はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

2005年を振り返る

2005-12-31 23:52:28 | 日記・雑文
 いよいよ今年も終わり。この一年間、本当に色々な事があった。

 趣味関係では、「ドラえもん」にとって、特に激動の一年だったと言えるだろう。アニメは4月にとうとうリニューアルが実行されてスタッフ・キャストが交代、新シリーズ開始。原作では9年ぶりに「てんとう虫コミックス」として新刊「ドラえもん プラス」が刊行(現在4巻まで)。さらに、ぴっかぴかコミックスでは初期の幼年向け未収録作品を集めた「カラー版 ドラえもん」も出た。
 アニメのリニューアルについては賛否両論色々あるだろうが、少なくとも私のような原作寄りのファンにとっては、新刊ラッシュで大変嬉しい状態だった。

 「ドラえもん」以外の藤子関係では、「モッコロくん」初単行本化、「藤子不二雄Aランド」完結などが、今年の大きなニュースと言えるだろう。90年代終わりから21世紀初めの数年間、入手容易な藤子作品の単行本が、かなり限られてしまって寂しい状況が続いていたが、Aランドやぴっかぴかコミックスなどの発刊によって、ここ2,3年でかなり改善されたと思う。来年には「ミス・ドラキュラ」の復刊も予定されており、今後の新刊も楽しみだ。


 また、個人的な事を書かせていただくと、今年はこれまでよりも東京へ行く機会が、かなり多くなった。
 昨年までは、せいぜい夏・冬のコミケと映画ドラえもんのオールナイト程度だったが、今年は他に「芝山努監督感謝祭」「その翌週の某藤子イベント」「Voice in the Live」「特別トークショー『藤子不二雄Aと語る』」など、主に藤子関係のイベントで、何度も東京に行く事となった。
 ここ一年くらいで、イベントに参加出来るチャンスを大切にしたいと考えるようになって、興味が惹かれるものは可能な限り参加するようにしてきた結果だが、どのイベントも私にとっては非常に有意義なものだった。特に、初めての体験だった声優ライブ「Voice in the Live」は、印象が強い。また、ぜひ同じメンバーでおこなって欲しいものだ。

 ともかく、色々なところに出かけたおかげで、貴重な体験や、新しい人との出会いもあり、なかなか充実した一年だった。来年も、また新しい出会いがある事を楽しみにしたい。


 この記事をもって、今年の「はなバルーンblog」更新は終わりとなる。今年一年、おつき合いいただいた皆さんには、あらためて御礼を申し上げます。ありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。
 それでは、良いお年を。

2005年最後の東京旅行

2005-12-31 07:09:45 | 旅行
 昨年と同様に、29・30日は東京へ行って来た。言うまでもなく目当ては冬コミだ。
 学生時代は、主に予算の都合で夏・冬の両方に参加する事はできなかったが、働き始めてようやく冬にも行けるようになった。冬は両日とも参加できるので、気になるサークルはすべて回ることが出来る分、ありがたい。ただし、正月には実家に帰るので、年末年始ほとんど外へ出っぱなしになり、体力的にちょっときつくはあるのだが。

 前置きが長くなったが、今回も色々とあったので、二日分の旅行記を書いておく。



●12月29日(木)

 例によって、ムーンライトながらで到着。11時半頃まで秋葉原で時間を潰して、12時半にビックサイト到着した。
 コミケに参加し始めた頃は、開場前の行列もコミケの一部だと思って、朝6時頃から並んだ時期もあったが、最近は入場規制が解かれるのが早くなったし、そもそも行列して早く入らなければ手に入らないような本で、特に欲しいものがないので、わざわざ並ぶ気にはならない。ここ2,3年、午前中は適当に時間をつぶしている。

 さて、今回はまず企業ブースで、ANIPLEX「おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ」のイベントを見物した。「はれときどきぶた」のナベシン×浦沢義雄コンビの新作とあって、1月新番組の中ではかなり期待しているので、イベントも楽しみにしていたが、少々会場への到着が遅かったため、すでにかなりの人だかりが出来ており、肝心のトークはほとんど聞くことが出来なかった。
 しかし、最後に演奏された主題歌はなかなかノリのいい曲だったので、面白いミュージカルアニメが期待できそうだ。なお、当然ながら監督のナベシンご本人も登場していた。そもそも、監督自身サークル参加でコミケに来ているのだから、出演して当たり前なのだが。

 イベント終了後は企業ブースを一通り回って、タダで貰えるグッズやチラシ類を回収した。14時からの「銀盤カレイドスコープ」イベントも気になったのだが、時間に余裕がなかったし、ますます会場の混雑がひどくなっていたので、西2へと向かった。

 西2では、まず「ネオ・ユートピア」へ行って挨拶し、会誌最新41号を貰った。今回は、アニメドラレビューなど、私の文章が結構載っており、あらためて印刷物として見ると結構恥ずかしい。A先生特集の別冊「藤子不二雄A ALLWORKS」は売れ行き良好で、既に第2刷となっていた。それを見せていただいたところ、初版で気になっていたミスが直っていたので、一安心した。
 その後は、チェック予定のサークルを一通り廻って、新刊を購入。そして東へ移動して、こちらも一通り巡回した。


 16時、冬コミ一日目終了。その後は「らくがきじゅう」で告知していた小オフ会参加の方々と合流して、上野へと向かった。今回の参加者はケデラッタさん、あるばたいんさん、Annabel Leeさん、Hさん(一応イニシャルにしておきます)、それに私の5名。年末の忙しい時期にしては集まった方だろう。初対面の方はいなかったが、あるばたいんさんとお会いするのは久しぶりだった。

 まずは、2時間ほど飲み屋に入って藤子話。普段も掲示板やメールでやりとりはしているが、直接顔を合わせると、ネットでは書けないor書きづらい事も色々と話す事が出来るし、話がどんどんと広がっていく。これは、オフ会ならではの楽しさだろう。それに、内容的にネット上では差し障りのある話題であっても、気にせず話すことが出来る。これも、刺激的だ。
 飲み屋を出てからは、カラオケに移動した。初っ端から「黄色いバカンス」「ルーレット☆ルーレット」「少女Q」と、「ぱにぽにだっしゅ!」OP三連発でスタート。私が入れたわけではないが、ついつい全部歌ってしまった。ともかく、ここで方向性が決まって、今回は主に今年の新曲がメインとなった。憶えている曲を羅列すると、「オトメロディー」「いちごコンプリート」「おしえてほしいぞぉ、師匠」「Love Love! Chuっ Chuっ!」「Dream☆Wing」「SUPER LOVE」など。
 これらの曲を歌ったり聴いたりして思ったが、アニメソングは、まだまだ大丈夫だろう。この前の「ドラえもん」の主題歌の話題で取り上げたようなタイアップ曲が増えているのも事実だが、その一方できちんと作品に合わせた正真正銘の「主題歌」だって、たくさん生まれているのだ。
 なお、一応「らくがきじゅう」のオフ会なので、もちろん藤子系の曲も歌った。曲目は「少年期」「さよならにさよなら」「ポケットの中に」「ゆかいな大脱走」など。「ハグしちゃお」も既に配信されていたが、すっかり忘れていた。

 こんな感じでカラオケも終わって、オフ会は終了。今年一年の締めくくりにふさわしい、楽しい時間だった。参加された皆さん、ありがとうございました。




●12月30日(金)

 前日同様、12時半頃にビックサイト到着。この日は、目当てのサークルの配置がかなり偏っていたので、東・西共に行動範囲はあまり広くなかった。よって、昼過ぎから廻っても、問題なく目当ての本を手に入れる事が出来た。

 なお、会場では藤子ファンの知人二人と遭遇した。昨日のオフ会に参加された方とはまた別で、お一人は、先日のA先生トークショーでご一緒したNさん。この方は、ご自分で本を出されていた。もうお一人は、9月の富山ツアーの時に車でご一緒したNさん(その2)。この方からは、先日大阪で開催された関西藤子ファン懇親会の様子などをお聞きすることが出来た。

 この日は、15時頃に会場を出た。この時すでに、りんかい線の駅は混雑しており、おそらく16時になったらもっと大変な事になっていただろう。駅前には「メイドと一緒に秋葉原直行バス」なとど言うものまで出ていたが、うっかり乗ってしまったら、いい晒し者だ。

 この後、夜までJRの都区内パスを使って、古書店を廻った。既にカバンは同人誌で一杯だったが、せっかく上京しているのだからと思って手当たり次第に本を買ってしまい、本当にカバンがパンパンに膨らんでしまった。今回の機会を逃すとなかなか見つからないと言うほどの本でなくても、つい調子に乗って買ってしまう。困ったものだ。

 そして、帰宅となった。もちろん、ムーンライトながらを利用。今回、行きはすぐに眠る事が出来たのだが、帰りはなかなか寝付けず、うとうととした中途半端な状態で家まで戻ってしまった。当然、ひどい睡眠不足となり、帰宅してから昼過ぎまで寝てしまった。

 そんな訳で、この文章は大まかな下書きだけを12月31日に書き、清書は元旦に実家で行った。気分は正月モードになっているので少々書きにくかったが、こうして2005年最後の東京旅行は終わった。
 思えば、2005年は東京によく出かけた。その件については、2005年を振り返るの記事中でも触れているが、なかなか充実した一年だったと思う。2006年も、新たな出会いに期待したい。