの初見時は収録順通りに第5話として観てしまったが、あらためて最初に観ると、冒頭の魔王の演説や、研とジュラル星人が何となく初対面っぽいところは第1話らしく見える。とは言え、細かいところには説明が全くないので、第1話でなくても通じてしまうのも確かなのだが。
初回のせいかネタ的にあまりぶっ飛んだところはないが、サブタイトルで「子供宇宙ステーション」と言っているのに現場が遊園地にしか見えない点や、ジュラル星人の「よくも我々の計画を邪魔するつもりだな!」との日本語に不自由なセリフ、戦闘時に延々と回転する研など、細かい突っ込みどころは随所に見受けられて、本作らしい楽しさは感じられる。
また、OPとEDの映像が、ほぼ全てこの第1話からの流用なのもポイント。OPを作る余裕もないほどに低予算だったのだろうか。
・第2話「危機一髪!!」
あまりにもシンプルすぎるサブタイトルだ。しかも「危機」が第1話と被っている。もうちょっと捻る事は出来なかったのだろうか。
本話では「光がないと変装(変身に非ず)できない」と言う研の弱点が紹介されており、初期らしい設定説明回と言える。「光だ」と、マッチの火を見つめる研の表情が怪しくて笑える。
それにしても、チャージマン研の正体が全くひみつになっていない上、第2話ですでに自宅が敵にばれてしまってそのまま放置しているのはすごい。全65話にわたって様々な怪しい人物(ほぼ全てジュラル星人)が研やその家族に近づいてくるのは、ジュラル星人が研の事を知っているからこそだろう。個人情報は大切にしましょう。
・第3話「蝶の大群が舞う」
蝶と戯れるジュラル星人が、いい味を出している。
尺の制約があるとは言え、せっかくジュラル星人が50年前から進めてきた計画が、わずか3分ほどでパーになってしまうのは、ジュラル側に同情したくなってしまう。
ところで、ジュラル星人は少なくとも50年前から地球に来ていたはずだが、研がチャージマンとして戦うようになる前は、ジュラルと地球との戦いはどうなっていたのだろう。50年間地球に潜伏していたのか?
・第4話「謎の美少年」
初期では一番インパクトのあった回。
何と言っても、「美少年」こと星くんのキャラクターが強烈だ。フットボール試合での「エエーイ」「ウェイ!」の奇声、なれなれしく研に変装を迫る怪しさ、正体を現してからの意外な健闘ぶり(大抵のジュラル星人はアルファガン一発で死亡)と、わずか5分弱の出番とは思えないほどに変な方向でキャラが立っている。
それにしても、星くんは研に変装させて、一体どうするつもりだったのか。
ヒーロー物でこのような展開がある時は、敵が何か作戦を立てているのが普通だが、星くんの場合は正体を現してからも小細工や研用の新兵器などを特に持ち出してはいない。人知れず研に倒されたかった自殺志願者だったのだろうか。
<メインスタッフ>
企画:西野清市
原作・キャラクターデザイン:田中英二
構成 脚本:和久田正明、安藤豊弘、玉戸義雄
作画監督:水村十司
美術監督:加藤清
プロデューサー:茂垣弘道
(以上、OPより。資料によっては「原作:鈴川鉄久」「演出:三浦昇」「音楽:宮内國郎」の記載あり。鈴川鉄久は「アストロガンガー」でも原作と記載された資料があるので、両作品に関わった田中英二のペンネームか、もしくはサンライズの「矢立肇」と同様に便宜上の原作者表記のいずれかと思われる)