「ドラえもん」新OPテーマ「ハグしちゃお」マキシシングルと、「ドラえもん☆ミニアルバム」を購入。歌詞で直接「ドラえもん」とは言っていない「ハグしちゃお」を、どのような扱いで売り出すかが気になっていたが、ジャケットイラストは雲の上でハグしているドラえもんと夏川りみの絵で、横にのび太たち4人もいる。絵柄から判断して、おそらく渡辺歩の描き下ろしだろう。「ハグしちゃお」は、ちゃんと「「ドラえもん」の主題歌」として売られていたので、安心させられた。
と、ここまで書いて、このような事を心配しなければならない現状はおかしいのではないかと、あらためて思ってしまった。そもそも「主題歌」とは、
なのだから、心配しなくても作品と不可分であって、テレビアニメの主題歌ならば、CDはキャラクターを描いたジャケットで売り出すのが当然のはずだ。
それなのに、「ハグしちゃお」も、先日発表された映画の主題歌についても、発表された時はまっさきに「ちゃんと「ドラえもん」らしい曲になるのだろうか」と心配してしまった。私の思考回路も、いわゆる主題歌タイアップ路線に毒されてしまっているようだ。
アニメにおける主題歌タイアップは「ドラえもん」に限らず多くの作品で行われており、「ブラック・ジャック」のように、監督自身がはっきり「タイアップ」と言いきっている作品もある。このタイアップ自体について言いたいことは色々とあるが、ここでは「ドラえもん」に焦点を絞って話を進めたい。
「ドラえもん」におけるタイアップ曲の歴史を振り返ってみると、映画では「のび太の南海大冒険」のED「ホットミルク」が最初だと考えられる。武田鉄矢の作詞降板後一作目となった「のび太のねじ巻き都市冒険記」のED「Love is you」からタイアップにカウントする人もいるようだが、この曲は当初CD化の予定が無く、純粋に映画「ドラえもん」のために作られた歌だったので、私個人は「ホットミルク」からと判断している。
その後の主題歌も、武田鉄矢作詞時代とは違って、特に歌詞が内容とリンクすることもなく、明らかなタイアップ曲が続いた。例外は「のび太の太陽王伝説」の「この星のどこかで」くらいだろうか。この映画は、本当に「どの時代のどこの話なんだ」と突っ込みたくなるような作品だったので、題からして完全に「主題歌」と言える。
なお、武田鉄矢の作詞であっても、「のび太とブリキの迷宮」の「何かいい事きっとある」は、詞が映画とが全然リンクしておらず、初めて聴いた時は、てっきり作詞者が変わったかと思ってしまったものだ。正直なところ、主題歌としては外していると思う。決して、武田鉄矢なら何でもいいと思っているわけではないのだ。
また、1996年以前の映画では「のび太の魔界大冒険」の「風のマジカル」のみ武田鉄矢の作詞ではなく、当時アイドルだった小泉今日子が歌っていることからタイアップ曲と感じられがちだが、歌詞には作品のテーマである「魔法=マジカル」が入っており、さらに映画と同時に行われた「ドラえもんグリーンキャンペーン」を意識した部分もあり、立派な主題歌だと思う。映画を通して観れば、その事がよく分かると思うのだが、現在出ているビデオ・DVDでは曲が差し替えられており、映画館で再映の機会がない限りオリジナル版を観ることができない。これは、非常に残念だ。
さて、まだまだこの話は続くのだが、思っていたよりも長くなりそうなので、今日はここまでにしておく。続きは、明日をご覧いただきたい。
と、ここまで書いて、このような事を心配しなければならない現状はおかしいのではないかと、あらためて思ってしまった。そもそも「主題歌」とは、
映画や劇の中で歌われる、主題と関係の深い歌、あるいは主題を表現する歌。テーマ-ソング。
(三省堂提供「大辞林 第二版」より)
なのだから、心配しなくても作品と不可分であって、テレビアニメの主題歌ならば、CDはキャラクターを描いたジャケットで売り出すのが当然のはずだ。
それなのに、「ハグしちゃお」も、先日発表された映画の主題歌についても、発表された時はまっさきに「ちゃんと「ドラえもん」らしい曲になるのだろうか」と心配してしまった。私の思考回路も、いわゆる主題歌タイアップ路線に毒されてしまっているようだ。
アニメにおける主題歌タイアップは「ドラえもん」に限らず多くの作品で行われており、「ブラック・ジャック」のように、監督自身がはっきり「タイアップ」と言いきっている作品もある。このタイアップ自体について言いたいことは色々とあるが、ここでは「ドラえもん」に焦点を絞って話を進めたい。
「ドラえもん」におけるタイアップ曲の歴史を振り返ってみると、映画では「のび太の南海大冒険」のED「ホットミルク」が最初だと考えられる。武田鉄矢の作詞降板後一作目となった「のび太のねじ巻き都市冒険記」のED「Love is you」からタイアップにカウントする人もいるようだが、この曲は当初CD化の予定が無く、純粋に映画「ドラえもん」のために作られた歌だったので、私個人は「ホットミルク」からと判断している。
その後の主題歌も、武田鉄矢作詞時代とは違って、特に歌詞が内容とリンクすることもなく、明らかなタイアップ曲が続いた。例外は「のび太の太陽王伝説」の「この星のどこかで」くらいだろうか。この映画は、本当に「どの時代のどこの話なんだ」と突っ込みたくなるような作品だったので、題からして完全に「主題歌」と言える。
なお、武田鉄矢の作詞であっても、「のび太とブリキの迷宮」の「何かいい事きっとある」は、詞が映画とが全然リンクしておらず、初めて聴いた時は、てっきり作詞者が変わったかと思ってしまったものだ。正直なところ、主題歌としては外していると思う。決して、武田鉄矢なら何でもいいと思っているわけではないのだ。
また、1996年以前の映画では「のび太の魔界大冒険」の「風のマジカル」のみ武田鉄矢の作詞ではなく、当時アイドルだった小泉今日子が歌っていることからタイアップ曲と感じられがちだが、歌詞には作品のテーマである「魔法=マジカル」が入っており、さらに映画と同時に行われた「ドラえもんグリーンキャンペーン」を意識した部分もあり、立派な主題歌だと思う。映画を通して観れば、その事がよく分かると思うのだが、現在出ているビデオ・DVDでは曲が差し替えられており、映画館で再映の機会がない限りオリジナル版を観ることができない。これは、非常に残念だ。
さて、まだまだこの話は続くのだが、思っていたよりも長くなりそうなので、今日はここまでにしておく。続きは、明日をご覧いただきたい。
私は、「ドラえもん」における主題歌タイアップ路線について思うところを書いたのですが、
>あなたはドラえもんが嫌いなんですか??
これは、どのあたりを読んで感じられたのでしょう。批判的な内容は、「ああ いいな!」についての部分と、歌手のゲスト出演くらいですが、それが「ドラえもんが嫌い」に結びつくとも思えません。むしろ「ドラえもん」が好きだからこそ、安易なタイアップは好ましくないのではないか、と書いたつもりです。
どうして、「嫌い」と感じられたのか、大変気になりますので、ぜひ教えてください。
>何よりスキマスイッチのコトを悪く言われてるみたいで嫌です。
スキマスイッチについては、「ゲスト出演を検討している」という部分でしか触れていませんので、悪く言いようがありませんし、そもそも21日の記事で書いたように、私はスキマスイッチについては全く知らないので、肯定も批判もできません。
ただ、もし、スキマスイッチがプロの声優と遜色のないレベルの演技が出来るのだとしたら、それは私の認識不足であり、今回の記事で取り上げた「歌手のゲスト出演」とは一線を画しますので、訂正させていただきます。この点は、どうでしょうか。
>批判だけしたいなら、わざわざブログにする必要ありますか?迂闊にそのような考えを表明するのはどうかと思います。
当ブログの記事を私の主観で書いている事は間違いありませんが、あなたのコメントにもまた、かなり偏った思いこみで書かれているようにお見受けしました。
今回は、確かに批判的な内容がメインですが、本当に全部読んでいただけたのならば、最後は今後への要望で締めくくっている事はおわかり頂けるはずです。
記事の中心が何であるか、落ち着いてお読みいただきたいと思います。