はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

今週のアニメ雑感

2005-11-20 12:11:03 | マンガ・アニメ
・「ブラック・ジャック」

 「ちぢむ!」以降、「ピノコ誕生」「笑い上戸の同級生」「雪原のヴァイオリン」と、結構いい出来の話が続いていたが、今週の「人面瘡の本音」は、ひどかった。原作で死ぬキャラクターが、アニメではブラック・ジャックによって助けられるパターンは今までにも何度もあったが、今回は更に、人面瘡が出ている状態で裁判を受けて「終身刑」となる超展開。
 むくれ顔のままで真面目に裁判を受けている場面はギャグにしか見えなかったし、そもそも日本では「無期懲役」はあっても「終身刑」は無いはずなのだが、どこの国の話だろう。患者が殺人嗜好症から殺し屋に設定変更されていた時点で嫌な予感はしたが、ここまでひどいアレンジになるとは思わなかった。

 こうなると、今後放映予定されている話も、どういじられてしまうのか再び不安になってきた。明日放送の「引き裂かれた兄弟」(原作「おとうと」)は元々ハッピーエンドだからそれほど変な事にはならないだろうが、12月5日予定の「一瞬の目撃者」は、原作ではブラック・ジャックの腕でも眼球移植は不可能だと言う話の根幹を成す部分が変更されそうで、今から心配だ。



・「地獄少女」

 最近、ようやくこのアニメの楽しみ方が分かってきた。第1話の時点ではシリアスな復讐話とばかり思っていたが、まるっきり逆で、ギャグアニメとして楽しむべき作品だろう。第6話・第7話を観て、それがよく分かった。
 実は、第3話まで観たところで、あまりに話がワンパターンなので、4話以降は録画したまま放置していた。しかし、ネット上で「第6話はすごい」「東京MXテレビは放映中止か?」などの評判を聞いて、4・5話を飛ばして6話を観たところ、あまりの話の重さと無理矢理さに、かえって笑いを誘われてしまい、そこでようやく、これはネタをネタとして楽しむギャグアニメなのだと理解できた。
 続いて、今週放映された7話は、あいの聞き込み調査や被害者→加害者への転換など、これまでのワンパターンにひねりを加えており、先の読めない展開で楽しめた。いずれにしても、うらみをはらす場面は、もはやギャグにしか見えないが。
 この調子ならば、今後もネタアニメとして楽しめそうだ。それにしても、全20話と言うのは1.5クールで中途半端だが、来年2月で放映終了なのだろうか。年末年始に特番で休止があるのならば、3月までずれ込むかも知れないが。



・「光と水のダフネ」

 AT-Xで最終話を放映。その最終話を観て気が付いたのだが、番組終了時の提供バック絵が、CBC本放送版と異なる。CBCではラストシーンのマイアの絵だったが、今回は水樹一家の集合写真になっている。別にどっちの絵でもいいのだが、どんな事情があるのか、ちょっと気になった。「ニニンがシノブ伝」の第1話OPのように、CBCと、関東U局やMBSで異なる放映素材が存在するのだろうか。いずれにしても本編の使い回しだから、シノブ伝のようにスケジュール的に間に合わなかったと言う理由ではないだろうが。



・「ゲゲゲの鬼太郎」

 DVDの公式サイトが18日にオープンした。
 DVDの仕様が明らかにされているが、個人的には「テレビ放映以外の激レア映像」「鬼太郎ワールド完全網羅ブックレット」の内容が気になる。また、東映アニメーションのサイトによると、東映アニメSHOPでしか付かない特典もあるそうだ。この東映アニメSHOP限定特典が大した物でなければ、スルーして25%引きのネット通販で買うので、内容を早く知りたいものだ。何しろ、25%引きなら税込みで2万円近くも値段が違ってくる。

 それにしても、「地獄編」が一部地域で放送されていない点が強調されているが、実際には未放映地域はどのくらいあるのだろう。当時、フジテレビ月曜19時台はローカル枠だったため、東海テレビでも本編最終話「鬼太郎ファミリーは永遠に」で一旦放映終了したが、新聞テレビ欄では(終)マークは付けられておらず、地獄編は夕方の再放送枠で本編最終話に続ける形で放映された。その後も鬼太郎第3作は何度も再放送されて、そのたびに地獄編は再放送されているはずだ。最低でも3回は観た記憶がある。
 おそらく、本放送で同時ネットしなかった他の地域でも、「地獄編」は同じパターンで放映されているのではないだろうか。そう考えると「地獄編」未放映地域は、これまで一度も鬼太郎第3作を再放送していない所に限られる事になる。第3作の人気・知名度を考えると、そんな地域はあまり多くないと思う。もし「自分は地上派で地獄編を観た事がない」と言う方がおられたら、ぜひ教えていただきたい。