はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

奏光のストレイン「STEP 08 グォール空間補給廠」

2006-12-14 22:55:04 | マンガ・アニメ
 残り6話で中途半端だが、せっかく気に入った作品なので、今週分から「奏光のストレイン」の感想を書いてみる。まともにアニメの感想を書くのは昨年末で中断したわさドラ以来だ。


 さて、とりあえずは、お亡くなりになったカリス君のご冥福をお祈りしておこう。
 中盤まで観ていて、誰か犠牲者が出るとしたら間違いなくカリスだろうと思っていた。エミリィを探すといいながら、実質的にセーラとデートをして、あそこまでいい雰囲気になってしまったら、どう考えても本作では死ぬしか道が残されていない。予想通りに、穴から出てきたラルフにやられて爆死した時には、ある種の笑いまで誘われてしまった。
 前半、エミリィを交えての三人は実に幸せそうで、セーラが第1話以来久々に笑顔を見せてくれて嬉しかったが、すぐにまたどん底に突き落とされると読めてしまうだけに、観ていて切なくもあった。第8話終了時点で、セーラはまだカリスの死は知らないが、ロッティに対して素性がばれてしまっただけで、もう十分にどん底だ。この展開も、今回か次回にはあるだろうと思っていたが、やはり来たか。

 今回は、前半幸せ→後半でどん底と、第1話を思い起こさせられる展開だったが、セーラが空間機甲科になじんでしまったままでは話が進まないので、避けては通れなかった道だろう。ただ、一時的とは言えセーラに笑顔が戻ったのは、せめてもの救いか。かなりの急展開だったが、テンポよく話が進んだので、特に詰め込み過ぎという印象はなかった。
 また、ラルフの口から、何か考えがあって裏切った事が、初めて明らかにされた。そもそも、まともにセーラとラルフが会話したのも、1話以来か。ラルフは敵に洗脳された可能性もあると思っていたが、そうではなかったようだ。話しぶりからして、今までの戦闘でもセーラに危害を加える気はなかったのだろう。そうなると、一体何が目的であんな事をしでかしたのか、余計に気になる。ラルフの行動理由は、本作の出来に大きく関わる部分だろう。

 そういえば、今回はカリスだけでなく、ラヴィニアが途中で引き返してロッティに付いていった時にも、もしかして死ぬのではないかと思ったが、意外にも無事だった。あの行動も、次回以降に関わってくるのか。
 次回予告を観る限り、ロッティはやはり怒りの矛先をセーラに向けるようだが、他の仲間がどんな反応を示すか、非常に気になるところだ。特にラヴィニアは、セーラの素性を知った上でも愛を貫けるのだろうか。万一、セーラに愛が通じてしまったら、その時点でラヴィニアにも完全に死亡フラグが立ってしまうのだろうけど。

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